2008年7月


〔2008/7/28〕 午前中、実家でグダグダ。上の妹が来る。昼ごろ、母親と3人で名古屋駅。てんぷら定食を食す。タバコ臭い店だった。昼ぐらい禁煙にしろ。もう絶対来ない。何か知らないけれど、ジーパンを買ってもらう。久しぶりにジーパンを買う。うれしいネ。15時30分過ぎのひかりで帰る。明日から仕事か。
〔2008/7/27〕 日本母親大会2日目。ポートメッセなごやにて。8時に家を出て、9時過ぎに会場到着。あおなみ線に初めて乗る。昨日買いそびれた本を買いたかったが、なかった。でもおもしろそうな雑誌(季刊誌)を見つける。午前中、渡辺治さんの「憲法を力に 未来をきりひらく」という講演があった。いつもながらに切り口が鋭い。終わった後、会場を後にし、名城大学に急ぐ。13時30分過ぎに到着し、向老学学会のシンポジウムに。午前中は上野千鶴子さんの講演をしていたそうだが、母親大会だったので、あきらめた。でもシンポジウムだけでも十分おもしろかった。上野千鶴子の話は初めて聞いたが、こちらも切れ味鋭く、毒舌が面白かった。15時30分終了。10月に上野さんの講演が静岡であるので、聞きに行こう。途中、雨が降ったせいか、ひんやりする。そのあと本山の古本屋へ。17時30分、金山。Mさんに1年ぶりに再会。5時間ほど、同じ店で語り合う。
購入本
■『季論21 夏』(山の泉社)
■山家悠紀夫『日本経済 見捨てられる私たち』(青灯社ブックス)
〔2008/7/26〕 名古屋。日本母親大会のため。どの分科会に出ようか迷う。面白そうなものばかりだ。「らいてうと憲法9条」に出ようかと思ったが、その下の階で行なわれていた二宮厚美さんの「投機マネーと日本の経済」という分科会に参加。現在の物価高にかかわるものである。それというのも、ボクにとっては経済は、ちょっと…というものだから、この際勉強したかったからである。教室満員の人が来ていた。ボクの隣は北九州から来ていた若い女性。なかなかいいね。もちろん分科会の内容も良かった。「金融NPO」などの位置づけについてちょっと聞いてみたかった。12時〜16時30分まで、名工大にて。そのあと古本屋を回り、実家に戻る。下の妹が来ていた。夕食は、暑いのに焼肉。インコを買ったようだ。
購入本
■山家悠紀夫『暮らしに思いを馳せる経済学』(新日本出版社)
■FLO・IFAT・NEWS!・EFTA編『これでわかるフェアトレードハンドブック』(合同出版)
■色川大吉『自由民権』(岩波新書、古書)
■青木美智男『文化文政期の民衆と文化』(文化書房博文社、古書)
■福井憲彦『時間と習俗の社会史 生きられたフランス近代史へ』(新曜社、古書)
〔2008/7/25〕 全体会。谷田の本部にて。9時過ぎに家を出て、銀行に寄って本部へ。午前中に全体会と地区会。お昼は3人で県大の食堂へ。午後は研修2本。眠い。ことばが分からんし。そのあと委員会。昨日、慌てて考えた所報の案を2つ示す。どちらにするかは次回決める。17時前に終わる。いつもと流れが違ったが、地区会を午前中にやって、さっさと終わらせるのもいい。19時すぎ、歴教協しずおかの例会。「静雲」の報告と平和のための戦争展企画の報告。21時終了。
〔2008/7/24〕 行きの電車で派遣ユニオン『日雇い派遣−グッドウィル、フルキャストで働く』(旬報社)を読み終わる。15時30分から年休をとり、掛川へ。「ゆい〜る」の例会だ。18時ごろに掛川に着いた。ラーメン店で夕食。19時から例会。3人。途中から1人加わる。論文の検討+小ネタ集。おもしろかった。22時過ぎに終了。23時30分過ぎに帰宅。明日は全体会だから、構わない。
