森の樹木同士が会話? 早大教授らが観測

森林の樹木がコミニケーション? 早稲田大学理工学部の三輪敬之教授、櫛橋康博助手らは、電極を差し込んで測定した樹木の電位が森の中のいくつかの樹木グループごとに同じリズムで変化していることを 突き止めた。グループ同士は互いに明確な境界を持たず複雑に入り組んでおり、グループの構成樹木や規模は日がたつにつれて変わるという。三輪教授は「樹木同士が何らかの情報のやり取りしている可能性がある」と話している。

 調査は富士朝霧高原や朝日連峰(新潟県)で実施した。256本の樹木に電極を差して二秒ごとに電位を同時に測定、データーは光ファイバーなどで観測拠点に集め分析した。

この結果、電位は多くの樹木で昼頃に最も上昇、深夜にかけてなだらかに下降したが、逆の電位を示す樹木やほとんど電位の変化しない樹木もあった。

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三輪教授は「こうした電位変化の同期は個々の樹木の生体リズムがたまたま一致したために起きたとは考えにくい」としている。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

また、グループが複雑に入り組み、構成樹木が変化していることを考えると外部条件によるものでもないと推定。「樹木同士が根の週辺に発生させる電位を相互に感じ取るなど何らかの情報をやり取りしているのでは」と話している。

 

(日経新聞 ’96・2・4)

 

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