@体脂肪とは、
人間の体は、水分、内臓骨、筋肉などの除脂肪と体脂肪で構成されています。
体脂肪は、エネルギーを蓄積する、体温を一定に保つ、内臓を保護するなどの役割
を担っているので、ある程度は必要です。
少なすぎると疾病に対する抵抗力が落ちたり、脱毛症状が見られたり、女性の場合は、
月経がなくなったりします。しかし、この体脂肪が過剰に蓄積した状態を肥満といいます。
A体脂肪測定法
a.水中体重法
現在の体脂肪の基準になっている方法です。空気中と水中での体重を測定し、
その差から比重をもとめます。この比重から脂肪量を測定します。しかし、
水中に潜るため実用性に欠けます。
b.キャリパー法
キャリパーと呼ばれる専用の器具を使って上腕背部と肩甲骨下部の皮下脂肪の厚さを測定し、
体脂肪率を算出する方法です。但しこの方法の再現性を高めるためには、一定水準の技能(つまみ方や
読み取り方)が必要になるでしょう。尚、極度の肥満の方や、皮膚に余裕がなくてつまめないという方は、
もう1つの方法、超音波法というのもあります。
c. インピーダンス
インピーダンスとは、交流電流の電気抵抗のことで、体に微電流を伝導させ
その抵抗値から体脂肪を算出する方法です。もっとも簡単に測れるものとして、
一般の体脂肪計は、この方法ではかっています。
< 体脂肪率のめやす>
女性 | 体脂肪率 | 傾向 | 体脂肪率 | 男性 |
20未満 | 低い | 15未満 | ||
20〜25 | 適正 | 15〜20 | ||
25〜30 | やや高い | 20〜25 | ||
30以上 | 高い | 25以上 |
体脂肪の目安いかがでしたでしょうか?
自分では、体重は、多くない肥満ではないと思っていても体脂肪が多いということは、
見かけだけではなく、体のなかに蓄積されている脂肪量多く、かくれ肥満と
いわれています。体重とともに注意しましょう。!
体脂肪のはかり方として、生活のリズムの変化などにより一日の中でも変動しています。
体脂肪を測定するときは、定期的に一定の測定条件のなかではかったほうが、
いいようです。夕方か、就寝前の入浴後がいいようです。
体脂肪を増やさないように気をつけましょう。
生活習慣病の予防のためにもですね。!