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『それ ほんとう?』
−伊藤経子氏の実践を追試する−

TOSS静岡/杉山裕之

音読の授業、創作の授業にもってこい、リズムとテンポのよい授業は子供に好評です。 



「国語教育」(1984年8月号)の伊藤経子氏の実践の追試をする。
  
   1
 『それ ほんとう?』(松岡享子作、福音館書店)の中のお話しの「あ」から「か」までを印刷して、子どもに渡す。
 『それ ほんとう?』は、ことばの世界が広がる楽しい本である。
 一部を示す。


  あめりかうまれの
  ありのありすさんが
  あるあきの
  あかるいあめのあさ
  あたらしい
  あかいあまがさをさし
  ありあわせの
  あおいあまぐつをはき
  あつぼったい
  あめいろのあまがっぱをきて
  あるところを
  あるいていたら
  あいにく
  あしもとに
  あながあいていた。
         以下省略


 教師が調子よく読み始めると、子ども達から思わず笑い声かもれてくる。
 今度は、子どもに読ませる。
  

 全員起立。読みおわったらすわりなさい。 

 子ども達に、感想を問う。

 「あ、ばっかり」「よくこんなに『あ』ばかりで文が作れる」「楽しい」「おもしろい」との事であった。

 「『あ』のお話しの中に、いくつ『あ』のつく言葉があるか数えてごらん。と指示する。 

 55こも「あ」のつく言葉があるのに、子ども達はびつくり。

 もう1度、読ませる。

 「い」「う」「え」「お」「か」も範読の後、子どもに読ませる。


  もう指示をしなくても、読み終わってすわると、数を数え始めている。

  読みの途中で、あちこちから笑い声か聞こえてくる。―――「それほんとう?」「うん、それほんとう!」

 この実践は、教育技術法則化シリーズに所収されたものをweb化したものである。
  

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