先週から今週にかけて、何かと行事で忙しかったですね。先週はテストが終わり三保海岸への遠足、今週は体育大会(学年1位、総合4位)、なかにはインターンシップの関係で放課後、企業と打ち合わせをした人もいるかもしれません。まずは、健康第一で乗り切りましょう。 |
つい先日の、あるクラスでの出来事(A2ではない)。日本史のテストを返却し、残りの時間でビデオを見ていたら、ある女子生徒がボロボロ涙を流して、泣いていました。見ていたビデオは、朝の連ドラ『おしん』(総集編・少女編)です。 |
場面は、7歳のおしんが初めて奉公に出るということで、父母と別れるという場面でした。おしんがいかだに乗せられ、「かあちゃん、かあちゃん」と連呼し、おしんに対して冷たかった父が現れると、「とおちゃん、とおちゃん」と連呼する。そんな場面での出来事でした。 |
戦前の日本経済を説明するには、もってこいの材料だと思い、みなさんに見せました。どのクラスでも、はじめは「『おしん』かよ」という反応でした。しかし次第にその世界に引き込まれ、多くの人が真剣なまなざしでビデオを見ていました。そして、わずか30分で感動し、涙を流す生徒までいたのです。私は、さすが橋田寿賀子だなと思うとともに、そのことに感動しました。こういう「こころ」を大切にしてほしいなと思います。 |
遠足も遊園地には行きませんでした。三保での地引き網でした。「なんて遠足だ」と思った人もいるでしょう。でも、遊園地に行くよりも、ずっと健康的で創造的で感動的な遠足だったように感じました。 |