(C)Two-Way/小学校/総合/高学年/震災復興
TOSS静岡/杉山裕之
中越地震からの復興への活動を通して、子供たちに中越の人々が自分たちの手で復興を目指していることを知らせ、自分たちが出来るボランティアは何かということについて改めて考える授業となります。
※この授業はパワーポイント2002を使って映像を投影して行います。パワーポイントの画像資料を必要な方は,個人メールで右記まで御連絡ください。→メールはこちら
1 笑顔あふれるポスター
画像 ポスター提示
説明@ 昨年11月新潟のある小学校の子供たちが作ったポスターです。
発問1 どんな感じがしますか
明るい感じがします。
元気そうな感じがします。 と、いう声が多い。
説明A その小学校の付近、一ヶ月前の風景です。
*中越地震での「田麦山」付近の被害を提示する。
説明B 田麦山小学校の職員室も図書室もこの状態となりました。
その中で1ヶ月後に描いた子供たちのポスターです。
2 引き続く被害
説明@ 「被害は続きます」
*1月26日小千谷市篠田館、雪害屋根崩落により2名死者を出す。
説明A 篠田館は、震災後、復旧工事の関係者や周辺地域の方々に客室や浴室を提供していました。
発問2 屋根に降り積もる雪の重さは一体、どのくらいでしょうか?
指示(図示)5b、10b(100u)に1bの積雪があったと仮定して考えます。
(予想をノートに書かせる。3名指名して聞いて、対応する)
説明B 1立法bにつきおよそ(雪質で違う)300sの雪が屋根にかかると考えられる。
300×5×10×2=30000s
車なら(一台1000s=1トンとして)30台分
小学生(30sと考えると)1000人分 であることを説明する。
3 新潟の復興に対する思いを知る
提示 「もぉ〜舞ちゃう」
説明@ 長岡で昨年暮れから聞かれ始めた言葉です。
指示 (指名して)読んでみましょう
・「もうまいっちゃう」(大抵はこう読むだろう)
・「もうまっちゃう」(この可能性もある)
発問3 一体なんのことでしょう。
(「雪の被害で大変なんだろう」といった予想が出されるだろう)
提示 画像で示す(調理風景、売られている実物画像)
説明Aただの牛肉弁当ではありません。
新潟のコシヒカリ、山古志村牛肉、六日町のマイタケなど被災地の食材に拘った震災復興駅弁なのです。
説明Bこの「もぉ〜舞ちゃう」1月〜2月の物産展、駅弁フェアなどで注目されましたが、時が経つにつれて残念ながら話題に上らなく
なっています。
説明C新潟、中越全体の経済を元気にさせないと本当の意味での復興はないのです。
4 風化させない「復興」への道(一つのモデル)
説明@こうした中、小千谷青年会議所では、商品(シールの貼ってある商品提示)にシールを貼ってもらって「中越復興」を呼びかける
作戦です。1枚のシールが1円の募金になります。
名付けて「立ち上がれ!中越 復興プロジェクト」
説明A小千谷青年会議所理事長の宮崎さんは、資金も勿論ない中で、JCメンバーと相談した結果、100万枚のシールを作ってしま
いました。
発問4 100万枚のシールは全部売れたでしょうか、売れなかったでしょうか?
(挙手で確かめる)
提示 静岡新聞に紹介された記事
説明B1月末で250万枚、3月24日で392万枚、現在(2005年8月)は700万枚近くになる。
説明C「シールで広がる支援の輪」(8月4日現在協賛事業所300箇所以上、協賛者の数は700人程、
ガンバってますシール購入者1200人以上、応援してますシール1500人以上)
説明Dこの義援金で「峠」(司馬遼太郎)戊辰戦争講話会談成立の「会見の間」慈眼寺復興がまず行われている。
(修復中7月の山門の画像も提示)
発問5 シールを使った募金活動は普通の義捐金集めとどこが違うのでしょうか?
作業指示 考えられる違いをできるだけたくさんノートに箇条書きに書いてごらんなさい(数名に発表させる)
説明@この復興キャンペーンのよさを「4つばのクローバー」とJCでは表わしています。
シール販売目標は震災から1年後の今年10月23日までで1億枚。
説明Aこれから売り出されるシールを使った商品の紹介(画像提示)をする。
志の高さを説明する。
5 「田麦山小学校の笑顔」と風化させないことと合わせて問う
発問6 風化…心に刻まれたことが弱くなって行くこと
「このような笑顔が本当に生まれるために、中越地震を風化させないために、私たちにできることは一体なんでしょう。」
*上記発問をして、オープンエンドではあるが、授業を終える。
主な参考資料
新潟日日新聞
インターネットより(新潟、中越地震関連記事)
駅弁、中越元気村、NPO法人等、
立ち上がれ!中越(復興キャンペーン)HP http://www.niigatachuetsu.com/