連日暑い日が続いています。いかがお過ごしでしょうか?夏休みに入ったとはいえ、部活動や課題研究、会社見学などで忙しい毎日を送っていることと思います。まずは、健康第一で。
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さて、今日は8月6日。59年前の今日、ヒロシマに史上初めて原爆が投下されました。それから毎年、ヒロシマでは核兵器のない平和な世界を築こうと平和記念式典が催されています。しかし、現実はこうした願いとは逆の方向に向かっています。 |
このような現状を被爆者はどのように見ているのでしょうか? |
被爆者は、被爆直後から「リメンバー・ヒロシマ」ではなく、「ノーモア・ヒロシマ」と訴えてきました。「リメンバー(思いおこす)」という、やや「復讐(ふくしゅう)」の意味合いの強いことば(例「リメンバー・パールバーバー」)を使ってきませんでした。つまり、被爆者は、原爆を投下したアメリカの人をも含めて、「他の誰にも、この悲惨な思いをさせたくない」と思い、そこを出発点として今まで訴え続けてきたのです。 |
今、なぜ世界各地でテロの危険があるのか?被爆者の思いに耳をかたむけながら、テロの原因を断つ努力をしていかなければなりません。 |
ちなみに、今年は焼津の第五福竜丸が被ばくしたビキニ事件から、ちょうど50年目にあたっています。 |
*今回の原稿は、秋葉忠利さん(広島市長)の『報復ではなく和解を』(岩波書店)を参考にしました。 |