世界の構造 (第96話)

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 質問が来ています。その質問に答える為には世界の構造についての説明が必要になりました。その為予定を変更して、今私が認識している世界の構造を説明することにしました。まあ世界がどのように成っているのかの概念を理解することは、自分自身を知る為、そして自分自身の精霊を理解する為に必要なことだと思います。

 ここで世界というのは、宇宙のことではありません。それよりずっと広い部分のことを言っています。「神との対話」でいう相対性の領域とほぼ同じ意味なのです。多くの人が宇宙が一番広いところだと考えている為にそれより外側の世界を言い表す適当な表現が無いのです。

 さて私たちの宇宙(あるいは地球)は、いったいその内のどれくらいのウエイトがあるのでしょうか。もちろんはっきりしたことはわかりませんが、大きくは無いことは確かです。まあ大きめに考えたとしても、1万分の1、言い方を変えると、0.01%がいいところだと思います。本当はもっと小さい数字になると思っていますがまあそんなものだと考えてください。まあ大事なことは、世界の全てと比較したとき、私たちの宇宙(地球)はほんの僅かな部分にしか過ぎないと言うことです。

 ちなみにちょっと余談ですが、私が宇宙と地球を並べて書いてありますが、これにも訳があります。私たちの宇宙はあくまでも地球人から見た宇宙であり、地球人が認識して出来ている範囲のみを宇宙と考えています。まあ言ってみれば地球人の認識している範囲での宇宙とは、地球と同じ意味あいなのです。地球人が認識できていない宇宙領域が私たちの属している宇宙の中にもかなりあるのです。井の中の蛙と言いますが、私たちの宇宙自体が井の中で、それもその間に何重にも井戸が重なっていているのです。だから私たちがたとえ10回井の中から飛び出したとしても、まだ井の中なのです。(余談でした。)

 世界の全てのものは、「無」あるいは「空」という絶対的な領域の中にあります。無という何も無いところに、概念として存在しているわけで、私たちが認識しているような時間も空間も本当は存在していないのです。映画のマトリックスの世界はある意味でその理解に役立つと思います。まあ皆で同じ夢を見ているのですから、全てのものが幻想に中にあるのです。とはいってもそこには概念というものがあります。その概念こそある意味では世界の構造ということが出来るのです。(理解出来ない人が多そうです。わからなくても気にしないでね。)

 では世界の構造を構成している概念はどうなっているのでしょうか。その理解には「ラムサの教え」が最も客観的で理解し易いと思います。そこで説明されていることを参考にして世界の構造を簡単に説明します。(用語もラムサに準じるようにしますね。)

 世界は7つのレベルが重なって存在しています。私たちの宇宙はその内の第1レベルなのです。この第1レベルの中にはいくつもの宇宙が存在しています。その第1レベルと重なって第2から第7までの世界が存在しているのです。第7レベルとは「神との対話」でいう絶対性の領域なのです。

 ちなみにこれらの様々なレベルの世界には、どのような世界があるでしょうか。世界自体が創造(想像)の産物だということを考えると、およそ考えられる全ての世界が存在しているのです。というか私達の立場からではとても理解できない世界も当然のことながら沢山存在しているのです。それこそこの世界の存在自体が自由なんですから。

 私たちは第1レベルに肉体を持っています。そして意識も多くの場合第1レベルにいるわけなのです。しかし肉体は第1レベルにあっても、意識はもっと上位のレベルに持っていることも可能なのです。まあ言ってみれば、内なる神(精霊)がどの部分にその意識を持っているのかは肉体の制約とは別なものなのです。そして私たちの自我が自らの精霊と一体化して統合された状態になっていると、身体は第1レベルのままであっても私たちの意識は精霊と同じようにもっと上位レベルの認識を持つことができるのです。

 私たちが死んだ場合、通常は第3レベルまでもどります。もどるというのは私たちは第7レベルから自らの成長を求めて降りてきたのですからもどるというのです。死んだ後、第3レベルにいるときにはそれなりの身体を持っています。各レベルでもともと身体を持っているのです。ちなみに俗にいう幽霊が見える人の場合、第2レベルの存在を見ることが出来るということです。幽霊とは第3レベルまで行けずに第2レベルで止まってしまっている存在なのです。

