私がつきとめた最新の宇宙論

糸川 英夫

今の近代物理学を勉強した人だったら、百人が百人、「絶対真空というのは粒子と反粒子の対でいっぱいになっている。真空の中からそのふたつが叩き出されると一つが粒子で一つが反粒子となるが、その二つが 同じ空間にくると消滅する」というでしょう。

つまり我々の身体といっても、物質全ては粒子でできているのですから、その粒子が真空の中から飛び出したとすれば、自分という存在も元々は「空」であり、宇宙の真空の中に入っていて、そこから飛び出している仮の姿にすぎないのです。いつの日にか飛出した穴に戻り、また絶対的な宇宙に戻るのです。ただ一条の光となって宇宙彼方へ飛んでいくだけなのです。

...新解釈”空”の宇宙論 カバーから...

真空の容器の中の空気を全部抜いて、空気の粒子のない絶対空間を作ります。絶対空間です。その中の一点から突如として粒子が二つ正反対の方向へ飛び出すわけです。一つが東、一つが西というふうに飛び出します。逆に一つ飛び出したものを計ると一個がマイナスの電気をもった電子で、一個がプラスの電気をもった電子であるというのがわかったわけです。

逆に今度はプラスの電気をもった陽電子と、マイナスの電気をもった陰電子をぶちまけますと一瞬にして真空に帰します。

つまり質量がなくなるわけです。ものの目方が消滅するわけですが、エネルギーがなくなるわけではありません。・・・・・・・

・・・・・・・・・それまで電子というのはマイナスの電子だけで、プラスの電子はなかったのですが、プラスの電子があるということがこれでわかったのです。

しかもそのプラスの電子とマイナスの電子というものも目方をもっているのですが、二つぶつけると真空になってしまうわけです。そしてなくなった目方がなにになるかというと、「一条の光になり宇宙遠くとんでいってしまう」ことになるのです。

今ではこれはもう一般化された法則です。このことにおいて疑念をもつ物理学者は一人もおりません。・・・・・・・

中性子も、・・・陽子にも・・・宇宙を構成している粒子は全部「反」が付くものがあるというのが鉄則になっています。・・・・・・・

・・・・・・・・電子とか反電子というのは、架空の世界ではなくて我々の日常生活に使っている、トランジスタラジオであろうが洗濯機であろうが、あるいはクオークの時計であろうが、すべての日常生活の中で活躍しているわけです。これは絶対存在するというのが疑いありませんし、その陽電子と陰電子がぶつかれば、一瞬にして消えてなくなるというのも、それこそ何億回と検証された実験結果です。

新解釈”空”の宇宙論

糸川 英夫著 青春出版社プレイブックス

 

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我々の本質は光なのだといえるのかもしれない