にんげんだもの

相田みつを作

市井の一書道家の書いた作品が書は売れないという常識を破り、たいした宣伝もせず、口コミで売れ続けて、ついに100万部を突破。多くのひとの心の支えになっているというベストセラー。ここでは書のふんいきは伝えられませんが、わたしの気に入った詩を抜粋します。

 

つまづいたっていいじゃないか

にんげんだもの

 

うばい合えば足らぬ

わけ合えばあまる

うばい合えば憎しみ

わけ合えば安らぎ

 

 

子供へ一首

どのような道を

どのように歩くとも

いのちいっぱいに

生きればいいぞ

 

おてんとうさまのひかりをいっぱい吸った

あったかい座ぶとん

のような人

 

 

ただいるだけで

あなたがそこに ただいるだけで

その場の空気があかるくなる

あなたがそこに ただいるだけで

みんなのこころがやすらぐ

そんなあなたに

わたしもなりたい

 

 

いのちの根

なみだをこらえて

かなしみにたえるとき

ぐちをいわずに

くるしみにたえるとき

いいわけをしないで

だまって批判にたえるとき

いかりをおさえて

じっと屈辱にたえるとき

あなたの眼のいろが

ふかくなり

いのちの根が

ふかくなる

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