2009年3月


〔2009/3/30〕 今日は、駿台予備校での春期教育セミナー。冬にも参加した塚原哲也先生の1日講習。この日のテーマは「日本近代政治史をどう教えるか」。10時から17時まで、パワーのある講義を展開。スゲーわ。この日はおじさんが多かった。18時から第二東京弁護士会主催の憲法シンポジウム「自衛隊はどこへ行く」に参加。水島朝穂さんや岩波新書を出したばかりの半田滋さんらが参加。ソマリア沖の「海賊」問題や北朝鮮による「人工衛星」問題など自衛隊をめぐる問題が噴出している、このタイミングでのシンポ。これは参加しなくては!20時30分終了。東京駅でカレーを食す。21時15分ごろの新幹線で静岡に戻る。新幹線の中でメール。明日から仕事だ。
購入本
■宇都宮健児・湯浅誠編『派遣村 何が問われているのか』(岩波書店、古書)
■雨宮処凛『「生きる」ために反撃するぞ!』(筑摩書房、古書)
■森住卓『写真証言 沖縄戦「集団自決」を生きる』(高文研、古書)
■國森康弘『証言 沖縄戦の日本兵』(岩波書店、古書)
■『網野善彦著作集 第11巻』(岩波書店、古書)
■『高校生活指導 2009春季号180号』(青木書店)
〔2009/3/29〕 今日は、開発教育協会による教材体験フェスタ2009に参加した。1コマ目は、開発教育入門講座ということで「パーム油のはなし」を使った講習に参加。午後に入って、2コマ目は「開発と貧困」に参加。開発教育の視点を学んだ。3コマ目は「コーヒーカップの向こう側」に参加。いずれもワークショップ形式の講習。参考になる点も多々あった。社会の教員だけではなく、いろんな活動に参加されている方と出会った。フェアトレードなどの集会となると、なぜか若い女性が多い。不思議というか、女性は活動の幅が広いもんだと感心する。10時から18時過ぎまで丸1日の講習会。夜、元教え子とメール。
購入本
■湯浅誠・雨宮処凛『反貧困 いま、「反撃」のとき!』(東京ボランティア・市民活動センター)
■開発教育協会『参加型学習で世界を感じる 開発教育実践ハンドブック』
■特定非営利活動法人ACE『「感じてみよう、働く子どもの気持ち」ワークショップ 実施ガイドブック』
〔2009/3/28〕 今日から3日間、東京。8時過ぎの新幹線に乗る。10時過ぎ、神保町のある中学校で行われた反貧困フェスタ2009に参加した。午前中は、「働くこと≪労働≫を学ぶ」に参加した。いま、ボクが関心を持っていることだから。午後は、シンポジウム「いま“はたらく”が危ない」に参加。「派遣村」村民たち、貧困の当事者の声を聴けたのは貴重だ。でも体育館は寒かった。そのあとちょっとだけ古書店街をめぐり、18時30分から連続憲法講座に参加。この日のテーマは鴨桃代さんの「『派遣村』で考えたこと」。今日は貧困について考えた1日であった。
購入本
■開発教育研究会編著『身近なことから世界と私を考える授業 100円ショップ・コンビニ・牛肉・野宿問題』(明石書店)
■竹内常一ら『2008年度版学習指導要領を読む視点』(白澤社、古書)
■色川大吉『昭和史と天皇』(岩波セミナーブックス36、古書)
■鎌田遵『ネイティブ・アメリカン−先住民社会の現在』(岩波新書、古書)
■雨宮処凛『排除の空気に唾を吐け』(講談社現代新書、古書)
■堤未果・湯浅誠『正社員が没落する−「貧困スパイラル」を止めろ』(角川oneテーマ21)
■高井晃・鴨桃代『どうする派遣切り2009年問題』(旬報社)
■『現代思想 2009年4月号』(青土社)
■地域民主教育全国交流研究会編集『現代と教育76 貧困・格差問題と教育』(桐書房)
フィナーレで話す湯浅さんです。 旬の人、「派遣村」村長の湯浅誠さん。最近、彼の本をたくさん書店で見かける。そのたびに買っています。
