≪E1・HR通信・通巻114号≫
ルネサンス 第4号
2005/5/2

5月3日は「憲法記念日」です


このところ授業のはじめと終わりのあいさつで、大きな声が出てくるようになってきたと感じます。これは気持ちを切り替える上でもいいことだと思います。これからも続けていってくださいね。
さて、「ゴールデン」ウィークといいつつも、このところの不況の影響でどこにも出かけられないので、きのうは浜松に行ってきました。ベアテ・シロタ・ゴードンさんのお話を聞くためです。
ベアテさんは、敗戦直後の1945年に来日し、22歳という若さで日本国憲法の作成にたずさわった女性です。なかでも特に、女性と子どもの人権について書き、戦後の日本に「男女平等」という贈り物を残してくれました(条文としては第24条と第14条)。
そのベアテさんは、「(日本国憲法ができて)女性の権利は向上したが、全面行使にはまだ時間がかかる」(5月2日付け『朝日新聞』より)と言い、現在の日本国憲法が存在する意義を語りました。
いま、日本国憲法を変えようということが妙な力みをともなって語られています。いまこそ日本国憲法をつくった人びとの「初心」に耳をすます時ではないでしょうか。今年は何といっても戦後60年、「還暦」なのですから。
ベアテさんは80歳をこえているにもかかわらず、この日も、流暢な日本語で(なんと6ヶ国語を読むことができる)、力強く語ってくれたことが印象に残っています。

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