2008年11月
〔2008/11/29〕 | 午前中に病院に行く。レントゲンを撮ってもらったりした。要するに日ごろの運動不足が原因だ。とはいっても今の職場じゃ、運動不足にもなる。午後は部屋の片づけなどして過ごす。ようやく扇風機をしまい、コタツを出した。家永三郎『一歴史学者の歩み』(岩波現代文庫)を読み終える。 | ||
〔2008/11/28〕 | 午前中で仕事を切り上げる。午後は年休で、まずは整形外科の予約。そのあと銀行。家で投書の原稿を書き、メールで送る。19時から歴教協しずおか例会。8人出席。新人さん(中学校)も。ボクは「ゆい〜る」例会と同じ報告をする。 | ||
〔2008/11/26〕 | 先日、実家に帰った時に、ふたたび腰を痛めてしまった。朝、まだ痛みが残る。近く病院に行こう。普通の勤務。今日は、行きと帰りの電車で家永三郎『一歴史学者の歩み』(岩波現代文庫)を読んでいた。帰り、東静岡駅の改札機のところで、B3のNくんに会う。こんな時間まで学校にいるなんて(そんなタイプじゃないのに)。家のそばのスーパーで買い物を終えると、「伊藤先生!」との声。見ると、中央高校の時の教え子のIくん。本当に久しぶりだ。高校生の時と変わってなかったので、すぐに名前が出てきたが、彼はもう26歳になっていた。2人の子持ち。計算が合わないが。 | ||
〔2008/11/22〕 | 名古屋。名古屋大学で行われる第17回総合学術研究集会に行く。基本テーマは「平和の創造と科学の役割」。この日の午後は、全体会。講演は名古屋大学名誉教授の長谷川正安さんの予定であったが、体調不良のため代わりに森英樹さん(龍谷大)の講演「憲法改正論の現状とその対応」。この前違うテーマでお話を聞いたばかりであったが、今回もおもしろく聴けた。明日から分科会。それにしても、ボクが大学生のころと、ずいぶん施設が変わってキレイな大学になっていた。 | ||
〔2008/11/21〕 | 今日は全体会だ。9時30分過ぎに所報の件で打ち合わせ。10時から全体会。いつものメンバーと県大へ昼食を食べに行く。午後は研修と委員会。予想外に早く終わってしまった。19時、掛川で「ゆい〜る」の例会。21時過ぎに終わる。そういえば、掛川で写真展をやっていたのを思い出す。しまった!見損なってしまった。残念。 | ||
〔2008/11/20〕 | 今週読んでいた姜尚中『日本人はどこへ行くのか ふたつの戦後と日本』(だいわ文庫)を、帰りの電車の中で読み終える。昭和天皇死去から戦後50年にかけて書かれた論文を集めたものだったが、いまでも状況は変わらないので、読み応えがあった。帰りにサールナートホールで映画『おいしいコーヒーの真実』を見る。前回はついウトウトしてほとんど見ていなかったことに気づく。コーヒーが安いから麻薬植物であるチャットを栽培するという農民の話もあった。世界の貧困より企業の利益を優先する先進国。いろいろな問題が見えてくる。 | ||
〔2008/11/16〕 | 映画の1日。午前はサールナートホールで公開中の『トウキョウソナタ』を見る。家族かー。バラバラな家族なんだけど、お互いに内緒にしている。シリアスな映画なんだけど、コミカルなところも散らばって面白かった。昼食をとり、呉服町を歩いていたら、中央高校の時の同僚にばったり会う。午後は、『おくりびと』を見に行った。この映画も、冒頭で楽団が解散し仕事を失うところから始まる。それと音楽が午前の映画と共通していた。妻(広末)も夫(本木)の仕事を理解し、夫も父(峰岸)を許す。昨日の話や先週の映画に関連付けて書けば、人間の最期を尊厳ある形でどう送るかというのもテーマだったような気がする。感動的な映画だった。一人で見に行った方がいい。2時間を超える映画。16時過ぎに帰宅。 | ||
〔2008/11/15〕 | 午前中、昨日締め切りだった論文の最終チェックをして、メールで送る。そのあと、久しぶりに東京。15時から伊藤塾で行われた森英樹さん(龍谷大)の「雇用、福祉、生活のあり方と日本国憲法」という講演を聴く。予定時間を越えての講演会であった。ふつう25条で言われている「生存権」。「生活権」と呼ぶべきではないかとの話。説得的なお話であった。その前後に古書店等をめぐる。 | ||