〔2009/3/26〕 全体会。すべて終了後、一旦家に戻る。そして、本を抱えて、街に繰り出す。17時30分過ぎに、谷島屋呉服町本店。『生徒の心がうごく社会の授業』と『イスから離れた社会の授業』を5冊づつ預けてきた。売れるといいな。18時30分から、送別会。現場に戻られるK先生に、「読んで、実践するよ」との言葉とともに買っていただいた。ありがとう!次の日も普通に仕事なので、1次会で失礼する。静岡駅まで一緒に行った、ある教員出身の調査員の方の言葉に考えさせられた。
〔2009/3/22〕 雨。久しぶりに家にいる休日。掃除機をかける。昼、買い物をし、カレーをつくる。今週末の歴教協しずおかのレジュメをつくる。
〔2009/3/21〕 滅多に来れない伊東に来たんだから、観光と温泉を楽しもうという日。あたたかな1日。午前、朝市、東海館を見学。11時から東海館で温泉。商店街でお寿司のランチ。食べるとこ、たくさんあるじゃん!昼から美味そうにビールを飲むおばちゃんと話す。いいなァ。ボクは車だから、空想で飲む。木下杢太郎記念館。車で移動し、温泉。最後に伊東の道の駅で買い物。帰宅は、途中事故のため道が混んでおり、20時30分。明日は雨だし、ゆっくりするか。
東海館 伊東市指定文化財の旧木造温泉旅館・東海館。松川河畔の大正末から昭和初期の温泉情緒を今に残します。この中の温泉に入りました。
ランチの海鮮丼 ランチの海鮮丼。1,000円もしないお手軽な価格でいただきました。隣に座ったおばちゃんといろいろ話をしました。
とある温泉旅館 ちょっと南に行ったところにある温泉旅館。日帰り入浴をしてきました。山の上にあり露天風呂は見晴らしが良かったです。海も見える。2人組の若い女性も入って来て、ドキドキしました。
〔2009/3/20〕 今日の『静岡新聞』に「ゆい〜る」の小冊子が紹介されていた。今日は伊東のKaさん宅で行われる「山荘講座」だ。13時30分、家を出る。沼津までは快調だったが、そのあと3連休初日のためか、混雑。でも、前と同じ16時30分には待ち合わせ場所の近くには行くことができた。Kuさんと伊東駅で合流。駅前の商店街の韓国料理屋で夕食。ビビンバを食す。19時30分、山の上のKaさん宅で講座。5名参加。「楽しい」というのがキーワードのように感じた。でも、ボクもそれを「楽しい」と感じる。「異常体質」か?いくつか本をいただき、22時に失礼する。伊東泊。
伊東の海岸沿いにある道の駅 伊東の海岸沿いにある道の駅。たくさん試食してしまいました。お土産は翌日買おう。
〔2009/3/19〕 行きの電車で一ノ瀬俊也さんの『皇軍兵士の日常生活』を読み終える。帰りの電車では『「九条の会」憲法セミナーE人間らしく生きる 憲法第9条と25条』を読む。暉峻淑子さんと湯浅誠さんの文章を読む。湯浅さんも最後に、ディーセント・ワークについて触れていた。夕食は丸源ラーメン。うちに帰ったら、精神的な疲れのためか、こたつで寝てしまった。今日も暖かな一日。
〔2009/3/18〕 あたたかな1日。春眠暁を覚えずというが、ボクも今週は仕事中、ついウトウトしてしまう。今週は電車の中で、一ノ瀬俊也さんの『皇軍兵士の日常生活』を読んでいる。『論座』の赤木さんの「希望は戦争」を意識した本。静岡の事例も出ていて、授業で使えるかも。
