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バカボン@シェフの名著セレクト
「これを読むのだ!」
最終更新日:2001/04/24
只今のブックリスト
このページでは、聖書からエロ本まで幅広い読書レンジを持つバカボン@シェフが、その莫大な読書歴の中から独断と偏見でオススメ本を皆様にご紹介するものである。
皆様からのご推薦もお待ちしております。
| 本のタイトル |
著者 |
ジャンル |
ひとこと |
| 初等ヤクザの犯罪学教室 |
浅田次郎 |
雑学、エッセイ |
これぞ隠れた名著 |
| あの映画にもなった『鉄道員』を書いた直木賞作家浅田次郎である。このお方、物書きやる前はヤバイことやってらした時代があり、その経験を生かして犯罪のノウハウを講義したのが本書である。そのホンモノの迫力はその辺のクライムノベルそこのけだ。殺人術入門から相棒選びの基準まで非常に実践的に解説されており、これから犯罪に手を染めようとしている方、また犯罪に巻き込まれないように勉強しようとしている方、双方に重宝されること間違いなしだ。これぞまさに名著! |
| 本のタイトル |
著者 |
ジャンル |
ひとこと |
| 火車 |
宮部みゆき |
サスペンス |
一気読み+感動 |
| 名前を変えて果てしなく逃げ続けるひとりの女性を、執念の捜査で追い詰める刑事達。息を飲む感動のクライマックス。真の主人公である犯人の女性がラストシーンまで登場しないという大胆な構成で、このジャンルでは非常に評価の高い本作である。カード破産という、当時まだ耳慣れないテーマを扱っている。山本周五郎賞受賞作。サスペンスミステリーの名著である。 |
| 本のタイトル |
著者 |
ジャンル |
ひとこと |
| 人格改造マニュアル |
鶴見済 |
雑学、マニュアル本 |
お悩み解消 |
| ひと昔前、かなり話題になった『完全自殺マニュアル』の著者が書いた、クスリ、洗脳、サイコセラピー、などいかに脳をいじくるかについて詳細に解説した本である。『完全自殺〜』も名著の誉れ高いが、本作はさらにひとつ上を行くハイテンションで一気に読ませる力を持つ。特にドラッグについてはこれほど詳しく実践的な解説書が他にあるだろうか。各項目末には精神病院リストまでついている。これを読むと、「自分の脳なんていつでもコントロールできるし、その方法も知ってる」という安心感を得られる。悩み事を持つ方に特にオススメ。人格が一過性のものであることに納得して頂けるだろう。名著である。 |
| 本のタイトル |
著者 |
ジャンル |
ひとこと |
| 私が殺した少女 |
原 ォ |
ハードボイルド |
素晴らしい |
| 前作で鮮烈なデビューをした著者の大ブレイク作で、探偵・沢崎シリーズ第二弾。ムダのない、それでいて書き込まれた筆致、タイトな構成、読者をグイグイ引き付けるストーリー展開、まさに傑作の名に相応しい内容だ。ジャンルは一応ハードボイルドと一般にいわれているためそう表記したが、推理小説的要素もふんだんに含んでおり誰にでも楽しめる。原 ォの作品はどれも一級品だが、特に評価の高い直木賞受賞作である本作をまず選んだ。これぞ名著。 |
| 本のタイトル |
著者 |
ジャンル |
ひとこと |
| 薔薇の名前 |
ウンベルト・エーコ |
本格ミステリー |
風格、内容、ともに極上 |
| 中世イタリアの修道院を舞台に、不審死事件の謎に老修道士が挑む巨編、まさに本格。傑作ミステリーランキングの海外編では必ず取り上げられる。難解な宗教談義が多いが、ずっしりと重い上下巻で本格ミステリーをたっぷり味わえる。翻訳ものの初心者や読書好きではない人には強くおすすめしないが、読書好きにはたまらない重量級上下二冊。 |
| 本のタイトル |
著者 |
ジャンル |
ひとこと |
| 魍魎の匣 |
京極夏彦 |
「新」本格ミステリー |
驚愕 |
| 少女が列車に轢かれる事件をきっかけに、様々な事件が絡まりあう複雑怪奇の様相を呈してくる。全編に漂うオカルティックな幻想的雰囲気。そして訪れる驚愕のクライマックス。京極夏彦の実力を世に知らしめた本作は、知的好奇心をも存分に満たしてくれるアカデミックで重厚な内容だ。それでいて本格ミステリーの芯は捉えている。京極夏彦の著書はどれもオススメだが、まずは最も評価の高いデビュー二作目の本書を。 |
| 本のタイトル |
著者 |
ジャンル |
ひとこと |
| ドサ健ばくち地獄 |
阿佐田哲也 |
ギャンブル小説 |
ギャンブラーのバイブル |
| かの『麻雀放浪記』で有名な阿佐田哲也であるが、あえてこちらを推す。「朝だ、徹夜だ」をもじったペンネームのエピソードが有名な著者は、亡くなる前日まで病院のベッドの上で競輪の予想をしていたというほどのギャンブルの神様であった。本作に漂う熱気は、ギャンブルで味わえるゾクゾク感にも似る。ハマリ込むとヤバイ、要注意。 |
| 本のタイトル |
著者 |
ジャンル |
ひとこと |
| 恨ミシュラン |
西原理恵子/神足裕司 |
グルメガイド |
抱腹絶倒 |
| フツーのグルメガイドには必ず登場する名だたる名店に、グルメ素人の著者二人が実際に出向き、本当においしいかどうかを確かめるという企画本。初期のサブタイトル「二度と行かないあの店この店」の通り、毒吐きまくり、塩撒かれまくりの内容だ。第三弾まで出ている本作はためになる上、非常に楽しめる。実は著者の西原にはなかなかどうして名著が多い。 |
| 本のタイトル |
著者 |
ジャンル |
ひとこと |
| 羊たちの沈黙 |
トマス・ハリス |
サイコ・スリラー |
海外ミステリの金字塔 |
| 後に映画も公開され大ヒットしたが、原作もすばらしい。この作品の後、サイコ・スリラーというジャンルが巷に溢れたのは周知の通り。<人喰いハンニバル>ことレクター博士が7年前の『レッド・ドラゴン』以上に大活躍。著者のハリスは、メチャメチャ寡作で最新作『ハンニバル』でやっと4作目。なのに映画化権収入と印税でものすげえ億万長者。割と原作に忠実に和訳された作品で一気読みの快感が得られるのは珍しい。まさに金字塔。 |
| 本のタイトル |
著者 |
ジャンル |
ひとこと |
| 少年時代 |
ロバート・マキャモン |
純文学に近いミステリ |
不朽の名作 |
| アメリカの田舎町に住む少年の目を通して描かれる様々なエピソード。殺人事件の目撃、河に棲む怪物、など重量級上下二巻を通して読者を飽きさせない。ノスタルジックな雰囲気と郷愁が全編に漂う。割と新しい本なのだが、すでに名作の呼び声も高い。 |
| 本のタイトル |
著者 |
ジャンル |
ひとこと |
| もの食う人々 |
辺見庸 |
ルポルタージュ |
食いしん坊バンザイ |
| 「食う」をキーワードに著者が世界の様々な場所を訪れ、そこで暮らす人々を「食う」という観点から描くルポルタージュ。バングラデッシュの残飯からドイツの囚人食まで網羅する。後半ちょっと内容が重くなるが、悪食で知られるクライマー諸氏にもおすすめ。猿岩石っぽいところがないでもないが、そのバイタリティで名著入りとしよう。 |