≪E1・HR通信・通巻150号≫
ルネサンス 第40号
2006/3/3

「ありがとう」って、言ってますか?


先日、朝早起きをしたら、ウグイスの鳴き声をききました。通勤途中の道には、梅もちらほら。春は、もうすぐそこまで来ています。
さて、先日、東京大学の玄田有史さん(労働経済学)の講演をきいてきました。彼は、フリーターやニート問題の第一人者です。
フリーターやニートの問題は、若者の「やる気のなさ」「甘え」など本人の問題とされがちですが、そうではない、と玄田さんは言います。なぜかという議論はここではしませんが、関心のある人は『フリーター漂流』(旬報社)を参照。
玄田さんは講演の中で、働く実感が持てないために、働くことを難しいことと考えている若者(中・高校生)に、働くために必要なことはあいさつをすることにつきると語ると言っていました。
さらに、「ありがとう」といえば、やりたいことが見つかるよ、とも言っていました。つまり、「ありがとう」と言われれば、うれしいと思うと同時に、自分にはこんなこともできるんだと思うようになる。じゃあ、「ありがとう」といわれるためには?こちらが「ありがとう」といわなければ、「ありがとう」と言われないよ、と。
なるほどなとボクは思いました。キミたちはいかがでしょうか?

その他の記事
●クラスの声〜「工場見学の感想の一部
●工場見学(写真集)
●気になるニュース〜2006年3月1日付け『静岡新聞』(夕刊)より、「恋人はタバコを吸わない人」をと望むのは、日本で5割、韓国で7割以上にのぼることが日韓両国の若者を対象とした調査で分かったという記事を紹介。甲子園優勝の駒大苫小牧高で喫煙問題がありましたが、喫煙する異性への印象は、ずいぶんマイナスイメージですよ。