この2-3日、涼しくなってきました。いよいよ「勉強の秋」が始まったのでしょうか?ただ、体調には気をつけたいところです。 |
さて、右の写真は、1945年8月9日、長崎で原爆の被害にあった少年(16歳)を写した有名なカラー写真です。少年は、原爆の熱線で背中を真っ赤に焼かれ、うつ伏せで横たわっています。 |
その後、彼はどうなったのでしょうか? |
彼は、なんとか一命をとりとめることができました。彼の名前は谷口稜曄(すみてる)さん。谷口さんは被爆から60年を過ぎた現在でも、各地で原爆の悲惨さを語っています。しかし、彼の背中は現代の最新医療を受けても完治せず、妻の栄子さんが毎日薬を塗りこんでいるそうです。 |
一般的に、歴史の授業では、ヒロシマで約14万人が、そして長崎では約7万人が1945年末までに亡くなったと教えられます。その数字を聞いただけでも悲惨であることには違いありません。しかし、数字は無機質。谷口さんのような一人ひとりの顔が見えてきません。見えてこなければ、他人事になりがち。 |
修学旅行まであと1ヵ月。この間に、ヒロシマ・ナガサキについて、もっと知ってほしい。知ることで旅行にも「深み」が増すと思います。 |
ちなみに、9月21日は国際平和デーです。 |