〔2008/7/23〕 往復の電車で派遣ユニオン『日雇い派遣−グッドウィル、フルキャストで働く』(旬報社)を読む。明日には読み終わるだろう。このところ無差別殺人事件がおこっている。許し難い事件。「いまの若者は」「人の命をどう考えているのか」、なんて言われる。しかし、ちょっと立ち止まって考えると、日雇い派遣などで働かされている人びとはどうだろうか。かれらのほとんどが望んでこの仕事をしているわけではない。しかし、彼らの働かされ方は尋常ではない。そのうえ、これだけ働いても、ワーキングプアである。これもいわば「無差別殺人」ではないだろうか。しかも悪質なのは、彼らを「踏み台」にして莫大な利益をあげている企業(派遣企業、派遣先企業)があることだ。若者を批判する前に、このような企業経営者の倫理こそ問われなければならない。「人の命をどう考えているのか!」。そんなことを考えた。もう一つ、別件。「偽装教員」事件に関して。結果を教えてくれと言ってくる議員は何も責任を問われないの?そもそも結果を聞きたがる議員も口利きの疑いが残るように思われるのだが……。
〔2008/7/22〕 久しぶりの勤務。終日眠たかった。往復の電車の中で、ようやく樋口陽一さんの『「日本国憲法」まっとうに議論するために』(みすず書房)を読み終わる。一言一言に含蓄があり、知的に面白い本であったし、考えなければならない宿題をたくさんもらった。授業でも、形を変えて生徒に提示できたら進学校の生徒にはおもしろいと思う。清工生のような生徒にも提示できるレベルにまで高めたいと思うが。まだ、メールの調子が悪い。今しばらく御迷惑をおかけします。
〔2008/7/20〕 8時過ぎに起床。やはり疲れたのか、足が少し筋肉痛気味だ。11時ごろ休養とドライブを兼ねて52号をあがって山梨県の佐野川温泉に行ってきた。ここは源泉の温度がかなり低く、夏には気持ちいい。1時間ほど浸かって、帰る。帰りに清工跡地に寄ってきた。第1棟もない。
佐野川温泉 休養とドライヴをかねて山梨県の佐野川温泉に行ってきました。
なくなっちゃった! 帰りに清工跡地に寄ってきたら、校舎がなかったですね。先週の写真と比べてみてください。向こうに実習棟が見えます。
〔2008/7/19〕 今日は、待ちに待ったap bank fes'08の日だ。7時50分ぐらいの電車で掛川へ。電車の中からap fesの人でいっぱいだ。掛川駅に着くとものすごい人だ。妹とその友人との3人。昨年、豊田スタジアムにミスチルのライブに行った仲間だ。すんなりバスに乗り込み、つま恋へ。9時だというのにすごい人波だ。で、まずはフードエリアにて腹ごしらえ。カレーを食べる。それにしても暑い。11時からライブが始まるというので、その少し前にライブエリアに。やはり後ろの方だ。とりあえず自分たちの敷物で陣地をつくる。11時ライブ開始。途中、何度も休憩をはさみ、19時前にライブは終わった。あっという間に感じるほど、楽しめた。そのあと、軽い夕食をとり、店をちらっと見る。さすが環境問題を考えるライブなので、フェアトレードのお店なども出店していた。21時15分ごろの電車に乗り、帰宅。洗濯などをする。充実の1日。
人、人、人… 天気もよく、気温も上がり、たいへんでした。休憩中のLIVE AREA。
ap bank fes'08 ap bank fes'08を終えて。あっという間に真っ黒になりました。ボクは疲れ気味です。
〔2008/7/20〕 今日も、行きの電車では、樋口陽一さんの『「日本国憲法」まっとうに議論するために』(みすず書房)を、難しい顔をしながらよむ。第3回と第4回をちょっとだけ読む。勤務終了後、沼津へ。一緒に埋文研に来たKさんと飲む。こういう仲間もいいね。22時30分過ぎのJRで帰る。
〔2008/7/17〕 今日も、行きの電車では、樋口陽一さんの『「日本国憲法」まっとうに議論するために』(みすず書房)を、難しい顔をしながらよむ。第2回しか読めなかった。帰りの電車では、『手塚治虫「戦争漫画」傑作選U』(祥伝社新書)を読む。ap bank fes'08まであと2日。
〔2008/7/16〕 行きの電車では、以前斜め読みしたことのある樋口陽一さんの『「日本国憲法」まっとうに議論するために』(みすず書房)を、難しい顔をしながらよむ。第1回しか読めなかった。午後、富士石遺跡に行く。珍しい四角い土坑があるということで、みんなで見に行った。帰ってきてからは、所報の案を考える。いいネタが見つからない。帰りの電車では、珍しくマンガを読む。『手塚治虫「戦争漫画」傑作選』(祥伝社新書)。夕食は近所のカレー屋。それにしても、蒸し暑く、スカッと晴れない。ap bank fes'08まであと3日。
