夢でのトレーニング (第168話)

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 前回の続きです。

 夢の世界での研修会に頻繁に参加していた後、つい最近の話です。夢の中でトレーニングをしているのですが、どうもこの時には意識は体外に出ていないようなのです。普通の瞑想状態に近い状態で、身体は寝ているのに意識は起きているという状態でトレーニングをやっているのです。そのトレーニングについて書きます。

 私達の脳の中にはいくつものスイッチがあります。それは各種の能力を発動させるかどうかのスイッチなのです。そのスイッチの操作を練習しているのです。話を整理しながらスイッチについてもう少し書くことにします。

 その様なスイッチがあることは、実際に夢の中でそれを使ってみて理解したのですが、それがどこにあるのか、どうしたらスイッチが入るのかということは言葉では説明出来ないのです。少し種類が違うのですが、意識の周波数を上げるスイッチについて、書くだけ書いてみます。「後頭部、両耳の後ろの部分を持ち上げるようにする。」、言葉だとこのようになるのですが、おそらくそれだけでは正確なニュアンスはわからないと思います。それにこれは私の場合のことなので、全ての人が同じ方法で出来るのかというとそれもわからないのです。

 一般の人にも概略が理解できるように、話を最初からしましょう。普通の人の場合、脳の能力のほとんどの部分が使用されていなくて、実際に使われいてるのは十分の一がくらいしかないという話は聞いたことあるかと思います。脳は人間の身体に備え付けられた器官の中でも非常に優れた能力を持ったものなのです。ついでに書いておきますが、私達の本質は脳ではありませんよ。私達の身体を乗り物という意味で自動車にたとえるのなら、脳は車に組み込まれた制御コンピュータでそれがしっかり働き出すと自動車の性能も格段にアップするのです。そして便利なことにカーナビの役割もしているのです。そして通常は、その能力の十分の一稼動するだけで車は普通に走ることは出来るのです。ですから通常は、そのほとんどの機能はOFFの状態になっているのです。なぜかというと様々な体験をするためには、機能がOFFになっていたほうが都合のよいことが多いからなのです。

 通常の生活の為だけなら、別に脳のスイッチはOFFのままでも良いのです。しかし、完全なる覚醒をしたいと思ったのなら、身体を持ったままアセンドするつもりなら、脳の機能を100%稼動させることが必要になります。それはOFFのスイッチをONにすることが必要になると言うことなのです。そしてそれは一度ONにすればそれで良いというのではなく、それぞれに使い方、コントロールの仕方を覚えることが必要になるのです。なぜなら、それらのスイッチの多くは、一度ONにしてもそれを使わないとまたOFFに戻ってしまうようなのです。ある程度コントロールできるようになればいつでもまたONにすることが出来るのです。

 私が認識したいくつかのスイッチについて書きます。たくさんのスイッチがあると思われるのでほんの一部にしか過ぎないのですが、自分でそれを探すときの参考にはなると思います。場所はハッキリとはわからないのですが、後頭部の真後ろのちょっと上くらいに、第三の目が非常にハッキリ見えるようになるスイッチがあります。これはまだ完全に眠る前のうたた寝状態で体験したので、少しはスイッチの感じがわかるような気がするのです。とはいっても、まだそのスイッチを意識的にONにできるというわけではないのですが。

 完全に寝てしまってから、体験したスイッチもあります。ひとつは、出来事の裏側も認識できるスイッチなのです。このスイッチは非常に面白かったのです。通常、私達の身の回りに起こる出来事は、その結果として現実の世界に現れたものだけが認識できます。このスイッチを入れ替えると、出来事の伏線になったものが理解できるのです。因果ということで言えば、果をみて因を理解できるということなのです。なんともすごいスイッチだと思いませんか。このスイッチは単にONにするというのではなく、モードの切り替えという感じのスイッチなのです。こんな便利な機能ならいつも因果の理解できるモードにしていたら良いと思うのですが、実際には視野の狭いほうのモードが普通の状態のようなのです。そして意外なことに、このスイッチの切り替えは非常に簡単なのです。もしかしたら私の潜在意識が普段使っているスイッチなのかも知れません。(表面の意識ではまだコントロールできない)

