≪E2・HR通信・通巻168号≫
ルネサンス 第15号
2006/9/15

少年は生きていた


この2-3日、涼しくなってきました。いよいよ「勉強の秋」が始まったのでしょうか?ただ、体調には気をつけたいところです。
さて、右の写真は、1945年8月9日、長崎で原爆の被害にあった少年(16歳)を写した有名なカラー写真です。少年は、原爆の熱線で背中を真っ赤に焼かれ、うつ伏せで横たわっています。
その後、彼はどうなったのでしょうか?
彼は、なんとか一命をとりとめることができました。彼の名前は谷口稜曄(すみてる)さん。谷口さんは被爆から60年を過ぎた現在でも、各地で原爆の悲惨さを語っています。しかし、彼の背中は現代の最新医療を受けても完治せず、妻の栄子さんが毎日薬を塗りこんでいるそうです。
一般的に、歴史の授業では、ヒロシマで約14万人が、そして長崎では約7万人が1945年末までに亡くなったと教えられます。その数字を聞いただけでも悲惨であることには違いありません。しかし、数字は無機質。谷口さんのような一人ひとりの顔が見えてきません。見えてこなければ、他人事になりがち。
修学旅行まであと1ヵ月。この間に、ヒロシマ・ナガサキについて、もっと知ってほしい。知ることで旅行にも「深み」が増すと思います。
ちなみに、9月21日は国際平和デーです。

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●気になるニュース〜2006年9月14日付け『静岡新聞』より、今年7〜8月の富士山登山者数が22万2000人という記事を紹介。。キミたちは富士山に登ったことありますか?ボクは昨年、国語のK先生たちと登りました。ALTのNさんも、つい先日、富士山に登ったそうですよ。Fくんもこの数字のなかに入る?