ネガティブな思考 (第62話)

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 自分の気持ちを客観的に捉えることが、自分自身への理解につながり、自分の楽しい生活に繋がる事はわかってはいるのですが、どうしてもネガティブなイメージが湧いてくることがあります。最近になって、皮肉なことにそのネガティブな精神的なエネルギーが自分の中のエネルギーの中で最も認識しやすいものであることに気が付きました。

 何かに対して反発を感じている時に、もっとも自分を感じ易いということなのです。ただこのネガティブなエネルギーはそのままほおって置くと、気が付かないうちに周りに発信してしまい、いずれまた自分に戻ってきます。それはネガティブな出来事として表れ、あたしたちにとって好ましくない現実を引き寄せてしまいます。それは分かっているので、出来るだけ気持ちを切り替えるのですが、そうするとまた自分の気持ちがつかみにくくなってしまうみたいです。

 言い方を変えると、何かに対して怒っていたり、批判的で在るときは、自分の気持ちを探るチャンスでもあるわけです。なぜそんな風に自分が感じているのかを考えて見ましょう。といって簡単にそれが出来るかどうかは個人差が在るでしょうし、それが出来る人は普段からやっているでしょう。まあ、とりあえず書いてみました。

 ついでに書いて置いたほうが良いかも知れません。私の場合ですが、ネガティブな気持ちは心の中のエネルギーとして最も感じやすいものですから、そのネガティブなエネルギーを心の中の物質的なものとして認識することが、他のエネルギーを認識する上での練習になるような気がします。個人差があると思うので参考にはならないかも知れませんが、感情を心の中にある一種のエネルギー体として認識できれば、それをコントロールする手助けになります。

 去年の秋ごろ、なぜか頻繁にネガティブな感情が湧いてきた時期がありました。特に思い当たる原因も無かったので他からの影響かなって思っていたわけです。繁華街などで人ごみの中に長い時間いると、理由も無くいらだって来て、気分が悪くなります。その様なことが起こっていたのだということです。こういう現象はあらためて、人間の気持ちは目に見えない部分で互いに影響を与え合っているんだということを実感させてくれます。残念ながら私程度の感受性だとそんなときにしか感じられないのです。(繁華街の中でネガティブな精神エネルギーだけ拾っているとしたら、ちょっとなさけないかもしれないけど)

 あるとき、このネガティブなエネルギーが胸の下の部分にあったので、瞑想をしながらこれを外に出そうとしてやってみました。結果はどうなったかというと、頭に中に入れちゃったんです。何とも恥ずかしい話ですが、頭のてっぺんから外に出て行くようにイメージをしていたのですが、それが上手く出来なくて頭の中にぶち込んでしまったのです。で、どうなったかというと、それまでの批判的な気分は無くなったのですが、そのかわり批判的な考えがものすごくたくさん、これでもかこれでもかと言うくらいに湧いてきたのです。私はもともと批判するのは苦手ではありません。人の意見や行動などに対してその気になればかなり批判的なことを考えることが出来ます。そんな私でも驚くくらい、自分でよくもまあこんなことが思いつくなあと言うくらい強烈な批判が出てきたのです。

 その時に解ったことなのですが、批判的なエネルギーは下の方にあるときは批判的な気分、頭の中にあると批判的な思考になるということです。同時に思考も感情もともにある種のエネルギーによりかなり影響を受けているということです。これは逆に言えば、ポジティブな精神エネルギーで心を満たされていれば感情も思考も自然にポジティブになると言うことです。

 で、だからどうなると言うと。心をリラックスしてポジティブな気持ちになったところで、その気持ちのエネルギーを頭の中にもっていけば、ポジティブですばらしい発想がわいてくる、かもしれないということです。(実際にやったわけではないので何ともいえないけど、、)

 もっと別なこともいえます。気分がネガティブなときに考えたことは、あくまでもネガティブな思考であって、たとえその時に何か考えたとしても、それはそういうものであって、物事を自然に見たときの考え方ではないよと言うことです。とうぜんもっと別な考え方も在るわけで、ネガティブな思考だけがその人の本当の考え方であると決めることは無いということです。

 また別な見方でみると、思考自体も気分と同じようにうつろい変わりやすいものだと言うことも出来ます。人間は何か考えたとき、その考えが正しいと思い込みがちです。自分の考えは正しいんだという前提で行動をするのです。その時の考えは自分にとっては普遍的なものに思えますから、かりに気分が変わってもその思考の結果が頭の中に記憶として残されている限り、その人の行動に影響を与えるのです。それはいったんネガティブな感情を持った人が、ネガティブな行動からなかなか抜け出せないという現象も起こしかねないのです。

 まあ、思考自体も実は変わりゆくものだと割り切って、こだわらないことが正解のような気がします。

 さてもし何かあってネガティブな気持ちに成ったとしましょう。たとえば誰かが貴方を怒らせたと言う場合です。この場合あなた自身もその出来事を誘発させるようなネガティブなエネルギーを発信していたと言うことでも在るのですが、それはさておき、少なくともまた相手にネガティブなエネルギーを送り返すような行動はあまり良い結果にはなりません。それはまた戻ってきて、ネガティブなエネルギーのキャッチボールをすることになってしまうからです。

 その様なときにはこのように考えましょう。「相手は貴方を不快にすることによって、貴方が発信しているネガティブなエネルギーのことを貴方が気づくように手助けをしてくれた。まあ相手がその様な意図を持ってそれをやったわけではないけれど、とりあえず私にとっては感謝に値する。」と言うように、感謝の気持ちにすりかえてしまうのが手っ取り早い方法です。もしも簡単にはその様に思えなくても、むりやりそう思いましょう。そう思うことにより現実がそうなります。そして実際のところそれは貴方が自分の心を探るチャンスなのですから、有効に活かしましょう。

 これをやっていると、あなたの中のネガティブな気持ちはだんだん無くなっていきます。すると自然と不快なことが起きにくくなります。

 人によっては、瞑想などでネガティブな気持ちを自分の中から出してしまうことも出来るようです。(私は失敗しましたが^^;) 瞑想をやる習慣が在る人なら試してみる価値はあります。

 あと、紙に書いて燃やしてしまうという方法もあります。(私はやったことはないです) 紙にいろいろと不満とかを書いて燃やすだけでいいらしいのですが、その時大事なのは、その紙を読み直してはいけないらしいです。読み直すとネガティブなエネルギーがまた戻ってきてしまうと言うことです。

 まあ、ネガティブでも何でもそれが楽しめるのならそれが一番良いような気もしますが。まあ普通は嫌な出来事は避けたいですよね。

(2003/01/24)


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