(1)許して、忘れる、ですよ!
英語では、「Forgive & Forget」と言います。
この単語をよく見てくださいね。
フォ・ギブは、「与える・ため」とも訳せますね。
フォ・ゲッツは、「得る・ため」とも訳せますね。
つまりね、
「許して忘れる」ということは、
「子どもに愛を与えるために許し、
子どもから愛を得るために忘れる」ということ。
もし子育てで、どうしようもない袋小路に入ったら、
この言葉を思いだしてみてください。
心がずっと軽くなりますよ。
約束します。
(2)次に大切なことは、
袋小路から出ようとは思わないこと。
「今の状態」を、これ以上悪くしないことだけを考えながら、
静かに時の流れに身を任せます。
ビートルズも昔、こう歌ったでしょ。
「Let it be!」と。
「なるように任せろ」「あるがまま受け入れろ」ということです。
これはまさに「知恵の言葉」ですね。
「今の状態」を受け入れれば受け入れるほど、
あなたは今の袋小路から抜け出ることができます。
あなたが、「ようし、一つや二つ、私も十字架を背負ってやるぞ」と
思ったとき、また思えるようになったとき、
あなたは今の袋小路から抜け出ることができます。
子育ては、まさに、無数の山越えです。
一つ越えると、またその向こうに次の山がある……。
しかしですよ、こうした山越えをしながら、
親は、子どもを産んだ親から、
真の親へと、成長していくのです。
いいですか、親が子どもを育てるのではないですよ。
子どもが、親を育てるのです。
それに気がつけば、もうあなたはこわいものがないはず。
勇気を出して、前に進んでください。
どんな小さな山でも、登ってみると、意外と遠くが見えるもの。
そしてそのとき自分を振り返ってみると、
それまでの自分が、いかに小さく、
狭い世界で右往左往していたかが、わかるはずです。
必ずそういう日がきますよ。
必ずそういう状態になりますよ。
それを信じて、前に進んでください。
心からあなたを応援します。
はやし浩司
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