≪A2・HR通信・通巻71号≫
第36号
2004/3/12

自 立


3月1日、あいにくの雨の中、卒業式が粛々と行なわれました。来年は、みなさんの番です。進路も決まって、すっきり卒業したいですね(その前にすっきり進級したいですね)。
さて、今年度、J3の放送部員に頼まれて、お昼の放送の原稿を書くことになりました。お昼の放送なので、気軽に聞いてもらえるものにしようと思い、「今日は何の日?」シリーズを、週に1本(毎週水曜日)、書いてきました。
しかし2004年に入って、しばらく水曜日のお昼の放送がなく、原稿を書かない日が続きました。3年生も家庭学習日に入り、放送部も主力が抜け、お昼の放送は大丈夫かな?と思っていたところ、ほぼ連日、しっかりとした放送が流れていました。
誰が原稿を書いているのだろう?と思いつつ、放送室をのぞいたら、「新人さん」がいました。「放送の原稿、いる?」と聞いたら、「こっちで書くから、いらないよ」と言われました。私はある種の「さみしさ」を覚えましたが、考えようによっては、放送部の部員が「自立」したと見ることもできるでしょう。
教員と生徒との関係というのは、キミたちが自立するよう導き、そしてその姿を見届ける、そういうものなのかもしれません。そのために、ときには「冷徹」にも、「厳しく」もなるけれど。また、親子関係もそういうものではないかと思います。
いよいよ2年生も来週でおしまい。午前中で終わる日が続くので、この機会に、将来のことをひとつ考えてみてはいかが?

その他の記事
●来週の行事予定
●工場見学(写真集)
●合格おめでとう〜危険物取扱者資格試験等の合格者
●気になるニュース〜2004年2月28日付け『毎日新聞』より、歴史学者・網野善彦さんが亡くなったというニュースを紹介。私が大学に行った頃には、もう神奈川大学に移っていましたが、「網野史学」は研究室に残っていました。私も、思想的に大きな影響を受け、私の日本史のベースにもなっています。その意味で、非常に残念なニュースでした。