運命、宿命 (第143話)

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 最近更新が続いて、ちょっとオーバーヒート気味です。私がページに書くことは、その時その時でテーマがあって、その関連のメールが来たり、ちょっとした細かな出来事(メッセージ)などで、私の気づきがうながされています。もちろん強制的なものではなく、観察しているとなにかのテーマが浮かびあがってくるのです。それについて考えると、ある種のひらめきにバックアップされて、わりとすらすら文章になるのです。(といっても、それなりに時間も掛かるし疲れるけど)

 今回は、「運命、宿命」について書きます。すこし先延ばしにしたい気もあったりするのですが、まだまだテーマがあるので、忘れないうちに書いてしまいます。実は自分で書いていても、しばらくするとその内容を忘れてたりするんです。それでたまに読み返して、自分でなるほどと納得したりすることもあるのです。

 今回のテーマは人によっては関心が無いし、当たり前のことなのですが、前話の「完璧」で書いたのと同じように、地球の霊界の問題からみの話なのです。

 さてどうしても変えられないような運命というものがあるのか?ということについて、その関連の話を含めて進めていきます。まずこのことを何故ここで書くのかという前置きから簡単に説明しましょう。地球の霊界のルール(常識)では、運命とは定まったものだったのです。それが「神との対話」や「ラムサの学校」などでは運命などというものはないとはっきりいっています。そこで昔から精神社会のことに興味を持っていたり、霊たちと交信出来る人たちは、運命は決まっていると思っているケースが多いのです。そうすると「神との対話」がおかしいのではないかとなってしまうのです。

 さて話が若干それますが、あらためて書いておきますね。ガイアアセンションといったりもされるのですが、地球を取り巻く精神社会は21世紀をさかいにして、パラダイムの変更がされているのです。要するに新しい考え方をあの世とこちらの世界の両方に浸透させて、地球自体がレベルアップしようという計画なのです。もちろんそれはいろいろな方面で行われているのですが、こちら側の意識を変更させる為に「神との対話」や「ラムサの学校」などがあるのです。そのパラダイムの変更とは、前話の「完璧」のなかで書いたような考え方などもそうですし、カルマという制度もそれで廃止されたのです。そしてそれはルール(常識)の変更も意味するのです。

 誤解の無いように書いておきます。変更は神様とか一部の神々たちがやるのではありません。あくまでも変更自体を起こすのは、私達の仕事なのです。それはある意味義務であり権利なのです。地球の外部からの干渉は私達がそれを行いやすくする為の援助なのです。ですから、そういう意味で地球援助計画なのです。あくまでも最終決定権をもっているのは私達なのです。まあそれは当たり前だと理解できますよね。

 で、現状はどうなっているのかというと、この変化についてこれない人も多くいるのです。もともと霊的なことに関心の無い人は、変ったことなども理解できない状態なので、あまり問題はないのです。日々の気づきや学びなどで、新しい考え方が浸透していくのです。それは各種のワークやいろいろなところでこの新しい考え方の浸透が計られていますから、徐々に変っていくのです。

 むしろ問題は、ある程度霊的なこと、宗教的なことを勉強してきていた人たちなのです。もちろん霊的(スピリチュアル)な人でも進歩的な人は新しいパラダイムを自然に受け取って、すでにいろいろな活動をしているわけです。しかしなかなか変化に対応できない人たちもいるのです。それにはそれなりの理由があるのです。たとえば宗教の関係者の場合、宗教は何百年、あるいは何千年も昔のことを真剣に研究している人たちもいます。ここ最近の10年ほどで大きく変化がおきているということなど、考えもしないし、受け入れられないのです。精神社会の人たちにもそういう人たちがいます。たとえばシルバーバーチを信仰しているような人たちもこの変化には全くついてこれないでいるのです。

 変化についてこれない人達は古いパラダイムを捨てられない人たちなのです。わかりますよね。償いの為のカルマという制度が絶対的なものだと考えていたり、前話で書いたような、ありもしない理想像に向かってひたすら精進している人たちなのです。精神社会のことを扱った本なども20年も前のものだと、昔のルール(常識)の上に書かれていますから、もう時代遅れなのです。(その当時は、それでよかったんです。もちろん例外はあります。)

 私達の古いパラダイムは何千年という本当に長い間、それが真実として扱われていました。この長い期間に魂にまでその価値観やルールがしみ込んでしまっているのです。実はここが問題なのです。魂(精霊)はそれぞれの人の真実を作っています。魂(精霊)が時代の変化に気づかずにいると、その人の現実は以前のままと同じように創造され続けているのです。ですから表面の意識もこの変化に反発はしても、そう簡単には受け入れられないのです。

 さて、ついでに書いておきます。古いか新しいかの区別のしかたなのですが、「私達は神である」、「神と私達は一つのものである」、とか「自分の中に神がいる」という風に自然に考えるのが新しいパラダイムが入っている人です。それと比べて「神に仕える」、「カルマ制度」、「人生は修行」、「果たさなければならない使命」、「運命は変えられない」、などなどなんです。もちろん自分以外の外側に神がいるという考えるのがこの古いパラダイムの人たちなんです。

