≪E1・HR通信・通巻147号≫
ルネサンス 第37号
2006/2/10

さる高貴なご一家の不幸


今週は、前期入試のために3連休があって、気が緩んでいるかもしれませんが、3学期も大詰め。レポートなど片付けておこう。
さて、今週火曜日、宮内庁が秋篠宮妃紀子さんに妊娠の兆候があると発表したことが大きな話題となりました。
そして、男の子が生まれるのか、それとも女の子が生まれるのかが、国会で議論になっています。というのも、ここ40年余り、この高貴なご一家には男の子が誕生していないため、場合によっては、この高貴なご一家が途絶えてしまうかもしれないからです。だから、何としても男の子が生まれてほしいという「熱心」な声があるのです。
しかし、この議論は、誕生する子どもにとっては、不幸な話です。男の子であれば、将来、この高貴なご一家を支える柱として、過度の期待がかけられるだろうし、女の子であれば、「また女の子?」という周囲のガックリ感。当人にしてみれば、生まれてこなければよかったとも思いかねません。
もっと素直に、子どもが誕生することを祝う雰囲気があってもよいのではないかと思うし、そもそもかれらにこうした「生き方」を押し付ける、この制度そのもののあり方を考え直す時期にきているのかもしれません。
明日は2月11日、「建国」記念日。さる高貴なご一家について考えるには、よい日でしょう。

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