≪E1・HR通信・通巻118号≫
ルネサンス 第8号
2005/6/3

バーチャル・ウォーター


6月1日が過ぎ、衣替えの季節となりました。夏服での登校が始まり、気になるのがシャツ出しです。「私的」な時間での服装は自由ですが、学校にいるときは「公的」な時間。制服をキチンと着こなそう。
さて、これから雨の季節ということで水のはなし。毎月買っている雑誌に「バーチャル・ウォーター、牛丼1杯水2トン」という論文が載っていました。ん?と思って、読んでみました。
その論文によれば、水は飲み水や風呂、炊事、洗濯水として直接に使われるだけではありません。食べ物を栽培したり、牛や豚などの家畜を育てたりするのにも使われます。このように間接的に使われる水のことを、「バーチャル・ウォーター」と言っています。で、いろいろ計算していくと、牛丼1杯のために2トン、2,000リットルもの水が必要となるそうです。ちなみに、ハンバーガー1個で1トン。
とくに日本は、食料自給率が4割しかなく、残りの6割を外国に頼っています。だから、外国における水不足、安全な水へのアクセス(世界人口の5分の1、約12億人が安全な水を飲めない)などといった水問題が間接的に日本に影響を与えるのだ、という論文でした。
「へぇ」のボタンを押しながら、もっと世界に目を向けなければならないなと思いました。「山の村」で捨てられた残飯を見て、そんなことを感じたわけです。
雨の日は、登下校時、事故には気をつけましょうね。

その他の記事
●クラスの声〜「『山の村』一言感想」
●「山の村」(写真集@)
●気になるニュース〜2005年5月31日付け『毎日新聞』より、花王が行なった「現代サラリーマンの太りやすい生活行動」のアンケート結果を紹介。やはりこまめな運動が大事なんですね。運動部をやめたとたん、太り始めることがよくあります。