ブ ル 

◆たかが車、されど車。
ブルはブルでもブルドックではありません。私にとって3台目マイカーであったブルーバードのことです。
ブルは、1989年12月30日に納車されて以来2000年12月22日まで11年間乗り続け、その間走った距離が238,588km
買ってから2年半は通勤でも片道7〜8kmしか走っていなかったのでそれほど距離は延びませんでしたが、引っ越して片道40km走るようになってから月2000〜2500kmペースになりました。
よくここまで走ったもんだと思いますが、これだけ年数が経ってこれだけ走ってもマフラーはオリジナルのまま。
バッテリーも2回しか交換しておらず、あまりお金のかからない孝行車でした。^_^
今の車ではあたり前のように付いているエアバック,ABS,サイドドアビーム等は一切ありませが、無事故で乗り越えました。

◆ブルのグレードは、U12型ブルーバード4HT SSS ATTESA-X(ブルーバード最初の4WD車であり、最後の4ドアピラーレスハードトップ車)。どノーマル車でした。
子供の頃、510型ブルーバードに憧れ、初めて買った車が910型ブルーバード2HT TURBO SSS-S(ブルーバード最初のダーボ車であり、最後のFR,2ドアハードトップ車)。
2台目が、パルサーFULL AUTO FULL TIME 4WD MILANO X1-E(日本初フルオートフルタイム4WD車)で、3台目がこのブルーバード。
U12型は1987年に発売されましたが、当時は1800cc車しかなく、1989年確か10月にマイナーチェンジを受け、2000cc車が出てきました。
その年のモーターショーで初めてマイナーチェンジ後のブルを見て、即これを買おうと決めました。
イメージ的に、スキーの板を積んで雪道をさっそうと走る姿が似合う4WDスポーティセダンが欲しかったのでピッタリでした。(他にはアウディクワトロとかあったけど・・・手が出ない。^_^;)
因みに、ブルのSSS(スリーエス)とは、Super Sports Sedan の頭文字を並べたもの。

◆エンジンは、SR20DE型で4バブルDOHCのNAエンジンです。
最高出力140PS/6400rpm,最大トルク18.2kgm/4800rpmで、レッドゾーンは7500rpmという高回転型。
使用燃料は無鉛レギュラーガソリンなのでガソリン代が安くて済み、燃費は普段で8〜9km/lといったところでした。
また、このエンジンのタイミングベルトは他のエンジンと違ってベルトではなくチェーンなので、ベルトだと通常10万kmで交換と言われているところ、交換しなくて済みました。(半永久的かな?)
ただその代わり、エンジン音は新車当時から大きめでした。
通勤で毎日海抜900mの山越えをするため頻繁に5000〜6000回転も回しますが、適当に回した方がかえって調子がいいのかもしれません。
因みに、エンジンオイルは約3300km毎に交換していました。
SR型エンジンは日産の1800/2000ccクラスの主流エンジンですが、初めてこの型のエンジンが搭載された車がこのブルです。
出来立てのホヤホヤエンジンだったので、初期不良等ちょっと心配しましたが、いいエンジンに当たったようです。^_^

◆駆動方式は、センターデフ&ビスカスカップリング式4WD。通称アテーサと日産では呼んでいます。
最初の910ブルがFR方式で、スキー場に行く雪道で結構苦労したので、次は絶対4WDと思っていました。
最初の910ブルは6年弱乗って、丁度パルサーにフルオートフルタイム4WD車が出たので(U12型ブルはまだなかった)早速乗り換え、雪道も難なく走る快感を覚えたものです。(FR車とFF車でもかなり雪道では差がありますが、4WD車は更に天と地くらい差があります。)
そして、本命のU12型ブルにして大満足しております。
4WDは何も雪道が簡単に走れるというだけでなく、雨風の高速道路や山道も安定して走ることができ非常にいい安全車です。
現在の車でこのクラスの4WD車を選んだ結果が、レガシィB4 RSKなのです。
今後車を何回乗り換えていっても、4WD車にすることは間違いないです。(たとえ、雪道を走らなくても)

