「すその in 富士山」



 山ウドは大変おいしい山菜です。富士山では5月の連休後からの一月が採取の時期です。料理方法としては新芽の酢味噌和えや天ぷら、そして、大きく成長した茎はきんぴらにすると香りがよくおいしく食べられます。きんぴらにする場合、かなり大きくなったものでもよく、外側の堅い緑色の部分は削り落とし、中の白いところだけを用います。
 春になったら、富士山に来てみて下さい。

 山ウドの採取は慣れてくると簡単ですが、初めての人は、似たような草があるのでなかなか見つからないかもしれません。山ウドの特徴は茎に毛が生えています。似ている他の草は生えていません。また、一本見つかったらその近くにも生えている可能性が高いですから、そのことも心がけて探すとよいでしょう。



 山ウドの採取場所は主に東富士演習場内の国道469号より富士山側になります。そして、演習場内へ立ち入りができるのは日曜日だけです。上の写真は忠ちゃん牧場の上、富士山資料館の裏手に当たる、東富士演習場の遠景です。手前から二つ目の林の向こうが、ウドの自生地です。