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先に申し上げておきますが、私はネットニュース等によくいる判らず屋相手
にこういう論争をしかけたりはしません。望月さんがこれまでに書かれた、
著作権の話、防衛費が国家予算に占める比率の話、目の錯覚と思いきやホント
に線の長さが違うという話などは、どれもこれも大変すばらしい話であると思
います。そういう方が相手だからこそ、こうして意見を書いているのです。
いかにも、予知や霊が存在しないことを科学で証明することは出来ません。
私は、それらが「存在しない」とはひと言も主張しておりません。
しかし、「存在すると思う」という話をするならば、何か不思議な出来事に
ついて、超自然的な物の存在を前提とした説をとる前に、合理的な説明がつか
ないかどうか充分検討しなければならないのではないでしょうか。
「地位と分別のある人々が効果を信じているから本物だ」この様な論法を、
他の話題の中でなら望月さんは決して使わない筈です。
望月さんが他の話題で説かれている様な「先入観を排せ」という思考が徹底
している人ならば、
「たいていの予言は玉虫色のもので、あとから解釈をどうとでも付けられる」
という見方が出来るはずです。
それなのに「遠くで広く商売すれば成功する」という言葉をインターネット
のことだとして「当たった」と見なすのは、他人から見れば、その占いが本物
だという結論が先にあって言っているのだとしか言いようがありません。
私は、殺人事件の被害者として亡くなった人は予知能力者ではないと断言し
ます。
自分自身の不幸な死を避けることが出来なかった、という事実が、予知能力
者でないことの何よりの証拠です。( 何か崇高な目的のためあえて死を選ぶ
というストーリィでもあれば別ですが。)
なお、「知ってしまった未来を変えることは出来ない」というSF小説の論
法は、ここではナシです。
だって、その人の予知は政治家や実業家が選択の参考にする様な「未来を選
べる」ことを前提とした物だという能書きなのですから。
私はその占い師を詐欺師よばわりするつもりはありません。
その人は、「心の安心」というサービスを良心的な価格で売っていたのです
から。
数十万円という額が良心的か?・・・ 既存の宗教の儀式に比べてさほど高
いとは思えません。
詐欺というのは、一般庶民に向かって不安を煽って数千万円もむしり取った
り、全財産を差し出させて共同体に所属させたりすることを言うのです。
岩清水 彰
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