強さ (第95話)

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 正しき道を追求しているものにとって強さというのはとても大事なことです。もちろん個人的にアセンションしようと思った場合には絶対的な必要条件になります。今回は「強さ」について書くことにします。

 当然のことながらここで言う強さとは、肉体的な強さではありません。人間としての強さ、あるいは意識体としての強さのことをいいます。これはやはり強いほうが良いのですが、もちろん絶対的なものではありません。しかし真剣に神への道をたどりたいのなら、避けては通れないことなのです。

 強さとは何でしょうか?簡単にいえば、自分自身の意志、アイデンティティを強くもち周りの雑音に左右されないことを言います。言葉にするのなら「誰が何を言おうが、私は私である。私は私の信念のもとに存在するものである。」、こんな感じです。

 この説明だけだとちょっと解りにくいのでもう少し説明します。私がいままで何度も書いているように、私たちの地球にはレベルの高くない集合意識がまかり通っています。もちろんこの中にはカルマという制度も含まれるし、神は自分自身の中にではなくどこか自分より遠くに存在しているなどと言う考え方です。おまけに人間は死を避けることが出来ないというのもこの集合意識が決めているわけです。この状態で私たちがよりレベルの高いことを真実にしたかった場合、地球の集合意識の影響から抜け出そうとしたときにどのようなことが起こるのでしょう。

 現状を客観的にみても、地球人の9割がまだ目覚めていません。 これは自分自身の中に神があること、言ってみれば自分自身も神々の一員であることを理解していないのです。理解していないだけならまだ良い方なのです、自分たちのレベルの低い限定的な真実を振りかざして、気がついた人たちを自分たちのレベルまで引っ張りこもうとまでするのです。そのときの一番の武器は世間常識と言うものなのです。この世間常識と言うものはまだ目覚めていない人たちが過去において勝手に作り上げてきてしまったもので、それなりに一理ある部分と全く弊害にしかならないようなものがごちゃ混ぜになっているのです。

 さて残りの1割の人たちはどうでしょうか。この人達はある程度目覚めています。しかしそれでもレベルの高い真実を持っている人は少ないのです。たとえばせっかく霊的な能力を持っていても、カルマなどと言うものを信じていたりするケースもあるのです。これなどは地球の宗教の神々に操られてしまっているということで、宗教の神々のレベルより上に行くことは考えられないのです。言うまでも無く宗教の神々はたいしてレベルは高くないのです。

 結局のところ、ある程度以上のレベルのことを真実としてとらえている人は、100人の中で僅かに数人というのが現状なのです。もしかしたらもっと少ないのかも知れません。さて貴方が開けていたとしても周りの人はどうでしょうか?残念ながら同じようなレベルの理解に到達している可能性は少ないのです。それはごく近い身内であっても、ごく親しい人であっても例外ではありません。むしろ身近に話が出来る人がいたらものすごい幸運だとも言えるでしょう。

 日々の生活の中で、お節介にもまだ理解していない人たちが、自分たちの常識を押し付けてきます。まあそれはある意味しかたないことなのです。その人たちはいかにおかしな世間常識に振り回されているのかさえ気づいていないのですから。その人たちは、常識が正しいと考えて疑って掛かるようなことはしません。それに人により真実と言うものが異なるということも理解できません。ありもしない絶対的な真実を信じ、物事に独断的に善悪を決め付け、自分が正しいことによって自分の存在を守ろうとしているのです。まあ恐怖にとらわれている為に、自分自身で考えることが出来ないということでもあるのですが。その様な人たちと何かにつけて接触していないと実際問題として生活は成り立ちません。知らず知らずの内にいろいろな影響を受けてしまうのが現状なのです。

 よりレベルの高い真実を知りたかったら、今まで常識としてあまり考えてこなかったこともひとつひとつチェックすることが必要になります。そして貴方の理解が深まれば深まるほど、世の中の世間常識が本当はとんでもなくひどいものだったと言うことに気が付いてくるのです。そんな状態では自分自身をしっかり持っていなければながされてしまうのです。

 いいですか、あらためて書きます。100人中99人がレベルの低い真実を信じています。貴方は99人の人が「それは違う」と言ったとしても、貴方は断固として「いやこれで良いんだ、これが私の真実だ。」と言い続ける必要があります。それが強いと言うことなのです。この強さは道を追求する為にどうしても必要なことなのです。

 この強さは、死んだ後でも問題になります。断固としてカルマを否定する気持ちでいれば、カルマなどは無視できます。しかし精神的な強さが無いと、集合意識やそこにいる霊達に負けてしまうのです。そこで自分の信念をまげて、せっかくの気づいても、また後戻りしてしまうことになるのです。

 さて強さを得る為にどうしたら良いのかという方法がいくつかあります。まず争そわないことです。でも俗に言う協調性が高いと言うことは美徳でもなんでもないことを知る必要があります。協調性などというものよりも、自分自身をしっかり認識していることの方が遥かに価値があります。それに本当に強くなったとき、本当の意味で人と協調できるのです。(これはちょっと説明が大変) まだあります。評価しないことです。これはとても大事です。正しいかどうかという次元で考えるのは間違いなのです。とにかく自分は自分、「ただ在るもの」、それを守るのです。

 それから無理に相手を説得するなど考えないほうが良いのです。相手もそれなりの真実を持っているわけで、決着がつくことを期待するのは無理があります。その為にあなた自身の方向がずれてしまう可能性も高いからなのです。それに貴方が自分の真実として完全にそれを自分のものに出来たとき、自然と周りがそれを認めてくれるようにもなるのです。あせることは無いのです。

 強さという要素では、自分自身のスピリット(精霊)の強さも大事なことです。それは常日頃貴方が真の自分自身に思いを向けて(関心をもって)いるかが問題に成ります。貴方が自分自身の中の神に関心を持てば持つほど、自分自身に力を与えていることになるのです。それをしていれば、貴方の精霊はパワーアップしていきます。

 強さというものは、相手を打ち負かすことではありません。何があっても動じない、しっかりした自分自身を持つことなのです。そしてそれは自分自身に真の平和をもたらすのです。

(2003/07/04)


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