今に生きる (第101話)

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 さて今回は「今に生きる」方法を書こうと思っています。もともと、今を大事にするといってもその捉え方はいろいろとあります。そして「今に生きる」といってもその言葉だけだとピントこないものがあります。私もそうだったのです。頭ではわかっているようで、まだ自分が気づいてない意味があるのかも知れない。もしかしたら「今に生きる」ということは、何か特別のことかもしれない。と考えていたのです。

 ある意味幸いなことで、私の場合クンダリーニのエネルギーが出てくると痛みを感じます。先日ヒーリングをしてもらってだいぶ痛みは取れたのですが、この痛みで私の状態を知ることが出来ました。前話でも書いたのですが、意識が「今」にあるとき痛みがくるということなのですから、結果的に「今に生きる」ということがどういうことかわかったのです。

 最初にごく簡単に書くことにします。昔のこと、すんだことを、くよくよしない。これから起こるかも知れないというようなことを心配しない。ということになります。なんだそんな簡単なことかと思うかも知れませんが、基本的にはそんなものです。

 簡単にそんなものだと言っても、実はちょっとわかりにくい(説明しにくい)フィーリングがないと言うわけでもないのです。これに関しては、私もフィーリングとしての理解なので上手く書けないのですが、とりあえず書くだけ書いてみます。今という瞬間には、全ての時間が含まれていて、それらの時間は今という一瞬の中でもちゃんと存在しているのです。ですから今という瞬間に生きるということは全ての時間に生きるという意味もあるようなんです。うーん、文章になっていないかもしれませんが。今という一瞬を味わい、それに生きるということは、全ての時間の中の自分を認め、自分を愛し、自分を祝福するという意味あいがあるのです。それはどんなことがあっても全ての時間に自分自身が存在しているという事実を喜ぶことでもあるのです。

 上の説明を言葉で簡単にまとめると、「生きていることを喜ぶこと」というようになるのでしょうか。となると、「今に生きる」ということは、「生きていることを喜ぶ」ということなんでしょうね。なんか少し違っているような気もしないわけでもないのですが、言葉にするとこんな風になるのです。(微妙な違いは、必ずしもその時に喜びを感じているわけではないということです。)

 さてあらためて「今に生きる」ということの意味を考えると、通常の場合は喜びを感じる為といって問題ないような気がします。だからその状態を無理して維持する必要も無いのですが、アセンションを考えたときには「今に生きる」ということが大事な要素になるのです。それは自分の内なる神(精霊)と表の意識との統合の為に必要なことなのです。これは言い方を変えると、自分が本当の自分になる為ともいえます。

 「今に生きる」という状態にあるとき、私達の表面の意識は内なる神の意識と近づいています。その状態の時には、心の奥の自分の考えなどがいろいろな方法で伝わってくるのです。それは本当の自分を知る重要な機会でもあるのです。やがて心に浮かんできた本当の自分が考えていることを、表の自分も考えるようになります。その結果として自分自身の中で両者が同調するような感じで、一時的に統合に近い状態に成るのです。その時伝わってくるエネルギーがクンダリーニのエネルギーなのです。(このエネルギーは、最終的に統合の為の糊のような働きをします。)

 というわけで、同調する為の「今に生きる」ということについて、もう少し突っ込んで考えることにします。ちなみに人生を楽しむ為の「今に生きる」と少し違いがあります。(たぶん) この違いは私には良くわからないので自分自身の感覚で考えてみてください。

 同調をメインに説明します。精霊は時間の無い「今」だけの世界にありますから、時間的な概念を表面意識が持っていると同調出来ないのです。まあ言ってみれば、片方は時間のことなど気にしないわけで、一方が時間に関係したことばかり考えていたら、同調できるはずはありません。それは私達の方で時間に関係するようなものに意識を向けないということが必要だということなのです。

 時間以外にもう一つ要素があります。精霊は評価をしないので、意識が評価につながる思考を持っているとやはり同調できないんです。これは「今に生きる」という言葉に含まれた意味でもあります。というのは、「今に生きる」ということは、その時の状態を良くも悪くも無くただ受け入れるという意味が含まれているのです。受け入れるということは判断をしないということなんです。受け入れるという言い方がしっくりこなかったら、存在を認めるというニュアンスも加味してください。というわけで、同調する為には、善悪に関する思考もまた、時間に関することと同じように考えないようにする必要があるのです。

 その様なわけでまとめると、次のような条件が満たされたとき、同調の状態に成り易いのです。
過去のことにとらわれていない。くよくよしていない。(過去)
未来に期待や(約束をすることにより出来る)不安を感じていない。(未来)
自己嫌悪していない。義務感を感じていない。(評価)
他人に対して攻撃的でない。(攻撃的というのは評価しているということ)
不安を感じていない。(精霊は不安を理解できません。)

 同調の状態(今に意識がある状態)に成ると、精霊の方から意識の方に近づいてきて表の意識が考えていることと、精霊の意識が同じ事を考えているような状態に成ります。この時間を出来るだけ沢山持つことが大事なのです。

 例えば瞑想などで、何も考えていない状態あるいは何かに集中している状態というのは、この状態の条件はクリアしているといえます。ですから瞑想などが心を探るために使えるということなのです。それに瞑想の種類によってそれぞれの効果があります。それらの効果も大事なのですが、こと基本的な「今に生きる」という状態は、普段でも心掛けで作り出せます。この状態が自由に作れるようになった時、生活の全てが瞑想になるということも言えるのです。

 さて最後に一つ、大きな疑問というか問題点があります。私達の変性自我が強すぎた場合、カルマなどにとらわれた魂の場合、上にあげたような条件がそろいません。これは純粋な精霊と表面意識の間に、制限された意識(変性した神)というようなものがあると思えるのです。その場合せっかく統合したと思っても、制限された意識との結合であって、本当の自分自身の統合にはならないのです。これは自分自身が神であると言うことをしっかり知ってその様な態度をとり続けることで問題は解決されるのだと思うのですが、正直、ちょっとわからない部分でもあります。少なくとも言えるのは、自分自身の外にだけ神を見ている限り、真の統合は不可能だということ言うことです。

(2003/08/04)


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