 スイッチがなかなか入らないものもあります。なかなかという言い方があっているか問題なのは、結局ONにならなかったのです。その時のことを少し書きますね。私が夢の中で気がついたとき、私は一生懸命にそれをやろうとしていました。それというのは、スイッチを入れようとしていたのだと思います。私は自分が夢を見ていることに気がついたので、創造の練習をしようかと思ったのですが、その時にやろうとしていたことのほうが何か重要なことのような感じがしてそのまま見ていたのです。まあちょっと普通の人から見ると奇異に感じるかもしれませんが、私の潜在意識が何かのスイッチを入れようとして苦労しているのを、そのあとでなにが起こるのかなあと思いながら待っていたという感じなのです。普段私を観察している潜在意識を観察していたという、今になって思えばかなり特殊な状況にあったのかも知れません。

 そのほかにも、未来予知のスイッチなどもあるのは感じているのですが、それに関しては良く覚えていないのです。まだまだたくさんのスイッチがあるのだという感じなのです。

 少し話がそれるのですが、創造の練習についても書いておきます。先ほどのスイッチに関してはどちらかというと私の潜在意識の方のトレーニングなのですが、表面意識としての私も夢の中でトレーニングをするときがあります。上の話と似てはいるけれどまた別の話なんです。私達が夢の中で気がついたとき、その多くのケースでは、私達の意識が別の世界に行っているということは何度も書きましたよね。その別の世界のどこも、思ったことがすぐに現実になる世界なのです。ということは、どのような思考によってものごとが現実になるのかをいろいろと試すにはもってこいの状況だといえるのです。言い方をかえると、私達の昼間の世界で何かを現実にする為に必要な思考の方法と、夢の中の世界で何かを創造する場合と基本的に同じだということなのです。これは結構重要なことなのです。

 通常、私達には創造力があるから、思ったことは現実になる、望みは叶うと言います。でも、欲しがっていると手に入らないとも言えるのです。では、希望を現実にするためにはどうしたら良いのか?どのように考えたら良いのか?という疑問が出てくるわけなのです。言葉で説明を聞いてもなかなか理解しにくかったりするのです。そんな時に、夢の世界で試して見れば良いのです。

 あらためて書きますね。夢の世界もまた、相対性の世界の一部なのです。そこには創造の原則が適応されているのです。そして都合のよいことに、私達が現実だと認識している世界(地球)のように創造のタイムラグがありません。ということは、夢の世界の中で、創造の為の正しい思考を持ちうるのなら、それはすぐに現実になるのです。わかりますよね。夢の世界を自由自在にコントロールできるようになるのなら、それはこちらの現実をコントロールする基本的な方法を理解したということになるのです。そのトレーニングが、夢での創造の練習なのです。この方法は私達の潜在意識は当然のこととして理解しているし、マスターしているのです。しかしこちら側に来ている私達の表面意識は、長いことそれを行っていませんでしたから、やり方を忘れているのです。だから、このトレーニングは私達の表面意識のためのトレーニングなのです。スイッチをいれる練習と質が異なるのはわかりますよね。

 夢の中で、ここに机があると自然に考えたとき、そこに机が現れます。しかし同じ夢の中でも、ここに机が欲しいと考えたら机は現れません。空を飛ぶのも意識しないときには平気で飛んでいたりすることがあります。だけど飛びたいと思ったときにはなかなか飛べないのです。空を飛ぼうと思って、空を飛ぶのは、それなりの練習が必要なのです。それは現実の創造のコツと同じなのです。それは自分で自分の思考をコントロールする練習なのです。夢の世界では思考が現実を作りますから。

 夢というものを、受身にメッセージとして認識するだけでなく、積極的に使いたいものです。夢の中にいる自分に気がついたら、創造の練習に挑戦してみてください。

 スイッチの練習なども、一時にやりすぎると、頭に血が上りすぎて破裂しそうな感じがするかもしれません。そんなときは休憩しながらやってみてください。まあ少々の頭痛は気にする必要はありませんが、何事も自己責任なのですから。

(2004/09/21)


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