≪E1・HR通信・通巻126号≫
ルネサンス 第16号
2005/8/9

終わらない戦後


暦の上ではもう秋だそうですが、毎日暑い日が続いています。いかがお過ごしですか?
さて、今日8月9日は、1945年、長崎に原爆が落とされてから60年目にあたります。
長崎の原爆では、その年の末までに約74,000人の人が亡くなりました。しかし、現在でも、後遺症に悩み、健康に不安を覚える人が少なくありません。
ボクは、7月29日から6日間、もう一つの被爆地である広島に行ってきました。そこで、イラクを何度も取材しているフォトジャーナリスト・森住卓さんの、スライドをまじえた講演をききました。
森住さんの話によれば、イラクでは、キミたちが生まれたころにおきた「湾岸戦争」後、白血病やガンといった病気、奇形児の誕生が急増しているそうです。それは、アメリカが戦争で使用した「劣化ウラン弾」によるものといわれています。劣化ウランは放射性物質であり、体内に入ると被ばくし、体が蝕(むしば)まれていくのです。
いま、イラクでは、かつての広島や長崎でおきたことと同じことがおきています。イラクでも、将来にわたって大きな影響を与えることでしょう。
そのなかで、「唯一の被爆国・日本」が果たすべき役割を、この夏、考えてみたいものですね。
夏休みも残り半分。悔いのないように過ごしてください。

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