【購入本】 ■佐江衆一『田中正造』(岩波ジュニア新書、古書) ■『DAYS JAPAN 10月号』 ■『高校生活指導 2007年冬号』(青木書店) ■湯浅誠・河添誠編『「生きづらさ」の臨界 “溜め”のある社会へ』(旬報社) ■川北稔『民衆の大英帝国 近世イギリス社会とアメリカ移民』(岩波現代文庫、古書) ■謝花直美『証言 沖縄「集団自決」−慶良間諸島で何が起きたか』(岩波新書、古書) |
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〔2008/11/14〕 | 勤務終了後、事務所の人たちと飲み会があった。21時30分ごろ失礼する。沼津は遠いわ。長い1週間が終わる。 | ||
〔2008/11/13〕 | 行きの電車では昨日の続きを読み、読み終わる。事務所に着く直前に見た富士山がきれいだった。昨日の雨ですっかり雪化粧。近くで見ると雄大だ。午前中、係長が打ち合わせのため来所。今日は暑かった。昨日暖房を入れていたとは思えない。冷房つけようかなんて声も。事務所を出るころには真っ暗。帰りに映画『ブタのいた教室』を見に行く。120人入れる映画館で、客はボク一人。平日の19時25分開始だからか。ぜいたくだ。小学生が小さな頭で一生懸命考えるところがいい。結論は言えないけれど、この前見た『いのちの食べかた』では何の迷いもなく、ざっくりブタを切っていたが、この映画では小学生たちが悩むのである。ラーメンを食べて帰る。そういえば、この五目ラーメンにも小さな豚肉が入っていた。22時過ぎに帰宅。 | ||
〔2008/11/12〕 | 連日急に寒くなってきた。行きの電車で姜尚中『ニッポン・サバイバル』(集英社新書)を読み終えた。帰りの電車では、今月初旬に行われた参議院外交防衛委員会の速記録を読む。ペシャワール会の中村哲さんが参考人に呼ばれて意見を述べていた。ヒゲの隊長ことS議員とのやりとりが面白かった。 | ||
〔2008/11/10〕 | 5時前に起きたが、ウダウダ転がっていたら、6時に。あわてて朝食抜きで家を出る。行きの電車で、山家悠紀夫『暮らしに思いを馳せる経済学』(新日本出版社)を読み終える。橋本・小泉「構造改革」批判の本である。この本のすごいところは、64ページの「2008年の前半には、もしくは2008年中には、日本の景気も後退局面に入る、最悪の場合はそんなケースも考えられます」という記述だ。いま、それが現実のものとなっている。次は、しばらく姜尚中さんの本を集中的に読もう。とりあえず『ニッポン・サバイバル』(集英社新書)だ。原駅で降りたら、すごく寒かった。 | ||
〔2008/11/9〕 | 午前、サールナートホールにて『いのちの食べかた』という映画を見る。さすがに昨日のように眠りはしなかった。私たちが食す肉や魚、野菜がどうやって私たちの食卓までやってくるのかを追ったドキュメンタリー。ナレーションがまったくない。まるで工場のようだ。いま別のところでやっている『ブタがいた教室』と合わせてみるとよいかも。今度見に行こう。午後、ふたたびサールナートホールで『アメリカばんざい』という映画を見る。が、こちらもウトウトとしてしまった。洋画の2時間は長いわ。こっちは、まぁ、見なくていいや。今週、来週は、サールナートホールの映画はおススメ。今度、『トウキョウソナタ』をみよう。 | ||
【購入本】 ■上野千鶴子責任編集『おひとりさまマガジン』(文藝春秋12月臨時増刊号) |
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〔2008/11/8〕 | 午後、床屋。髪を切り終えた後、サールナートホールで今日から始まった『おいしいコーヒーの真実』という映画を見に行く。が、迂闊にも寝てしまった!もともと字幕の洋画は苦手であること(だからこれまでチャップリンを除き洋画は見たことがない)、エアコンが目を乾燥させることの2つがどうもよくない。もう一度近いうちに見ようっと。 | ||
