≪A3・HR通信・通巻97号≫
ルネサンスV 第24号
2004/10/29

「書く」ということ


新潟県中越地震。ひどい惨状です。山古志村といえば、NHK朝の連続テレビ小説「こころ」(2002年度前期放送)の舞台。静かな農村だったのに…。亡くなられた方には、心よりご冥福をお祈りいたします。
さて、書店に行くと、このごろ「文章教室」の類の本がいくつか平積みされています。この10月だけでも、小関智弘さんの『働きながら書く人の文章教室』(岩波新書)、清水義範さんの『大人のための文章教室』(講談社現代新書)、斎藤孝さんの『原稿用紙10枚を書く力』(大和書房)などが出版されました。
私は、毎週こうして『ルネサンス』の文章を書いていますし、ほんのときどき依頼されて文章を書くことがあります(わずかな原稿料をいただけるが、税金も引かれている!)。だから、文章を書くのが得意なのかといわれると、そうではなくいつも苦労しています(今も!)。でも、書き慣れてはきました。
「書く」ために、私は本を読むようになったり、身の周りのことを敏感に感じるようになったり、さらにものごとをいろいろな視点から考えるようになりました。大学生のころと比べても、ずいぶん自分自身が変わったように思います。
昨日聞いていたラジオで、作家であり、作詞家であり、脚本・演出も手がけるなかにし礼さんが「書くのは苦行だが、書き終わったあとの達成感は気持ちいい」と言っていました。部活動を続けてきたみなさんなら、この感覚、分かりますよね?
先日、ある雑誌の原稿を書いてほしいということで依頼が来ました。締め切りまで2週間で原稿用紙20枚分…。

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*今週のお題は、S・T両氏が設定しました。
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