心筋梗塞(第173話)

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 予知夢は、「そんな無礼なことを私がするはずがない。」という気持ちで終わったので、夢の最後に私は疑問を抱いたまま終わると言う結果になったわけです。だから、霊的な夢を見たけれど、いったいなんだったんだ。という程度でいったんは終わったのです。

 特殊な夢などは、その時にはその意味するところが判らず、あとになってから「ああ、こういう事だったのか。」と理解することはよくあることで、今回の予知夢もその時にはあまりよくわかっていなかったのです。

 それからしばらくして、ある日の午後、急に胸に激しい痛みを感じました。簡単に言ってしまえば、心筋梗塞だったのです。その時は自宅に一人でいたのですが、救急車をよぶ前、ひどい痛みの中で、「このまま死んでしまっても良いんだけど、完全にしにきるまでの間、この痛みを我慢しなければならないのはまいっちゃうなあ。とりあえず病院に行って痛みだけでも何とかしてもらわないと。」などと考えたりしました。でも本当は、死ぬことなどほとんど考えていなかったと言う方が正しいのです。

 何故、死ぬとは思わなかったかというと、今回の病気はあらかじめ予定されていたものであるというのが、なんとなくわかっていたからなのです。私に何かが起こるということが暗示されていたのですが、その何かが、これであると言うのも何となくわかったのです。そのなにかが、結果的に私に良い影響をもたらすと言うのも暗示されていたのです。

 酸素不足の状態でしばらく胸の痛みに苦しんでいたわけで、その間に臨死体験とかいうのはありませんでした。ただ精神的な部分にもいろいろな変化があって、たとえば、目を閉じると青白い光がちらちらと、たくさん見えたりもしていました。魂を見るとき、青白いと本で読んだことがあります。今まで見たことのないタイプの光でしたが、多分そのようなものだったのでしよう。

 入院は一週間ほどで良いにしました。病院は退屈なので、早く出たいと何度もアピールした結果、まあ検査などは最短にしてもらったのです。さて、何が変わったのかと言うと、表面的な部分では、いやいやでも毎日薬を飲まなければならなくなりました。煙草を止めざるを得ませんでした。そして心臓に若干の後遺症が残ったようです。(煙草を止めた影響で、その後かなり太ってしまいました。)

 しかし重要な変化は、むしろ内面的なものなのです。簡単に言うと、今までよりも数段とエネルギーが頭に流れやすくなったのです。エネルギーが上がっていくと、気持ち良いんです。気持ちよさに浸っていると、端から見るとただぼーっとしているだけなのですが、本人(自分)としては、たいへん気持ち良いのです。もちろん、ただ気持ち良いというだけでなく、私の体の内面的な部分(物質的に見えない部分)に何か変化がおきたというのは確かなのです。どうなったのかと言うことは、はっきり言えないのですが、表面の意識が、より魂のレベルの意識に近づいたということで、大きくは違わないと思うのです。

 最近このページを書くつもりで、当時のことを改めて思い出し、考えてみたのですが、心筋梗塞の影響で私の脳もしばらくの間、酸素不足の状態になっていたと思えるのです。で、それがどんな影響をわたしに及ぼしたのかというと、どうも部分的にニューロネットを破壊した可能性があるのです。それは良いことなのです。もう少し詳しく書くことにします。

 この関係のことはラムサで習うことが出来ますが、私の理解している部分で簡単に説明してみます。私たちの脳は、ニューロネットという神経細胞のつながりを元に活動しています。それは一種の回路で、何度も使われることにより、それが強化されていくのです。そして、その機能ために私たちは何かに熟練し、技能を身に付けたり、判断処理などの情報処理なども、大きな負担なしに行うことが出来るのです。

 例えば、私たちが今までまったく経験したことのないような新しい状況に直面した場合などは、その状況の対処に対するニューロネットが出来ていないために、何をどうしたら良いのかわからず、ただおろおろすると言うようなことなども起こったりするのです。別な言い方でいえば、経験があるかどうかと言うことなんですが、それは脳の回路的に見れば、ニューロネットが出来ているかどうかという問題なのです。

 さてこのことを、霊的な視点でもう少し考えて見ましょう。私たちの本体は、3次元的な肉体の一部の脳の中にある訳ではありません。ニューロネットというのは、私たちの本質ではなく単に道具に過ぎないのです。この道具は非常に重要で便利なのですが、私たちの行動だけでなく、思考にも影響を与えているのです。その結果として、私たちが日常生活を通して作り上げたニューロネットが、いつの間にか私たちの思考や行動にまで影響を及ぼすと言うことが普通に起こってしまうのです。

 ニューロネットの影響を別な表現の仕方でいうと、「私たちは、習慣的な行動により自ら作り上げ、強化したニューロネットの影響をうけ、自分たちの脳内での「判断」と言う、かなり重要な仕事を、本来道具でしかないニューロネットの支配下で行うことになり、結果的に今まで経験してきたことをベースにした、きわめて狭い視野にたった判断しか出来ないという状況になってしまう。」ということなのですが、ちょっと判りにくい説明かもしれませんね。まあ、フィーリングで理解してください。

 ニューロネットで作られた各人の行動や判断の基準は、多くの場合その人の社会の常識でもあります。だれでも霊的に覚醒して今までよりかなり広い視野を持つためには、今まで常識として捕らえていたことの多くを打ち破る必要が出てきます。ニューロネットとは、私たちが今までとらわれていた常識という固定観念が巣くっている場所でもあるのです。だから、覚醒への過程として、何らかの方法でニューロネットを作り直すことが絶対に必要なことになるのです。

 私は、心筋梗塞による、酸欠状態という少々荒っぽい方法で、ニューロネットの一部破壊を行ったともいえるのです。もちろんこの方法は、人にお勧め出来る物ではありません。私が把握していない部分でまだ別の重要な要素があったと思われるので、薬などつかったりしてわざと脳を酸欠状態にするなどと言うことはしないでくださいね。それなりの条件がそろっていないと弊害のほうがずっと多いと思われます。ちなみにラムサのワークなどでも、ニューロネットの組み換えが目的になっているものもたくさんあります。まじめに取り組むのならその方がずっと良いと思われます。(クンダリーニ覚醒もその効果がありますね。たぶん他にも方法があると思います)

 ニューロネットの話は余談的に書いたのですが、本当はそれでページを作ったほうが良かったかも知れません。でもまあ、良いにしましょう。結果的に私は、以前よりもっと柔軟な思考をするようになったような気がしています。それは、常識人(良くない意味です)から見ると、変人の度合いがもっと強くなったというように見えるかも知れません。実際問題、私の今の考えをあまりにストレートに書くと、人によっては私のことを狂人だと思ったりするかも知れません。

 私が何故メールを見なくなってしまったのかという言い訳を書くつもりなのですが、色々と要素が重なっているために説明し切れません。今回は私の心境の変化の要因として、心筋梗塞があったということを書いておいたわけです。まだ別に要因もあるので次回に続けます。

 ラムサも言っていますが、脳は大切な器官です。くれぐれも傷つけないようにお願いします。壊すのは、固定観念、古い常識だけで良いのです。

(2005/08/10)


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