〔2008/7/15〕 玄田有史・斎藤朱里『仕事とセックスのあいだ』(朝日新書)を読み終わる。斎藤さんの文章が意外と使える感じがした。夜寝る前に『歴史地理教育2008年7月増刊号』を少々読む。大野一夫さんの最初のところにある「6月までに全教員に学習指導要領(A4版)を無料で配布」など、現場から離れたところにいる自分にとっては驚くことが多かった。この「念の入れ方」は恐ろしい。
〔2008/7/14〕 行きの電車で玄田有史・斎藤朱里『仕事とセックスのあいだ』(朝日新書)を読む。第2章の「世界一セクシーな国の女性労働者」が授業で使えそうだ。帰りの電車では、速水敏彦『他人を見下す若者たち』(講談社新書)を読む。家に着くと、すぐに風呂に入り、洗濯をする。その間に、夕食、片付け。2時間ほど時間ができた。『他人を見下す若者たち』を読み終わる。大学時代、心理学の授業って、おもしろく聞いたもんだが、いまこういう形で心理学を読み直すと、心理学って、なんだかなァと思う。上手く言えないが。
〔2008/7/13〕 10時30分よりアイセル21で話題の映画『靖国』を見た。大騒ぎするような内容ではなかったように思う。中国人監督が作った靖国神社の映画だということで、反日に違いないと思いこんだ一部のおかしな国会議員が騒いだまでである。この種の人たちは勝手な思い込みによる決めつけが非常に多い。前首相のAB氏も含めて。13時30分から床屋。15時30分、やってきた車に初乗り。どこ行こうかなと思って、行き慣れたところで、旧清工に行った。これからあっちこっち行ってみたい。夜はNHK大河ドラマ『篤姫』を見る。ある番組で、大分の「偽装教員」事件を取り上げていた。そこで長嶋茂雄Jr.氏がコメントしていたが、彼にコメントする資格があるのかは甚だ疑問である。また、教育委員会制度について政治からの中立性・独立性を失わせるようなアヤしげな議論が交わされていた。このような方向からの「改革」には要注意である。民主主義はときに間違うことがあることは歴史の教訓である。
清工もこれだけ! 清工の校舎もいよいよ第1棟の西側と図書館のみとなった。
裏から見れば… 格技場や体育館のあった東側からみると。西側の渡り廊下がかすかに残っています。7年暮らした清工がなくなるのはさみしい。
〔2008/7/12〕 12時、野球応援のために草薙球場に行く。すでに試合は始まっていて、1点取られていた。天気のいい日でたいへんであったが、旧清工職員のみなさんや卒業生、在校生の姿を見ることができたのは何よりもよかった。E3ではNくんとFくんが来て、ちょこっと話をした。試合は3対2の1点差での惜敗。科技高の初勝利は来年以降にお預けとなったが、学校統合、短い練習時間など決して良いとは言えない環境の下でよく頑張ったと思います。試合が終わると、電車が混む前に速攻でKさんと帰り、新静岡センターの蕎麦屋で遅い昼食。家に戻る。16時過ぎに車が納車される。疲れたせいか、夕方、ちょっと寝る。夕方のSBSで放送された「みなスポ5」で、科技高戦が放送されていた。
野球応援@ 草薙球場にて科技高の初戦が行なわれました。対戦相手は伊豆中央高校。
野球応援A 応援団・生徒会・ブラバン、科技高1年生、その他在校生や教員、清工、静工のOBがたくさん来ていました。試合は、残念な結果に終わりましたが、暑い中、お疲れさまでした。