◆U12型ブルのエクステリアデザインも、フロント,サイド,リア共すべて気にいっております。
どうも510,910,U12型と共通したデザインコンセプトがあるような気がします。
10年以上経った今でも色褪せないデザインだと自分では勝手に思っているのですが。(そういえば、1990年前後の日産車は皆いいデザインしていたのに、今は・・・)
ボディーの方は、さすがに10年以上も経つと細かいところに錆がでて、少々のでこぼこ道でもガタガタ,きしみ音がでました。
ブルの唯一の欠点だったのがピラーレスハードトップ、おまけにトランクスルー(利用した事がない)でボディー剛性が弱いという事でしょうか。
ピラーレスというのは、デメリットはあってもメリットとはほとんど考えられません。
1?0km/hで高速を走るだけで、サイドガラスがバタつきます。
デザイン上そうしなければならなかったという事もあるまいし、当時の流行に流された?。

◆大きな故障等はありませんでしたが、唯一、1999年4月23日(金)の会社の帰り。
夜20時をまわっていたでしょうか。会社から出るとき雨が降っていて、ワイパーを動かしたらいつもより動きがとろい。
10分くらい走ったとこで、バッテリーチャージの警告灯が点いた。やばい!
とにかく行けるところまで行こうと走り続け、自宅に向かいました。
自宅までは40km。でも山を越えれば後は下りで何とかなるだろうと楽観的でしたが。^_^;
何とか自宅付近まで来て、最後の交差点で信号待ちをしている時、エンジンがプスプスし出し、ワイパーも止めてエンジンをブンブン噴かして、まだ何とか大丈夫。
最後の登り坂にさしかかってライトが急に暗くなってエンジンも一瞬止まりそうになり、ライトも消して辛うじて動いてる状態。
そして自宅のカーポートに前から突っ込んだ途端、エンジンがピタッと止まりました。
まさに神憑り。何と運の強いことでしょう。
翌日は当然修理工場へ入院。原因はダイナモがいかれたせいですが、故障というよりは寿命だったかな。(すでに19万km以上走っていたから)

◆以下のようなブルキチのホームページもあります。
 ・We are looking for the BlueBird

◆ブル点検修理・部品交換履歴(タイヤ,エンジンオイル,オイルエレメント,電球等は除く)
年月日 走行距離 修理/部品交換内容 コメント
1990.05.12 ?,???km フラッシャーレンズ交換(右側1個) なぜか割れていた
1991.12.14 29,254km   12ヶ月点検
1992.12.02 45,610km A/Tオイル交換
ブレーキフルード交換
エアーエレメント交換
車検
1993.12.25 68,695km F.R/ディスクブレーキパッド
ファン・クーラーベルト
12ヶ月点検
1994.12.17 90,289km A/Tフルード
ファンベルト
エアーエレメント
ブレーキフルード
パワステベルト
スパークプラグ
車検
1995.12.02 113,852km   12ヶ月点検
1996.12.21 139,000km A/Tフルード
R/ディスクブレーキパッド
ファンベルト
パワステベルト
ブレーキフルード
燃料フィルタ
車検
1997.04.28 147,213km シフトコントロールユニット ATシフトレバーがボタン押下しても動かなくなった
1997.11.09   ドライブシャフトブーツ(左右)  
1997.12.20 162,924km ロッカカバーガスケット
ラジエターホース
F/ディスクブレーキパッド
12ヶ月点検
1998.10.27   ODスイッチ ATシフトレバーのODスイッチが壊れた
1998.12.12 185,590km A/Tフルード
燃料フィルタ
エアーエレメント
ブレーキフルード
車検
1998.12.31 186,???km バッテリー ついに初めて交換した(よく保ったもんだ)
1999.04.24 19?,???km ダイナモ 帰宅途中何度も止まりそうになった(^_^;)
1999.07.13 19?,???km ファンモータ(1個) モータの異音が大きくなった
1999.11.02 209,???km F/ディスクブレーキパッド 減りすぎてローターまで傷つけてしまった
1999.12.17 212,495km マフラー溶接 12ヶ月点検
2000.04.14 220,???km バッテリー 2回目の交換(特売していたので早めに交換)
2000.07.22 227,???km 運転席側パワーウィンドウスイッチ 突然パワーウィンドウが利かなくなった
2000.12.22 238,588km レガシィB4にバトンタッチ ブルよ、長い間ありがとう!(^_^)/~~