嘗ては、八幡様のお囃子には篠笛・太鼓・当り鉦の他に三味線も入っており、気賀の花柳界にいた女性が担当していました。何とか復活させたいと思いましたが、ご高齢になられていたりいたり、既に鬼籍に入られた方も居られ等の諸般の事情で昔のようにはいきませんでした。偶々、この話を人脈のある方に話したら、自分は、ギターと三線の経験はあるが、三味線の経験はないけどやってみたいという話になり、その他にもベースの経験がある人、ギターの経験がある人、弦楽器は全くの素人ながら、家に三味線があり自分もやってみたい人が加わりました。人脈のある方がいろいろな方向に働きかけて何とか、嘗て気賀の花柳界にいた方にお話をして、教えていただく事となりました。しかし、三味線を触らなくなってのブランクが大きく、とても素人に一から教えるのは無理とのことでしたのでこの方の尽力により、湖東区より本職は津軽三味線なのですが、浜松まつりの屋台に何年も乗っている方を先生にお迎えし、嘗て花柳界にいた方に三味線を弾いて戴いたものを録音し先生に楽譜化して戴き、三味線を一から教えて戴きました。自分も弦楽器は全くの素人で「1年で1曲覚えられればいいや」っていう軽い気持ちでスタートし、三味線がなかったので「YAHOOオークション」で三味線を1丁GETしし、練習に臨みました。先生の指導方法と人柄のお陰で、嘗てギターやベースを経験されていた方は覚えも早く、練習1日目で譜尺を外し、数時間練習すれば1曲をマスターしてしまうペースで、もう一人の弦楽器は全くの素人の方も、家でお稽古していいペースで上達し、自分ひとりが取り残される始末、これでは、皆に申し訳がないので何とか時間を作ってお稽古し、何とか1年の目標であった3曲をマスターすることができました。三味線も結局拘りが、出て来てしまい。もう1丁いいものもGETしました。しかしながら、安くいい物をGETしているので三味線屋さんからは、「三味線屋の敵」とか、皆からは「三味線鑑定士」なんて冗談な称号も戴きました。
三味線練習記
   MY三味線
左・本番用
(紫檀・本黒糸巻)
右・練習用
(紅木・銀細・象牙糸巻)
先生を囲んでの
お稽古風景
土曜日担当の雄姿
三味線箪笥と
邦楽用チューナー
日曜日担当の雄姿