≪A2・HR通信・通巻45号≫
第10号
2003/6/27

「体験」から「学習」へ


インターンシップが終わって、もう1週間がたちました。早いものです。今、みなさんには、お礼状・報告書・感想文の3種類の文章を書いてもらっています。たいへんでしょうが、前号でも書いたように、書くことによって課題がはっきりし、単なる「体験」から「学習」となり、自分のためになるのです。
さて、1週間、外で働いてみて、いかがだったでしょうか?地区会では、「疲れた」「休憩がなく、お腹がすいた」と言っていたという話を聞きました。仕事というのは、そういうものです。
インターンシップを行う前の面談で、職場の方の仕事に向かう姿勢を感じてきなさいと言いました。仕事に向かう姿勢はどこの職場でも同じなので、今回は希望の職場でなかった人も、それは参考になるからです。
職場の方々は、さまざまな点に気を配っていませんでしたか?例えば、安全面で、衛生面で、対人関係の面で……。そしてもちろん、職場体験学習をしていたキミたちのことも、ずいぶん心配していましたよ(気がつかなかったかもしれませんが)。その意味でも、しっかりお礼状を書いて、感謝の意を伝えてください。
最後に、これを、職業を考える一つのきっかけにしてほしいと思います。職業を考えるときに、ただお金のことを考えるのではなく、生き生きと仕事ができ、自己実現ができる場を、時間をかけて見つけてください。
今週号の写真は、職員室のパソコンに入っているものを掲載しました。

その他の記事
●来週の行事予定
●クラスの声〜テーマ「『はたらく』とは?」
●職場体験学習(写真集)
●気になるニュース〜2003年6月25日付け『静岡新聞』より、万引きをした中学3年生が逃走中、電車にはねられ死亡した事故で、警察への通報を非難された古書店の店主が廃業したことが分かったという記事を紹介した。万引きは犯罪である。刑法235条の窃盗罪(10年以下の懲役)に該当する。この事件の場合、万引きされた側の人生をも変えてしまった。一体誰が「被害者」なのか?
*今週号も、4ページ立ての増刊号となりました。