夏 期 課 題


テーマ ふるさと静岡県の「戦争の跡」を訪れよう!
目 的 今からおよそ70年前の1931年9月18日から日本は15年間にわたる戦争に突入していきました。もちろんみなさんのふるさとである静岡県も、清水も、この戦争に深くかかわることになりました。この戦争から半世紀以上がたち、過去に戦争があったとは思えぬほどになりました。
しかし私たちはこの戦争のことをすっかり記憶から消し去ることはできません。街には、そこここに「戦争の跡」が残っているのです。
夏休みという機会を利用して、ふるさと静岡県の「戦争の跡」を、一度訪れてみませんか?
身近にある「戦争の跡」について知ることを通して、平和について思いをめぐらし、ふるさと静岡県の歴史ひいては日本の歴史に関心をもってほしいと考えています。
内 容 @ 静岡県内の「戦争の跡」を訪問し、所定の用紙に報告してください。
A その中に、必ずあなたの写った写真を貼り付けてください。
B 優秀な作品については、本Web Site上にて公開する予定です(氏名については公表しません)。
注意点 @ 身内やご近所に戦争体験者がいる場合、その方からお話を伺うのもよいです。
A エンピツ書きは不可。ペンで書いたものを提出してください。自筆のみ。
B 写真だけで紙面をうめないでください。
C 「感想」や「考えたこと」を必ず書いてください。
D 日本史の単位修得をめざしている方は、必ず提出してください。
評価基準 @ 締切りを守って提出したかどうか?(5点)
A 上記の注意点をしっかり守って報告してあるかどうか?(5点)
B 資料等を調べ、事実を正しく理解し、自分のことばで書いてあるかどうか?(15点)
C 調べたことをもとに、感想がしっかりと述べられているかどうか?(15点)
D 全体の体裁(レイアウト)に工夫があるかどうか?(10点)
締切り 2004年9月の2回目の授業時まで(厳守)

「日本史夏期課題」、困ったなぁ…という方へ
●静岡近代史研究会がまとめた『史跡が語る静岡の十五年戦争』(青木書店)という本が、訪問先を考える上で、参考になるかなと思います。
●夏休みには、各地で「戦争展」が行なわれます。そのような展示会やお話の会などに参加して、課題をまとめるのもよいと思います。
●静岡市には、「15年戦争」の風化をくいとめ、平和の問題を考えていこうと地道な活動をしている「静岡平和資料センター」という施設があります。そこでは現在、上記の企画展「静岡市空襲体験画展『空襲下・生きぬいた私』」という展示を行なっています。静岡空襲の体験画を中心に展示してあります。ここを訪れて、課題を作成するのもよいです。Web Siteもあります(伊藤が作成しています)。入場は無料ですが、開館日が金・土・日と限られているので、行く場合は気をつけてくださいね。