カルマの意味

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 前回「輪廻転生の目的」について書いたので、続きとしてどうしてもカルマについて書かなければなりません。
というか書きたいんですけど(笑)

 詳しく書くわけにはいかないのですが、私自身が今生でクリアしなければならないカルマがあるのは判っているのです。しかし正直にいって、どのようにしたらそれが解決するのか、解決したら良いのか、もしかして気が付いた時点で解決しているのかも知れないのですが、よくわからないでいました。そんなわけで私は「カルマとは何だろう」という問いかけをしてみました。おそらくそれなりの答えがもらえるだろうと、まあ楽しみでもあったのですが。

 その結果は、思ったよりつっけんどんな答えでした。私のレベルだとそれで充分なのかもしれません。話がちょっと横道にそれるのは承知で、その答えがどのようにして私に届いたのかを書いておくことにします。何人かの人には参考になるかもしれません。

 まずペースにあるのは、すでに私が持っている知識、経験です。もちろんその中で、互いに矛盾するもの、全然頓珍漢なものなども含まれているのですが、そのうちほとんどのものはもう私も忘れてしまっているわけです。その中で比較的正しいもので今回の結論を出すために必要なものは考えているうちに自然に思い出すのです。とは言っても、まあ考えるポイントというかきっかけがないと、なかなか考えが進まないのも事実です。そのきっかけを待っていたのです。

 私は考え事をするとき、ぶらぶら歩き回っていることが良くあります。今日もいつものコースをペットボトルを持って歩いていたのです。ふと気が付くとカラスがいます。まあ私も結構ぼんやりしているので、カラスに気が付いたときはすでに1mくらいの距離まで近づいていました。言い方をかえると、ふと気が付いたら私のすぐそばで、カラスがごみをあさっていたと言うことです。私の住んでいる場所ではあまりカラスを見かけません。というか仮にいても気にならないくらいの頻度でしか見ることはないのです。「おや、カラスは霊性の高い動物だというから何かメッセージがあるかも知れない。」と思うのは自然なことです。

 私は、さあ来たか、と思って何か変わったものはないかとあたりを見まわしました。でもそこにあるのは、ごみを漁っているカラス以外にいつもと変わったものはありません。変だなあ、車のナンバーか何かでメッセージが来ているのかなあ、などとそこらにある車のナンバーなど見てみましたが、とくに気になるものはありません。こんなとき霊感が強い人だと、ある特定の車だけ光って見えたりするらしいのですが、そう言うのは私の苦手とする分野でどの車も光ったりはしていません。

 変だなあ、何かあるはずなのに、と思いながら、いつも考え事をする場所に行った訳です。そこでも何かないかなあとあたりを注意していたのですが、いつも見かけるヤクルトおばさん(若い女の子なんだけどね)がとおっただけで、それ以外にはなにもないようです。なんか自転車にヤクルトなどをたくさん積んでずいぶん重そうなのに、いつもがんばってるなあと思ってましたから、もしかして、この荷物に意味があって、「カルマとは荷物である。」とでも言いたいのかなあ、などと考えました。でもこんなことは前から判っていたことで、カルマが荷物だといってもなにも感動も感じません。あまりにも当たり前過ぎます。

 結局それ以外には特に何も見つけることが出来なくてあきらめて変えることにしました。帰り道にまたさっきのカラスの場所に来たわけなんですけど、こんどは駐車場から1台の車が出てきます。その車はさっき最初に見た車です。とうぜんナンバーを見ました。「5371」だったと思います。この「だったと思う」というのは、最初の53はハッキリ確認できたのですが、そのあとはあまり気にならなかったのです。

 私はやっと判りました。答えは「ゴミ」だったのです。「カルマとは輪廻転生の中で発生するゴミだ。」ということです。なるほど、それなら納得できます。そこから後は今までの経験と知識から思い浮かぶことをつなげていくと、すぐに答えが出てくるのです。

 ということで、やっと本題です。
 そもそもカルマはゴミなんですから必要なものではありません。まあなければないほうが良いのはあたりますです。解りやすく書くと、「カルマの為に輪廻転生があるのではない、カルマは輪廻転生の本質的な問題には関与していない」ということです。これだけでカルマの本質を言い表しているといっても過言ではないですよね。

 とはいっても、ゴミだらけでは魂も気持が良いわけはありません。お掃除をしなければならないのです。このゴミはいったいどこにあるのでしょう。それは魂の中にあると考えないと全くつじつまが合わなくなってきます。もうちょっと考えると「カルマは魂の傷」だということが出来ると容易に行き着くでしょう。