〔2009/3/15〕 午前中、新聞切り抜きの整理。お昼にお好み焼き屋でモダン焼きを食べる。13時30分から、中央福祉センターにて「静岡34連隊の生き残り兵士の証言を聞く会」に主催者の一人として参加。予想をはるかに超えた170人以上の人が参集。階級の違う4人の元兵士の方が証言された。興味深い話もでてきた。なにより講演会形式ではなく、シンポジウム形式であったのが良かった。聴きやすい。あとはもっと若い人に集まってほしかった。「あんな時代もあったね」と懐かしむ「同窓会」ではなく、「語り伝える会」にしていきたい。そういうアイディアはないものか。16時30分終了。そのあと、18時30分過ぎまで、ボクを含めて4人で喫茶店。いつも書くが、金曜夜から日曜夜までのゴールデンタイムはあっという間に過ぎていく。
〔2009/3/14〕 10時過ぎに家を出て、バスで静岡駅へ。乗り継ぎが悪く、3時間かかって目的に着く。13時30分、神奈川の鶴見で行われた九条科学者の会かながわ主催の中西新太郎さん(横浜市立大)の「若者と憲法」という講演会に参加。おもしろい視点を得たし、同じことを考えていた。それは『生徒の心がうごく社会の授業』を読むとわかる。東京へ移動。18時から九条の会事務局主催の学習会に参加。講師は二宮厚美さん(神戸大)と小沢隆一さん(慈恵医科大)。20時30分、終了。東京駅でカレーを食す。
購入本
■山田朗『戦争の日本史20 世界史の中の日露戦争』(吉川弘文館、古書)
■半田滋『「戦地」派遣 変わる自衛隊』(岩波新書、古書)
■『「九条の会」憲法セミナーE人間らしく生きる 憲法第9条と25条』
〔2009/3/13〕 ふつうに仕事。午後、他の2人の調査員が本部に出張。しかも、2人とも17時30分過ぎに事務所に戻るとの連絡あり。ホントは年休とりたかったんだけど。18時30分から前任校のNさんの送別会だったが、仕事の都合でボクは19時から合流。いつもの3人に加え、新人女性教員Oさん(理科、23歳!)が参加!かわいらしい感じの人。この人に理科を教えてもらったら、理科が好きになるのに!場がいつも以上に優しく、盛り上がる。いいねェ、こういう雰囲気。21時30分ごろ、1次会終了。いつものところで2次会。そしたら、体育のMさんがいた。面白かった。24時、帰宅。雨がすごかった。
〔2009/3/12〕 なんと今日、日本ガイシで行われる予定であったミスチルのライブは、櫻井さんの体調不良により中止・公演延期という。たしかに昨日のライブで体調が良くないということを言っていた。昼前、上の妹が実家にやってくる。で、母、上の妹、下の妹、姪とボクの5人で、星ヶ丘三越で昼食。買い物。14時ごろ、ボクは分かれ、名古屋駅へ。本屋をめぐり、15時30分の新幹線で静岡に戻る。今日はマスクをしなかった。夜、鼻がスゴイことになった。
購入本
■山口二郎編著『ポスト新自由主義』(七つ森書館)
■二宮厚美『新自由主義の破局と決着』(新日本出版社)
■雨宮処凛『プレカリアートの憂鬱』(講談社)
〔2009/3/11〕 午前中、仕事。午後は仕事を失礼し、名古屋へ。Mr.Childrenのライブだ。17時過ぎに名古屋駅で上の妹と合流。そして、いざ日本ガイシホールへ。ライブ会場でタオルを買う。座席はサイド・バック席なので、一部見えないところもあるというので、あまり期待していなかった。たしかにステージの斜め後ろの座席だ。しかし!なんと前から4列目。しかも!もしかしたら、櫻井さんがかなり接近してくる可能性のある席だ。期待も高まる。妹の友人も合流。19時過ぎに開演。たしかにメンバーの背中を見るのが中心であったが、櫻井さんらは後ろにも客がいることを意識してライブをしていたので、表情もよく見える。アリーナ席もよく見える。まるでステージにいるような感覚だ。期待どおり「フェイク」と「youthful days」では目の前までやって来て、歌う!ほぼ等身大で見ることができた。感動した!最高のライブをありがとう!興奮さめ止まない。22時前に終了し、実家に行く。下の妹と姪が実家に来ていた。