 私たちは自らの成長を求めて第1レベルまで降りて来た訳なのですが、そこで若干の問題が発生しました。それは生存競争のために、自我が変性してしまったのです。その変性自我が自らの神性を否定してしまった為に、多くの人は第4レベル以上に戻れなくなってしまったのです。特にこの第3レベルのなかでも地球からもどってきた霊魂たちが集まった為に特殊な場所が出来てしまいました。それが地球の霊界なのです。私が今まで何回か書いていますが、地球の宗教の神々と言うのはその第3レベルで君臨している存在なのです。この第3レベルとは、死んだら誰でも行ける所でそこに留まっているというのは結局はそれほどレベルが高くないということでもあるのです。まあ、彼らも井の中の蛙だということです。

 あらためて、私たちの第1レベルについて説明します。この世界は他の上位の世界と違うのは時間が経つのが遅いのです。それは私たちの創造に時間が掛かると言うことなのです。たとえば誰かがあまり好ましくない感情を持っていたとします。その影響がすぐに身の回りに現れたら、その人は自分自身の感情がその結果を招いたということは比較的容易に理解できます。しかし私たちの第1レベルだと結果が現れるまでしばらく時間が掛かるのです。結局は本人が忘れた頃になってその現象が現れるのです。そのために私たちは自分たちで現実を作っているということを忘れてしまったのです。それは自らの神性を忘れるということにつながるのです。だって自分以外の存在(多くの場合かってに作り上げたイメージの神)に責任を押し付けることになってしまったのですから。(これは私たちが誤った教育(世間常識)の犠牲になったということでもあります。)

 別な角度で説明します。精霊が体験を求めて第1レベルにおりてきます。そこではいろいろな体験が待っています。その為自我が変性してしまったのですが、これは退化したと言うのではありません。たとえばAという精霊は、悲しみの体験を知りませんでした。そのAは第1レベルで悲しみを体験します。その結果悲しみを抱いたA'という変性自我が発生するのです。結果的にAという精霊の自我とA'という変性自我が同時に存在するということになるのです。私たちが狭い意味で自分と言うものを捉えたとき、それはA'を見て自分だと考えているのです。このA'が強すぎるとAは弱くなってしまいます。その結果死んだ後でも第3レベルまでしか戻れなくなるのですが、それを回避してもっと上のレベルに戻るためにAとA'の統合が必要になるのです。これが出来るとA+A'=AAという具合に私たちの精霊は大きくレベルアップ出来るのです。これは私たち一人一人が神性を思い出すという言い方でも大体あっていると思います。(これの詳しいことはいずれ書くつもりです。)

 まだ第1レベルを経験していない存在もたくさんいます。それらはまだAのままなのです。天使達もその様な存在なのです。だからけがれが無いという言い方も出来るのですが、まだ未熟な存在だということも出来るのです。私達のこの世での苦労は決して無駄にはならないのですから。

 ちょっと余談気味なのですが、考えてみてください。痛みを知らない存在、悲しみを知らない存在、苦しみを知らない存在がまだたくさんいるのです。その存在たちは魅力的だと思いますか?自分が悲しみを知らなかったら、どうして人の悲しみに同情してあげることが出来るでしょうか?死というものを体験したことの無い存在が、わが身を投げ出して人を助けるというような愛の行動の本当の価値を理解できるでしょうか?貴方はそんな存在でいたいと思いますか?私達が今この地球で生きているということは本当に貴重な経験をしているのです。その貴重さは経験したことの無い存在には決して理解されないのです。私達はここで生きているだけで、大きな祝福に値する存在なのです。(勇気を出してこの世界に飛び込んできた自分をほめてあげてください。)

 この第1レベルというのは、もうひとつ大きな特徴があります。それはいろいろな成長レベルの存在が共存できる唯一の場所でもあるのです。それ以外のレベルでは基本的に(例外を除いて)その精霊のレベルに応じたところにしか存在できないのです。ということは、自分と異なったレベルの人達と接触する唯一の場所でもあるのです。これはたとえば第5レベルの存在が第6レベルに上がる為に、この第1レベルにまで戻ってくることもあるということなのです。結果的に地球では様々なレベルの人達が混在しているのです。まあ実感としては未熟な地球人が多すぎると感じるのですが、この未熟さの中には集合意識に変性自我が振り回されてしまっているために起こるものも多いと思われます。自分が人を傷つけていながら、その相手の痛みを全く理解できない人がいると同時に、他人の痛みを自分のことのように感じ、その為に苦しんでいる人もいるのです。

 私達の地球は言ってみれば、道場であるともいえます。私達はここに成長を求めて来ているのです。自ら望んで修行しているというスタンスは忘れない方が良いと思います。

 地球の全ての人に、祝福がありますように。

(2003/07/06)


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