夏期課題のまとめ(世界史)


 生徒の行き先 (数字は人数)
清見寺 38
登呂遺跡 18
久能山東照宮 14
巴川 13
草薙神社 12
浅間神社 9
三保の松原 8
三池平古墳 7
賎機山古墳 6
鉄舟寺 6
龍華寺 5
梅蔭寺 5
駿府城 4
神明山古墳 4
蜆塚遺跡 3
楞厳院 3
了仙寺 3
清水港 2
真珠院 2
清水次郎長 2
瓢箪塚古墳 2
反射炉 2
霊山寺 2
浅間大社 2
坐漁荘 2
関田神社 2
志太郡衙 1
川越遺跡 1
実円寺古墳 1
舎人親王 1
小池邸 1
和歌宮神社 1
一葉松 1
宝台院 1
秋葉山神社 1
勝間田城 1
富士川渡船 1
誓願寺 1
宇知乃宮神社 1
今川関係 1
稲荷神社 1
光福寺 1
冷川遺跡 1
正雪紺屋 1
御穂神社 1
上原子安地蔵 1
恵林寺(山梨) 1
金閣(京都) 1
清水寺(京都) 1
姫路城(兵庫) 1
*複数箇所調べた生徒の分は、主要な調べ先にまとめてあります。
ごめんなさい。工事中です…
 夏期課題の総括
 前任校で行なってきた夏期課題、「文化財訪問」を清水工業高校にうつった今年も実践してみた。いくつかの点について述べてみたい。
●訪問先
 前任校は極めて特殊な学校で、県内の各地に生徒は住んでいた。そのため、生徒が訪問した文化財は非常に多岐にわたっており、県内各地の文化財を訪問していた(ただし、前任校では静岡市内の文化財は原則として認めていなかった)。その点で、本校の生徒が訪問した文化財は、多い順に「清見寺」「登呂遺跡」「久能山東照宮」「巴川」「草薙神社」と地元である静清地区のものが圧倒的に多かった。これらをいかにして分散化していくのかが、今後の課題である。しかしながら、東部は下田の了仙寺・韮山の反射炉を訪れたり、西部は浜松の蜆塚遺跡を訪れたりした生徒もおり、生徒の取り組みを評価したい。また、県外の文化財に行った生徒もいたことをつけ加えておく。
●サポート体制
 夏休み前の段階では、HPも開設していなかったので、メールの問い合わせのみのサポート体制をとった。やはり夏休みの後半になって数名の生徒からメールによる問い合わせがあった。メールは携帯電話からも送ることができるので、生徒にとっては使いやすいようである。来年度からは、HPも開設したのでもっと充実したサポート体制がとれるものと思う。またパソコンをもっていなくても、携帯電話はもっている生徒は多いので、携帯用のHPを立ち上げることも急務であると考えている。
 あとになって気がついたことだが、清工の図書室は予想外に充実していた。工業高校の図書室だから、それほど歴史関連の書物はないと思っていたら、静岡県史をはじめとする郷土史関連の書籍がたくさんあり、さらに生徒にとって使いやすいと思われるガイドブックのような案内書もあって、事前にもっと図書室の活用についても案内すればよかったと後悔している。
●レポートの内容
 本校では、1年生で世界史(古代〜18-19世紀)、2年生で日本史(近現代史)、3年生で現代社会を履修する教育課程となっている。今回、1年生、世界史しか学んでいない段階で、この課題を課した。
●評価の方法
 事前に要項で示したように以下の観点で評価をした。

@ 締切りを守って提出したかどうか?(5点)
A 上記の注意点をしっかり守って報告してあるかどうか?(5点)
B 表現方法に工夫があるかどうか?(15点)
C 感想がしっかりと述べられているかどうか?(15点)
D 全体の体裁(レイアウト)に工夫があるかどうか?(10点)

 @については、締切までに提出すれば5点、9月末までに提出すれば4点、それ以外は0点とした。残念ながら、12月末になって提出する生徒も数多く見られた。
 Aについては、ペンで書かれているか(1点)、写真が添付されているか(2点、本人が写っているか)、感想が述べられているか(2点、内容は問わない)の3つの点に注目し、評価した。

 Bについては、15点、12点、8点、4点、0点の5段階で評価することを原則とした。まず、きちんと事実を調べ、自分のことばで表現しているかという点を最も重要視して評価した。その他、写真の内容が適切であるかどうか、色を使って、表現方法に工夫があるかどうか
 Cについても、15点、12点、8点、4点、0点の5段階で評価することを原則とした。感想として、適切な内容と分量が書かれているかという点を最も重要視して評価した。調べる動機、調べる過程での苦労、調べた結果、関心をもったことなど具体的に書いてあれば、どんどんプラスに評価した。
 Dについては、10点、8点、5点、3点、0点の5段階で評価することを原則とした。調べたことを、レイアウト上において工夫をし、分かりやすく表現しているか、を最も重要視して評価した。その他、文字を見やすく書いているか、写真は適切な量を使用しているかという点についても、評価の対象とした。
●全体をとおして
 
まず第一に、世界史の課題として、この課題は妥当であるかどうかという大きな課題がある。