【メールマガジン 「アンティークを見る眼」 】

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アンティークを見る眼 (マガジンID:0000135153)

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◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2006/02/25◆ v^v^v^v^v^v^v^v^v^v^               ^v^v^v^v^v^v^v^v^v^v
           アンティークを見る眼 Vol.40
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CLASSIC FURNITURE ICHIYU のお送りするメールマガジン 『アンティークを見る眼』です。 このメールマガジンは、クラシック、アンティーク家具のお店、イチユウが お送りいたします。 『CLASSIC FURNITURE ICHIYU』Webサイトもぜひご覧ください。

◆◇◆ HEADLINE ◇◆◇
1.「アンティークを見る」鼈甲製トップ パフュームガラス瓶
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2. ただいま企画中です
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3.「アンティークに出会う空」イングリッシュクラブ
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4. 毎月更新「Special price」
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■アンティークを見る 鼈甲製トップ パフュームガラス瓶 連載「アンティークを見る」は毎回イチユウのお店から一品を取り上げ、見るべきポイントを解説します。 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 英国のアンティークガラスものは、いつも時代をどう読むかということがかなり大きな問題になってきています。銀製品や18世紀後半の陶磁器など、マークがしっかり付いているものについてはまず問題なく分かります。しかしガラスにはそれがありません。色、手触り、デザイン、模様。すべて総合で自分の目で判断するしか方法はないのです。  具体的には17〜18世紀のものはガラスがあまりクリアでなく、暖かな透明感があります。一個ずつ完全に手作りなので、当然形も大きさも不揃い。ワイングラスの脚部が傾いていたりして手作りならではの味わいが楽しめます。  グラビールなど、模様も切り込みもやや浅めとなっています。これに対して19世紀のものは形も大きさもそろっています。それでも100年たったガラスはとろりとした黄色みを帯び、なんとも美しくいい風合いがあります。  予備知識として簡単なガラスの種類について紹介しておきます。
 予備知識として簡単なガラスの種類について紹介しておきます。
 
1.ガラスの材質

  ・鉛クリスタル
     主原料は砂、酸化鉛、炭酸カルシウムでイギリス製に多いタイプ。
     ずっしりと重く、光の屈折率が高いためカットガラスやグラビールに
     向いています。軽く鉛筆などでたたくとキーンと金属的な音がするの
     が特徴。

  ・ボヘミアンクリスタル
     主原料は砂、炭酸カルシウム、石灰石。ボヘミア地方が原産地。
     鉛クリスタルに比べ、透明度がまろやか。

  ・ソーダ石灰ガラス(ソーダライムクリスタル)
     主原料は砂、炭酸ソーダ、石灰石。板ガラスや量産物のコップ類、
     プレスグラスなどに使われ、丈夫でしっかりしています。

2.ガラスの成型方法

  ・吹きガラス
     吹き竿の先に溶けたガラスを付けて息を吹き込んで作る「宙吹き」と
     木型や金型に溶けたガラスを機械で吹き込む、大量生産方式の
     「型吹き」があります。宙吹きはひっくり返すと底の部分に吹き竿を
     離した跡が丸く残っています

  ・プレスガラス
     型の中に溶けたガラスを流し込み、上からプレスして作る方法。
     ガラスの表面の模様が細かく出せるのが特徴で、色ガラスの小物など
     美しく華麗なものがたくさんあります。

3.模様の付け方

  ・カットグラス
     厚手のクリスタルグラスにグラインダーを使って幾何学模様を付けた
     もの。重厚な手にずっしりとくるものが多く見られます。

  ・エングレイブドグラス(グラビール)
     薄手のクリスタルグラスにグラインダーで表面を削って花やリボンな
     どの模様を彫刻したもの。繊細、可憐な美しさが特徴です。

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■■■アンティークに出会う空 『イングリッシュクラブ』
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 バグパイプのお迎えもそうだが、そのクラブは金曜のみ女性同伴が可能となっていた。ディーラー氏はスケジュールを調整し、私たち夫婦のためにその日を選んでくれていたのだった。  館内は薄暗く、一階は個人のクラブということもあり小部屋に仕切られて他の会員と出会うのをわざと避けるような造りになっている。  ところが二階に上がる階段の壁にはルネッサンス風の絵。  天使が舞い踊るような優しい雰囲気。  二階はレストランになっていた。  ビクトリア時代にはおそらく各クラブ会員の情報交換の場としてのサロンであったと思われる。しかしさすがに現代では同伴者も楽しめる場としての変化を余儀なくされたのだろう。街中の高級レストランとかわらない内装、メニュー、味であった。  わずか3時間ほどの滞在ではあったが、ベールに包まれたイングリッシュクラブに潜入できたことは日本人として貴重な経験となった。  伝統と格式あるクラブ、例えば「ホワイツ」「ブードルズ」「ウォーティリア」「ブルックス」といったクラブはもともと都市貴族によって設立されたものであり王侯も会員であった。  19世紀初頭、ダンディの帝王ボー・ブランメルと時の摂政皇太子(のちのジョージ4世)との確執は歴史的にも有名である。  クラブのメンバーに欠員が生じた場合、新会員はメンバーの全会一致で推薦されなければならない。格式あるクラブの会員になるのは至難の業。  このような名門クラブでなくオックスフォード大学やケンブリッジ大学の卒業生によって構成されるクラブや士官クラブのようなもの、またギャンブル好きの連中が集まるクラブや趣味人が奇妙な規約を作ったクラブなどもたくさんある。  クラブとイギリス紳士は切り離せない関係にあり、何らかのクラブに入っていなければ紳士とは見なされないのだ。  パブは男女の区別無くはいることができ、地方に行けば「子供歓迎」の看板があるほど庶民的なのに対し、クラブは差別の固まりとも言えるのである。 ……つづく

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[アンティークを見る眼 Vol.040] 2006/02/25 号
月2回発行:株式会社イチユウ
無断転載禁止 発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/

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