 ということで、「魂」がどんなことで傷つくかを考えれば、カルマの発生する状況が推測できるのです。カルマの発生するタイミングは二つ考えられます。まずそのうちのひとつですが、前世で生存している段階で負った傷です。これから考えていきましょう。

 もう一度かきます。「カルマは魂の傷」だと確認するとこれと非常に良く似たものが現世においてもあります。「精神的外傷」いわゆるトラウマです。これは良く考えると前世で心に傷を負ったあとの状態では、トラウマの段階を通過しているというのがわかります。解り易い言い方で言いなおすと、このてのカルマは「ある程度以上深いトラウマだったため、現世まで持ち越されてしまったもの。」だということがわかります。

 このタイプのカルマの解消法はトラウマの解消法と同じだと言うことが解ります。ようするに、トラウマの原因となった問題を知ること、理解することでこれは解決できます。これは催眠療法で前世の問題を解決できることをあらわしています。(というか本当はここは逆です。催眠療法である種のカルマが解決することからこれらの考えが出てくるのです。)

 もうひとつのタイプについて考えてみましょう。これは死んだ直後、自分の人生を振り返ったときに発生すると考えられます。(正確なタイミングは良くわかんないのですが)「魂の部屋第5話」で書いたように、死後、自分の自分の人生を振り返って大きく反省するわけです。その反省の気持が大きいと、あの時こうすれば良かった、もう一度やり直して今度はうまくやろう、というように思うのでしょう、それが魂の中でゴミのように残ってしまうわけです。これは特に人間関係において多く起こりそうです。この場合は、傷として考えるよりゴミとして考えたほうがずっとすっきりします。もっと別な言い方で言えば、「魂の持っているこだわり」ということもできます。

 さて、このタイプの場合、魂が生まれ変わってくるときに、その関係の両者が話し合って、同じタイミングで生まれてきます。これは魂のレベルでは両者が前世の失敗をやり直そう、という合意が出来ているのでしょう。もちろんこれだけが目的で生まれてくるのではないのです。いくつものたくさんの課題を抱えて生まれてくるのですが、そのうちのひとつになっているということです。

 さてこの解決法なのですが、これは両者の合意において生まれてくるのですから、両者がバースビジョン(誕生時の人生計画)にそって人生を過ごせばそれで良いということが考えられます。もしも自分のバースビジョンに気が付いたなら、それにしたがって行動すれば良いということになります。(ちなみにこの事は私にとって大きな意味があります。)

 というわけで、二つのタイプのカルマについて考えてみたわけなのですが、これを考える過程でいくつかのことがわかりました。催眠療法でカルマを解消していくうちに、その患者の霊的レベルが向上していくという現象が見られています。これは言いかえるとカルマは単なるゴミではあると同じに、魂の波動を阻害する要因になっていると考えられることです。もともと先入観、固定観念などが無意識レベルにあることによって、瞑想などの阻害要因になることを考えると、カルマが魂の働きを何らかのかたちで阻害しているのは、不思議なことではないと思えます。

 もうひとつとても重要な疑問もおこります。なぜ魂は霊界にいる間にカルマの精算が出来ないのでしょうか? 霊界にいる魂は過去の前世の記憶を持っていますから、現世で知れば問題の解決になるようなことはすでに知っているはずです。そうでなくては、バースビジョンの組立てのときに、後者のタイプのカルマ精算の合意が出来ないことになってしまいます。ハッキリした理由は良くわかりませんが、現世での体験を基に発生したゴミ(傷)であるので、霊界ではその処理は出来ないと考えざるを得ません。言い方をかえてもっとハッキリと明言してしまいましょう。「魂は霊界ではカルマの精算は出来ない、これは結果的に今生の目的の一部にカルマの精算も課題としてもってこなければならない事を意味する。」

 思わぬところでまた輪廻転生の目的が出てきました。だからカルマの話をすぐに続ける必要があったのですね。(笑) このスタンスで見たときカルマの問題を輪廻転生の中心に持っているような考え方も全くの見当外れでないことがわかります。

 さらに別な言い方をしましょう。カルマの解決は「魂のヒーリング」ということになります。そしてそれは現世でしか出来ないということなのです。普通の人にはできない前世のカルマの解消を何らかの形で手伝ってあげることは「魂のヒーリング」としてもっと脚光を浴びても良いと思います。

(2002/04/01)


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