超能力 科学的解明へ研究も 秋山真人さんに聞く

秋山さんが自分の特殊な能力に気がついたのは、中学三年のとき。転校にともなういじめもあって、気持ちが内向していた。そんな時期に人の触ったコップに時間が経ってから触っても、その人の体温のようなものが皮膚感覚で感じ取れるようになるなど「自分でコントロールできない変わった能力」を自覚しはじめたという。その後はテレビに出演してUFOを呼び出したり、念力による人の血圧降下実験などを行った。当時は、テレビの各局でスプーン曲げや透視、念写などが演じられた。

しかし、異常なものに対する世間の批判や嫌悪の声も強く、少年たちの多くが自分の能力を隠すように家族から強制させられたり、自ら世間との交渉を絶ったり、薬物の世界にのめり込んだ者もいるという。

秋山さんの主宰する国際気能法協会には、・・・・・・・人間の持つ潜在能力の開発や、いわゆる「超能力」の科学的解明などを進めている。

ソニーの「エスパー研究室」というセクションが、今春、ある隔週刊誌に登場した。同社は数年前から秋山さんら「超能力者」を実験台に超能力を科学的に研究している。井深大・元会長は幼児教育や特殊な能力に対する関心が深いことで知られていたが、大企業の研究がこれまで表に出ることがほとんどなかっただけに注目された。

秋山さんによると、これまでにこの種の実験に協力したのは自動車会社や家電メーカなど数社。ある電気メーカーの実験では、オゾン濃度を念力で増やすことができるところまで確認できた。ロシアや中国、米国では国家規模で「超能力」の解明に取り組んでおり、それらの国との情報交換のほか、防衛庁にも協力しているという。

(96・8・13 静岡新聞)

 

  

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