2002年3月


〔2002/3/28〕 午前、続けている押入れの整理をする。本をどこに置こうか?
午後、静岡平和資料センターで、体験画を描いた方から戦争中のようす、敗戦後の暮らしについてお話をうかがう。
体験を語る滝さん ご自身の体験画について語る滝正臣さん
〔2002/3/23〕 昼、街に出る。駿府公園も桜が咲いていた。
駿府公園のお堀の桜 風が強かったので、花びらが舞っていました。
「花」か?「団子」か? 駿府公園では、「花見」が行なわれていました。
呉服町では「五福春まつり」ということで、お餅まきをしていた。まくのは餅だけでなく、お菓子もまいていた。通りがかりだったが、思わず「参戦」してしまった。「戦利品」は、餅2個、チョコレート4個、あめ5個、キャラメル3個。人間の本性が出る。幕末の「ええじゃないか」を思い起こさせる。明日もやるそうだ。用事があるので、行かないけど…。
お餅まき
餅や菓子をまき、ご満悦。写真をとるのはいいが、このあと菓子がポコポコと頭に当たる。
手を伸ばし求める人びと
伊勢丹前にて。手を伸ばし餅や菓子を求める。
〔2002/3/14〕 夜、「金八先生」を見る。「男らしさ」「女らしさ」、そして「自分らしさ」を扱っていた。1992年度前期、私は大学(教養部)で「社会思想史」の授業をとった。大学に入りたてのころで、なかなか難しい講義であった。でも、いくつか印象に残っていることがある。その一つが、「男らしさ」「女らしさ」は神話である、というものである。当時は、一体何を言っているのだろうと思ったものだが、現在から見れば、「男らしさ」「女らしさ」といった「つくられた枠」から自分自身を解放して、「自分らしく」生きていこうという考え方は、よく理解できる。そして、あぁ、あの時の授業はこんなことを言いたかったのかと思えるようになった。ちょっとだけ成長したのかな?3学期に世界史の授業でフランス革命をやったとき、「フランス革命と女性」ということで話をしたが、実は、この時の「社会思想史」の授業が下地になっていたのである。人権宣言の「人間」に女性が含まれていないということを知ったのも、この授業によってである。私には大きな衝撃であったのを、今でも覚えている。こんな授業をやりたいものだ。
「人は女(男)に生まれない。女(男)になるのだ」(ボーヴォワール『第二の性』より)
〔2002/3/13〕 正午、合格発表。合格発表の風景もすっかり変わった。ケータイの登場によって。私の高校の合格発表のときは、近くの公衆電話に列をなしてならんだものだが…。はよせい!!と、合格したのに(合格したから?)、イライラしながら。
早くも部活動に勧誘する在校生もいた。しかし、なかなか声をかけられない様子。授業の時は「元気」な彼も。下の写真はウッカリ室内モードになっていたため、ちょっと青っぽい。失礼!まだ慣れぬ、デジカメ。
自分の番号を探す 自分の番号を探す受検生と保護者
さっそく部活に勧誘 ウエイト部に勧誘する在校生
〔2002/3/11〕 今日は1日、年休(年次有給休暇)を取り、学校を休んだ。休みを利用してゆっくり温泉に…とでもいきたいところだが、そう暇ではない。試験は採点し終わったので、今度は成績処理である。テレビ(国会中継)をみながら、パソコンに向かう。午後、新しいテレビデオを買いに、国吉田のコジマにいく。
〔2002/3/10〕 お昼に、近所に住む、前任校の生徒(男子)が用事で家に来た。彼は今年卒業だという(卒業式は3/16)。彼なりにがんばり、昼は労働、夜は学校の生活を続け、4年で卒業である。立派なものである。
〔2002/3/8〕 終日採点(続)。午前中、入試の採点。午後、定期試験の採点。世界史の採点は終了。おとといあたりから家のビデオの調子が悪い。買い替え時か。イタイ出費になりそうである。
〔2002/3/7〕 終日採点。学校でも入試の採点、家に帰っても定期試験(世界史)の採点。家ではサザンの『ばらっど3〜the album of LOVE〜』をききつつ、採点。
〔2002/3/3〕 午前中、家の掃除をする。その後、竹内久顕の『予備校教師からの提言 授業・入試改革へ向けて』(高文研)の第T章、第U章を読む。私自身、予備校には模試ぐらいしかお世話になっていないので、本書を読み誤解していたところが多いことに気づいた。本書の中の「学問的通説・成果をふまえて授業内容を構成し、そのために教師が常に研鑚するというのは、本来のあるべき授業の姿ではないでしょうか」、「教師同志で授業を見せあって授業検討・相互批判を行うことで、『わからない』『つまらない』と生徒に言わせるような授業や、先に私が紹介したような4タイプの授業の克服を早急に進めるべきではないでしょうか」などが印象に残る。私は、これといってギャグなどおもしろいことをいうわけでもなく、ギターをひいたりするなどパフォーマンスをやれるわけではない。さらに雑談もほとんどしない。教科の中味、授業を工夫することで勝負するしかないのである。午後は、日本史の試験問題をつくる。