自分を愛すること (第149話)

魂の部屋に戻る

 何が大切かというと、まず自分を愛することでしょう。それよりも大事なことは今の私には思いつきません。今までも自分を愛することについて、いろいろと書いているのですが、私の最近のごく些細な出来事を含めて、あらためて書くことにします。

 さて、何から話をしたほうが良いでしょうか。そうですね、確認しておきます。自然に自分を愛している人もいるのですが、そうでない人には自分を愛するということは意外に難しいことだと思われます。何故、自分を愛するのが難しいのかと書こうとおもっても、その人その人でその状況も千差万別なので非常に難しいものがあるのです。

 なぜ自分自身を愛することが大切なのでしょうか?それは自分自身を傷つけない為でもあります。そして愛を体感するチャンスでもあり、人を愛する為の基礎トレーニングにもなるのです。そして脅かすわけではありませんが、自分自身を愛さないで責めていると、自分自身の現実もそれに沿ったものになってしまうのです。何しろ思考や態度の創造力というのは強力なのです。逆にいつも自分を愛するということは、そう遠くないうちに自分自身の運勢も好転していくという意味でもあるのです。それに良いことはまだまだあります。自分を愛するということは、自分自身を癒すという効果があるのです。そして、喜びを知ることにつながり、同時に自分自身の人生を愛することが出来るようになるのです。そうなると神を愛することも出来るし、誰を愛するのも自由自在なのです。

 さて、ここを読んでいることならこんなことはいちいち書かなくても良いのでしょうが、基本的なことなので確認しておきます。自分を愛するということは、ありのままの自分を許すということで、今の自分がいくつ欠点を持っていたとしても関係ないことなのです。例えばですが、ある人は背が低いとしますよね。その人が自分の背の低いことを気にして、そのことが許せないと思っていたとしますよね。まあ実際は、全ての人が何らかの欠点のようなものがあるのですが、そのような欠点を許さないと自分を愛することが出来ないのです。というか、本当は逆なんですよね。どんな欠点でも自分の中で許すのです。もともと背が低くても、それ自体は何も赦しが必要なことなのではないし、別に堂々としていれば良いのです。しかし、気になるんですよね。本当はそのことを気にしている自分の気持ちに問題があるのですが、それさえも許してしまうのです。自分自身に関する全てのことを、今の現状だということで認めてしまうんです。

 自分の欠点などは、許すと同時に、「それなのに今まで頑張ってきたんだから、私もたいしたものだね。」というような具合に、前向きに変えてしまうのです。自分の長所のようなことは、自分自身で褒め上げるのです。とにかく全て自分の心の中での作業なんですから、何も気にすることはありません。誰かに迷惑をかけるわけでもないし、人に覗かれて恥かしい思いをするようなこともありません。こういうようなことでは遠慮は無用なのです。とにかく、ひたすらずうずうしいくらいに自分を盛り上げていけばいいのです。いずれ慣れてくると、自然に自分を愛せるようになります。そうすると気持ち良いですよ。喜びも一緒にわいてきますから。

 さて、私の最近の体験のことを書きます。いつものようにコンピュータで音楽を聴きながら、トランプのゲームをやっていたのです。そのような時は、わりと無心に近い状態になるのですが、その時に「私は自分自身を愛している」と何気なく考えていたんです。さきほど書いたように、自分自身を愛するというのは、それなりに気持ち良いことなので、半分習慣のようになって心の中で繰り返しているんです。その時なのです。ふと、「愛されている喜び」が沸いて来たのです。自分自身を愛するときの気持ちよさは「愛する喜び」なのですが、このときは明らかに「愛されている喜び」を感じたのです。いつもと違うのでもちろんすぐに気がつきました。「あれ?私は愛されている。愛される喜びを感じている。一体誰に愛されているんだ?」と考えたんです。もちろん答えはすぐにわかりますよね。私を愛しているのは、私自身なのです。自分を愛して、同時に自分に愛されていたんですよね。

 なにか変だと思いますか?実際に体験してしまうと何も変なことではないのです。むしろきわめてお手軽に両方の喜びを感じられるので、なんか得した気分なのです。人によっては、なんか馬鹿げた話だなあと、考えるかも知れませんが、喜びや幸せなどを感じるときって、多かれ少なかれそんなものなんです。それに自己満足なども非常に大事なのです。以前書いたのですが、全ての満足は自己満足なのですから、大いに自己満足したほうが良いのです。もし抵抗感を感じるのであれば、その抵抗感はそのまま自分を喜びから遠ざけてしまう抵抗感なのです。とにかくその様な抵抗感は払拭した方が良いんです。

 まあ、とにかく自分を愛することが大事なことだというのは、何度強調しても足りないような気がします。本当に大事なのです。まだそれが出来ないようなら、それから挑戦してください。他の事はほっといても全然かまわないくらい大事なことなんです。自分を愛することが出来るようになると、なぜそれが大事なことなのか、実感として理解できます。

 自分を愛する為に、何が必要でしょうか?それは決意です。「私は自分自身を愛する」という強い意志を持ってください。この文章をよんで、なるほどそんなものか、と思っただけでは、いつまでたっても自分を幸せには出来ませんよ。全ては貴方の心の中の問題なのです。そしてそこで何かを出来るのは貴方だけなのです。とにかく自分を愛してみる事が大事なのです。もしどうしたら良いのかわからない場合、毎日何回でも、「私は自分自身を愛している」ととなえてください。何度も何度もやってみてください。貴方にとって最も大事な貴方の世界は、あなた自身の中にあるのです。

 以前書いた文章にもこれに深い関係のあるものがあります。「感情の文法(第108話)」を読んでみてください。心の中に自分を愛しているというフィーリングが一度でもわいてきたら、もうそれは魂の中に記憶されます。(気がつかないケースも多いと思うけど)

 自分を愛することが出来るようになったら、それは大きな一歩なのです。本当に心からおめでとうと祝福したいことなのです。それが出来るとその人の愛はどんどん深くなっていきます。人生も楽しくなってきます。頑張って挑戦してください。

 私達の魂(聖霊)は、もう間違いなく私達の表面の意識を愛しています。いずれ自分自身の魂(聖霊)と一体感を強めていき、両方とも確かに自分自身だと感じることが出来ます。でもその前にも、愛してください。自分の魂(聖霊)を愛してください。自分の意識(表面の意識)を愛してください。自分の過去生の、そして未来生の自分も愛してください。今までに犯した失敗も全て愛(許)してください。そして自分自身の大切な身体も愛してください。自分自身の中で相互に愛しあってください。魂(聖霊)の愛を感じてください。それはいつも喜びと一緒にわいてきます。

 それが出来ただけでも、人生はそうとう楽しい、すばらしいものになります。必要なのはあなた自身の決意と、愛だけなのです。

(2004/07/23)


魂の部屋に戻る