〔2009/3/10〕 仕事。電車の中では『教育 3月号』や『歴史地理教育3月号』を読む。学校じゃ、異動の話が出ているんだろうな。いいな。「仕事なんだから」と言われるのがイヤ。別に今の仕事は好きでやっているわけじゃないから。息苦しさがある。今週もまだ2日なのに、2年ぐらいやっているようだ。夜、Kさんから金曜日の飲み会の連絡あり。
〔2009/3/8〕 いつもより早めのお昼頃、静岡に戻る。本屋で本を買う。図書館へ。資料をコピーする。ホームセンターへ買い物に行く。
購入本
■『DAYS JAPAN 3月号』
■『教育 3月号』(国土社)
■大門正克『日本の歴史15 戦争と戦後を生きる』(小学館)
■深瀬忠一・上田勝美・稲正樹・水島朝穂編著『平和憲法の確保と新生』(北海道大学出版会)
〔2009/3/7〕 名古屋。行きの新幹線の中で、笹山尚人さんの『労働法はぼくらの味方!』を読み終わる。今の労組の問題点もみえる。13時30分から、森英樹さんの「どうなる憲法、どうする憲法」という講演を聴く。何度も森さんの講演は聴いているが、毎回新しい発見がある。おもしろい。実家。焼肉。
〔2009/3/6〕 雨。仕事。電車の中では笹山尚人さんの『労働法はぼくらの味方!』(岩波ジュニア新書)を読む。読みやすい。15時30分から年休を取り、「ゆい〜る」へ。いったん家へもどり、車で掛川へ。1時間余りで会場に着く。19時から例会。待望のブックレット完成!こうして形になると嬉しいもんだ。今回は参加者が少なかったので、21時に終了。帰りは50分で帰宅。早いわ。
ブックレット完成! 「ゆい〜る」ブックレット完成!いい感じに仕上がっています。ぜひ多くの人に読んでもらって、授業の参考にしてほしいと思います。もうすでに購入するとメールをくださった方には来週には発送したいと思います。
〔2009/3/5〕 久しぶりの晴れ。でも、明日は雨という。つかの間の晴れを楽しみたいのだが、ふつうに仕事。今日は高校入試2日目、面接だ。往復の電車で読んできた古関彰一さんの『新憲法の誕生』(中央公論社)を読み終わる。面白かった。へぇというところもたくさんあり、今後の授業に生かしていきたい本だ。夕食は唐瀬街道のカレー屋さん。
〔2009/3/1〕 科学技術高校の第1回卒業式。9時30分までに来てくださいとのことだったので、それに間に合うように行く。卒業生とその保護者、在校生(2年生)、旧職員を含めて教職員合わせて、1,200人ほど。体育館いっぱいの人がいた。9クラス。10時から始まった式も、11時30分過ぎに終了。長かった。贔屓目ではなく旧静工生より旧清工生の方が呼名の時、しっかり返事ができていたと思う。それだけいい学校生活を送れたのだと思う。卒業生退場の時、B3の生徒とたくさん握手した。そのあと、B3の担任Uさんに呼ばれ、地学室に行く。B3の卒業式。司会は委員長Iさんと副委員長Oくん。手作り感がいい。ボクも営業を兼ね簡単に挨拶をする。でも、久しぶりに大勢の前で話をしたので、緊張してうまく話せなかった。学校に戻った時が心配だ。13時30分ごろ、終わる。その後、地学室でUさんと話し、遅い昼食を「森のなかま」でとる。1年の時はもっと辞めるのかなと思っていたが、そうはならなかった。ほんとに愉快なクラスだった。Uさんの力だね。元清工の先生には尊敬できる人が多い。それにしても、久しぶりにこの空気を味わえたことが良かった。B3のみなさん、「再見!(「さようなら」ではなく「またどこかで会おう!」)」。Uさん、3年間、おつかれさまでした。16時30分、学校に戻り、帰宅する。
翌日の『静岡新聞』に科技高の卒業式が出ていました。卒業証書を受け取るのは機械科1組(元清工組)の生徒Iくん。このあと元清工らしいちょっとしたパフォーマンスがありました。