〔2008/7/11〕 1日年休。早稲田大学に行き、水島朝穂さんの講義に参加する。午前中は大学院の「法と公共政策」講義。大学院の講義の割には多くの人がいた。この日は、大学教育改革についての講義。午後は学部の「憲法」の講義。平等権についての講義。水島さんの講演では、専門の平和についての話を聞くことがこれまで多かったが、通常の授業では当然いろいろな分野を扱わなければならない。そういう意味で、今回の講義は意義深かった。早稲田通りの古本屋街をめぐる。16時過ぎの新幹線に乗り、静岡に戻る。17時30分、新静岡センター屋上のビアガーデン。旧清工職員との飲み会。昨年、E3副担任をしてくださったSさんと再会。退職されて肌に張りが出てきたような気がする。その他、いつものKさん、Nさん、家庭科のKさん、Hさん、Sさんと21時ごろまでビアガーデン。そのあといつもの店で2次会。1時ごろまで飲んでいたような気がする。でも、また明日、野球応援で一緒になるのだが。
購入本
■樋口陽一『国法学 人権原論』(有斐閣、古書)
■中尾佐助『栽培植物と農耕の起源』(岩波新書、古書)
■小林貞作『ゴマの来た道』(岩波新書、古書)
■富岡儀八『塩の道を探る』(岩波新書、古書)
〔2008/7/10〕 土器の文章を書くために、作業員のSさんといま一度、チェックをしている。勉強になる。別件で、事務所のみんながイライラしていた。7月に入って、雰囲気が良くない。何とかしなくてはいけないのかなぁ。まぁ、5ヶ月間の辛抱だ。頑張っていこう。帰り、いつもの電車を逃し、1本遅い電車。東静岡駅で降りたら、B3のHさん。1時間ほども立ち話。ちょうどいま、テスト期間中だとか。別れて、丸源ラーメンで夕食。
〔2008/7/9〕 昨日から腰が痛い。午前中、歴教協しずおかの会報の原稿をこっそり書いていた。午後からはまじめに仕事をしました。往復の電車の中で読み続けていた井上勝生『シリーズ日本近現代史@幕末・維新』(岩波新書)をようやく読み終わる。つまらなかったわけではない。なかなか興味深い本であった。へぇーと思うところも多々あった。家に戻り、郵便物をまとめ、ローソンに行く。雨が降り始める。8月に行なわれるサザンのLIVEの先行予約チケットが当選したので、チケットをもらいに行く。2人分。誰と行こうかな。
某県において教員採用試験をめぐる事件がある(「偽装教員」事件といってもいいだろう)。ちょうど7月と言えば、教員採用の時期だ。昔からそういう話はある。身内とか学閥とか。親が管理職である場合、当人はその県内で採用されない仕組みをつくってもよいのではないかと思う。どうしても教員になりたければ、他県でどうぞ。せっかく職業選択の自由があるのに、なぜ親の職業につきたいのか、ボクには分からない。江戸時代でもあるまいし。まずは、親が管理職であるような狭い意味での「世襲教員」は、某県に限らず、お辞めになることから改革ははじまる。ふつうの神経なら職場にいられないけどね。ちなみにボクの身内に教員関係者はまったくいない。
〔2008/7/5〕 ゆっくりの1日。16時、街に出かける。ブックオフで本を売る。6冊ぐらいでたった60円。ほとんどがブックオフで105円で買ったものだったが。失意のうちに残りの歴史系の本をある古本屋に売りに行ったら、予想外の3,000円をGET!臨時収入で街の本屋で久しぶりに本を買った。17時、静岡平和資料センターの移転ご苦労さん会。2時間30分ほど。
購入本
■『DAYS JAPAN 7月号』
■宮崎正勝『NHKカルチャーアワー歴史再発見 移動と空間の世界史』(NHK出版)
■全国民主主義教育研究会編『民主主義教育21 Vol.2 立憲主義と法教育』(同時代社)
〔2008/7/4〕 6時、大雨。こりゃ出勤できるのかなと思っていたら、家を出る6時30分頃には雨も上がり、自転車で東静岡駅へ。しかし、電車はストップ。駅で1時間半待たされた。まぁ、本を読んでいたからいいのだが。9時30分ごろ、職場に到着。午前中、石器のチェック。昼食。午後、土器の観察表作りもほぼ終わったので、文章を書こうと思うのだが、どう書いたらいいのか分らない。たいくつな1日。夕食は科技高の近くの定食屋にて。
〔2008/7/2〕 斎藤貴男『ルポ改憲潮流』(岩波新書)を読み終わる。今度は、井上勝生『シリーズ日本近現代史@幕末・維新』(岩波新書)を読もう。しばらくこのシリーズを読むことにする。授業をするなら、どこをどのように料理しようか考えながら読みたい。