 というわけで、運命というものについて書くわけです。なぜ古い人たちが運命は変らないと考えているのかを説明しようと思います。まず第一の理由なのですが、魂は生まれてくる前の記憶を持っています。というか私達の本体はいつもあちら側にあるのです。そのあちら側とは、こちらの現実の中での時間軸とは外れたところにありますから、今という瞬間にいつも存在している過去も未来も見ることが出来るのです。まあ一瞬で一生を見渡すことが出来る場所にいるわけですから、それをみてもう未来があると単純に考えると運命が決まったものだと見えるのです。それにはもう一つ理由があります。魂の世界からみると、こちら側の世界の時間の進み方が遅いのです。ラムサの学校の説明だとそうとう違いがあるのです。この時間の進み方の違いとは変化のスピードのことをいっています。ちょっとわかりにくいかと思いますが、簡単に言うと、向こうからこちらをみると全て過去のことで変化していないように見えるのです。

 ちょっと説明が上手く出来ないですね。まあ簡単に言ってしまえば、こちらの現実の変化が遅いために変化していないように見えてしまうということなんです。その為に人間としてこちらの社会に生まれてくるときも、もう過去として変化の無い人生の中に入ってくるようにも見えるのです。

 本当は全てのものが変化し続けているのです。それは過去も未来も変り続けていると言うことなんです。ですから私達が生まれる前に見た私達の未来は、それは単なる予定というレベルのものであり、変更が可能なんです。でもまあ、変化していないように見えてしまうため、魂(精霊)がその様に考えてもしかたないのです。

 さて、もう一つ理由があります。このほうが重要なことなのです。運命がすでに決まっていて変更できないように見えているだけなら良いのですが、実はひどい問題があったのです。私達には現実を想像する力があります。とはいっても実際にそれを行うのは精霊の仕事なんです。その精霊が運命とは変らないものだと考えていたらどうなると思いますか、運命が変らないという現実が出来てしまうのです。そこで問題を難しくするのが「運命は変らない」とする霊界のルール(常識)なのです。この常識とは霊界での集合意識として働きます。それは誰か(の精霊)が運命を変えようとしても、全体のルールとして簡単には変えられないという状況になってしまったのです。もちろん細かな変更は出来たでしょう。でも基本的に大きく人生を変更しようということは許されないということになったのです。この少しなら変えられるということを宿命という言葉で説明していたのです。

 ここまでの話はわかりますか。ちょっとややこしかったかもしれません。結局のところ、変えられない運命というものを霊界が作ってしまったんです。そして実際に長い間、そうなっていたのです。この被害は前話の「完璧」よりもはるかに大きいものがあるのです。

 地球の霊界では、カルマという制度も実質的に強制していました。これはみんながそう考えたから現実になってしまったんです。これを書くと頭に来る人も多いと思いますが、このことはとんでもない矛盾を引き起こしていたのです。誰かが変えられない運命に従って何か人を傷つけるようなことをしたとします。それは霊界のルールとして結果的にその様に促されたと言うことなんです。そして今度はカルマという制度で、またまた簡単には変えられない運命に従って償いをしなければ成らないと言うことなんです。

 私がその現場を見てきたと断言できるものではないのですが、多かれ少なかれそれに近いことが現実におこっていたのです。そんな馬鹿なことがあるわけないという人がいるでしょう。もちろん霊界の霊的な存在が意図してそうなるようにしたわけではないのです。勘違いがいつしか暗黙のルールになって、おかしな現実を作ってしまったのです。そしてそれぞれの存在はそれぞれの役目をこなしていただけなんです。それが組織全体で見ると、とんでもないことをしていたということなんです。これと同じような例はこちらの社会でもたくさん見られますよね。そういう意味ではものすごく珍しい話ではないのだと言うことになります。

 別に霊界の弁護をするわけではないのですが、私達の現実側の社会でも成長した存在から見ると、あちこちでとんでもないことをしているんですよ。ただそれがこちらの現実になってしまっているから、そういうものだと通っているのです。霊界のルールも同じようなものなんです。外から見るととんでもないと感じるのですが、その中に入ってしまうと、しかたないと受け入れざるを得ない現実なのです。そういうものなのです。霊界のレベルは私達のレベルと同調しているのです。過ぎてしまった霊界のルールのことは理解しているだけで良いと思います。それよりも、こちら側のとんでもないことの方がずっとたくさんありますよね。

 というようなわけで、もともと論理的にもあるはずの無い運命というものが創造されてしまったのです。いっておきますが、つくったのは私達なんですよ。「地球の神々」というのは私たちのことでもあるのですから。

 新しいパラダイムではどうでしょうか、説明の必要は無いですよね。全てのものが変化しているのですから、運命などあるはずもありません。各人の意志で自由に未来を変えることが出来るようになったのです。もともと未来は作れたのですが、運命という暗黙のルールがなくなった為、本当にすばらしいことも可能になったのです。だから、精霊にその気があれば、アセンションも比較的容易に可能になったのです。以前はルールに縛られない強い精霊しか出来なかったんだと思います。

 新しいパラダイムでのこの変化は、、ちょっと考えただけでも、ものすごいものがありますよね。ただし今でも運命を変える気の無い人の運命は変りません。あくまでも本人次第なのです。

(2004/06/28)


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