≪E1・HR通信・通巻148号≫
ルネサンス 第38号
2006/2/17

本田宗一郎のことば


ふたたび「振り込め詐欺」が清水で流行っているようです。昨日の『静岡新聞』にも記事が掲載されていました。振り込む前に一度学校に問い合わせの電話を入れていただければと思います。
さて、今日は工場見学でした。午前中に本田技研工業(株)、午後はヤマハ(株)を見学させていただきました。
本田技研工業(株)は、神様といわれた名社長・本田宗一郎さんがつくり、清工生も数多く入社している企業です(昨年度ボクが担当したクラスの生徒も入社)。
その本田宗一郎さんは、次のように言います。「私は技術にも個性が無ければならぬと信ずるものでありますが、最初から個性が出るものではない……年少者や経験の乏しい人は模倣から出発することは過程として止むを得ないが模倣は飽くまで手段であって目的ではありません」(「ホンダ7年史」(WEB)より)と。
いま、何かと「個性」をあおられる時代ではありますが、本田さんは、その前に、まず「模倣」すること、つまり「まねること」から始めることを説きます。学校での学習というのは、先人たちの業績を知ることであり、「まねること」。そこを出発点として個性が花開くのではないかと思います。
今週、新1年生の合格発表がありました。かれらの憧れ(模範)となるような先輩になろう!

その他の記事
●クラスの声〜「捨てようと思ってもなかなか捨てられないもの」
●性格と職業(写真集)
●生徒撮影写真
●気になるニュース〜2005年2月14日付け『毎日新聞』の「雑記帳」より。チョコレートの原料カカオも実はアフリカの飢えの原因の一つ。主食にならない商品作物の生産を「先進国」がアフリカ諸国に押し付ける。生徒にもらったチョコを食べつつ、世界に思いを馳せるボク。