1.KX部品取りへの道
レースをやるようになると市販トレールは特に弱点が目に付くようになります。KDXの場合ブレーキにサスにと、改善したい部品を挙げたらきりがないですが、手元にモトクロッサーがあったら高性能な部品を移植しようと思うのは当然のことかと(笑)ただ、レース規定を満たす範囲でと考えると限られてきます。今回はスイングアームを。組外しは意外なほど簡単で、リアタイヤを外してからタイロッドを外し、ピポットシャフトを抜くだけです。スプリングなどは一切手を触れる必要がありません。
2.KXスイングアーム
というわけで取り外しました。材質もKDXがテッチンなのに対してKXがアルミを奢ってあります。これだけでも満足です(笑) そしてチェーンの張りを調整する機構がネジ式になっています。調整は面倒ですが、微調が利くこととタイヤ交換後の調整が不要なところが利点でしょうか。現在のモトクロッサーもこの方式が使われています。3.鉄スイングアーム撤去
KDXの重くて短いスイングアームよ、さらば!元々、なんか落ち着きのないKDXのリアサス。スイングアームがまず短い。どのくらい短いかというと、モトクロスタイヤがスイングアームに引っかかるほどです。対するKXは30mmほど長いようです。この時点では多分何事もなくボルトオンで付くと信じて疑わず、寸法確認なんてしていません(^_^;;4.スイングアーム比較
並べてみました。写真ではわかりにくいのですがKX用はピポットからリアホイールまでの軸間距離が30mmほど長いのです。いわゆるロンスイ(笑)しかし、リアが落ち着きのないKDXには以前から長いスイングアームが欲しいと思ってましたのでちょうどいいですね。5.死と再生
奥に緑色の残骸が(^_^;; スタンドもないし部品取り車確定なので横倒しにされてしまいました。哀れなKX(T_T) お前の魂(の一部)はKDXの血となり骨となり生きて行くからね(笑)6.取り付けてみる
特に問題なく取り付いてしまいました(笑)
ほら、何となくスイングアームが長くなった気がしません?実際に長くなってまして、チェーンが純正の長さ(132L)だと短いです。店に行ったら140Lが置いてなくて注文してくるハメに(T_T)後はチェーンが来たらインプレしたいですね。
意外だったのは、KXのアルミスイングアームと重量があまり変わらないことです。測定したわけではないのですが、手で持ってもあまり差は感じません。しかしながら、ホイールベースが伸びたことでスタビリティは間違いなくアップしますので試乗が楽しみです!!
リアはとりあえずこれでいいとして、フロントも深いギャップで底付きするのでホントはスプリング変えたいのですが、バネとショックを変えるとレースの改造規定に引っかかります。
なにかいい方法はないですかねえ。(カラーを入れてみようか?)
'02.06.08 追記
チェーン買ってきました。おそらくこのスイングアームとスプロケの組み合わせでは本来135〜137コマくらいが適当と思われますが
140そのままでも張りに差し支えないのでそのまま付けてしまいました(爆)
モトクロッサーみたいにタイヤがフェンダーから豪快にはみ出てます(笑) 多分、50〜70mm位ホイールベース延びてます(爆)カッコイイ(ぉ
さて、肝心な走りの感想です。今日天竜川のコースで試してみましたが、思ったよりイイ!!一言で言えば落ち着きが出てきました。
常にリアがバタバタして落ち着きのないKDX125。コーナーリング中にすぐにリアがアウト側に出るKDX125。お前に乗るのは大変疲れるのよ(^_^;;
過重をしっかりかけずにコーナー出口でアクセルワイドオープンすると必ずと言っていいほどリアがすっぽ抜けるように跳ねてしまい、
一瞬でバイクが横を向いてしまっていたのですが、穏やかにずるずるっと流れるようになった感じです。
ホイールベースが延びたことでタイトコーナーでダルな面が出てくるかと思ったのですが、それは別に感じませんね。
またジャンプの着地に対する安心感も出てきました。しっとりしてます。スイングアーム長さは関係ないと思うのですが、何故でしょう(笑)
あと、ノーマルのあってもなくても同じような「飾り」チェーンガイド(笑)でなく、きちんと仕事をしてくれるチェーンガイドが追加されたこともメリット。
急激なアクセルオンオフを繰り返しても、リアがロックしても、リアサスがフルストロークしてもチェーンが外れることがなくなりました。
それからこれはライダー側の話になりますが、僕はKLXに乗るようになって4スト特有のリア荷重で走る乗り方がすっかり身に付いてしまい、
気が付けばコーナー進入時にフロント過重をしなくなってしまっていました。シビアなKDX125はそういう乗り方は許してくれないので(笑)、
リアが暴れたときに一緒に人間もすっとんで転けていたのだと思います。(あと僕はアンダーパワーでコーナー内側へ転ける癖あり(爆))
これが多少でも改善されただけでも儲けモノです。(乗り方戻せばいいじゃん(笑)4ストと2ストを一緒に持つと運転が下手になる気がする・・・)
そんなこんなで当初の目的は達成できました。ショックを換えないと直らない悪癖かと思っていましたが、ホイールベースを長くしてやることで
改善するのでは?という持論が実証された、かな?(笑) でもやっぱりKDX125はホイールベース短すぎると思いますが・・・。
ただ、まっすぐ走るだけでもちょっと路面が荒れているとすぐリアが左右に暴れる癖はさすがにショックを換えないと直らないようです。
全然トラクションしてくれないのでバイクが前に進まない・・・実はこれも重要な問題点・・・ が、まあ「KDXはモトクロッサーではないのだ」と
自分に言い聞かせてよしとしましょう。(セッティングで直るとも思えないし)
'02.11.28 追記
このコンテンツに対する質問が多くなってきたことと、ある方のご協力を得て僕のKX125の年式が判明したため情報更新したいと思います。
スイングアームを移植可能なKX125の年式ですが、'89年の型であれば移植可能と言えます。それは僕のKXが89モデルだからです。
(他の年式でも付く可能性はあるのですが僕には調べる術がありません)
リンク側は無加工で付きますが、ホイール側はガタがあるためスペーサーが必要になります。
僕の場合は2o厚で穴径20oのワッシャを二枚、カラーの外側に噛ませて使用しています。
ただ、穴径20oのワッシャなんてなかなか売っていませんよね。
そこで小ネタですが、スバル系のエンジンオイルドレンボルトがφ20なので、そのパッキン用ワッシャが転用できます。僕はそれを使ってます。