≪E2・HR通信・通巻192号≫
ルネサンス 第39号
2007/3/16

プロフェッショナル


水曜日に後期入試の合格発表がありました。これで、来年度の新入生がすべて決まりました。着々と新年度へ向かっています。
さて、13日に大阪発高知行き全日空が着陸時に前輪が出なくなるという事故がおきました。
この事故は、機長の冷静な対応と「十分な経験」(関係者)とによって大惨事を防ぐことができました。テレビで何度も胴体着陸の模様を見たという人も多いでしょう。
このところ、人命にかかわる事故が少なくありません。例えば、エレベーター事故、耐震偽装、ガス湯沸かし器事故、バス事故、原発事故など、挙げればきりがありません。それにしても、いま、なぜこうした事故がおこるのでしょうか?
いわゆる熟練工(プロフェッショナル)が「お荷物」としてとらえられる風潮が、いまの日本社会にはあります。熟練工をつくり出したり、雇ったりするには、費用がかかるとか、熟練工のクビを切って、機械を導入したり、フリーターを複数雇った方が安上がり、という効率重視の「企業の論理」が、こうした事故をひきおこしているように思われるのです。熟練工がもつ「十分な経験」が、ボクらの安全、そして生命を守るのです。
いよいよ学年末。キミたちには、熟練工に向けた準備を進めてほしいと思います。

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●気になるニュース〜2007年3月14日付け『静岡新聞』より、今春卒業予定の大学生・高校生の就職内定率は88%であるという記事を紹介。清工は今年度も好調でした。「団塊の世代」が大量退職する、いまが就職するチャンスだと思います。数年後には、「大量退職の時代」も終わるでしょうから。