〔2008/11/7〕 | 家に着き、テレビをつけ、「NHKニュース7」をみると、ジャーナリストの筑紫哲也さんが亡くなったという報道に接した。筑紫さんの話は確か1度だけ聞いたことがある。筑紫さんが「NEWS23」のキャスターをやっていたころはよく見ていたが。勤務先も変わって、夜遅くまで起きていられなくなり、最近はご無沙汰している。彼はアメリカ大統領選を、そして日本の現状をどうみていたのだろうか。それが聴けなくなったのは残念だ。合掌。 | ||
〔2008/11/6〕 | ふつうに勤務。帰りの電車ではウトウト。寝ボケ眼で東静岡駅で降り、エスカレーターにのっていると、突然、背後から科技高生男女2人組に拉致され、「丸源ラーメン」に強制連行された。男女2人組のうちの女の食べっぷりの良さに一方の男とボクが目を丸くしていると、「カネを払え!」と脅し取られてしまった。そんな「凶悪事件」が発生した(笑)。冗談はさておき、B3のHさんはいつもどおり元気そうであったが、彼女が就職する予定の某自動車会社はたいへんなことになっているというニュースがやっていた。夜、ようやく小論を書き終え、仲間にメールで送る。 | ||
〔2008/11/4〕 | 今日は京都。京都大学で、2コマ授業を受ける。最初は法学部。2時限目の初宿正典さんの「憲法」を聴く。表現の自由と集会の自由の話。有名な先生だったが、それほど面白くはなかった。昼食を食べて、3時限目は文学部。吉川真司さんの「日本史特殊講義」。長岡遷都の話であった。久しぶりに聴く古代史の講義であったが、すごく面白かった。これだから古代史はやめられない。でも、研究となると話は違う。少ない史料のもとで研究しなければならないのでたいへんだ。京都大学を出て、幕末維新ミュージアム「霊山歴史館」に行く。『篤姫』ブームか、修学旅行生を中心にたくさんの人が来ていた。そのあと清水寺の参道でお土産を買う。京都駅で夕食としてお好み焼きを食す。今回はとにかくお好み焼きばかりを食べた。19時前の新幹線で静岡に戻る。明日から仕事かー! | ||
〔2008/11/3〕 | 今日は神戸。午前中、灘の酒造りの現場を回る。試飲、試飲で気持ちが良くなってきた。13時30分からは「神戸市勤労会館」7階大ホールで開催された神戸憲法集会に参加。集会テーマは「軍事費より 生命(いのち)・くらしを」。何本かの報告があった後、二宮厚美さん(神戸大学)の「憲法を活かして、格差・貧困の根を絶つ ― 憲法9条+25条を持つ国、持たない国 ―」という講演を聴く。そのあと神戸の本屋をめぐり、お好み焼きを食す。神戸には神戸のお好み焼きがある。 | ||
【購入本】 ■二宮厚美『福祉国家の姿とコミュニケーション労働』(文理閣) ■浜忠雄『カリブからの問い ハイチ革命と近代世界』(岩波書店、古書) |
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〔2008/11/2〕 | 今日は京都。まず立命館国際平和ミュージアムにて「世界報道写真2008」を見学。バスで移動して、軽い昼食をとり、思文閣美術館にて「宮武外骨展」を見る。13時30分より京都大学で行われた史学研究大会の公開講演2本を聴く。1つめは上原真人さん(京大)の「歴史情報源としての瓦」の話、2つめは羽田正さん(東大)の「イスラーム世界と新しい世界史」という話。2本目が興味深かった。可能かどうかはわからないが。夜、ホテルでNHK大河ドラマ『篤姫』を見る。 | ||
【購入本】 ■『週刊東洋経済 10/25特大号』 ■『没後50年 岡本一平展』(朝日新聞社) ■鈴木三重吉『赤い鳥』(古書) |
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〔2008/11/1〕 | 今日は当初の予定を変えて、大阪見物をした。午前中は大阪の古書店めぐり。午後は心斎橋筋界隈をうろうろ。 | ||
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