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いのちのことば 第1集(1〜100)

 
   いのちのことば 1
 
 おかあさんのたからもの
 
せんせい あのね
おかあさんのたからものはね
ぼくだって
おかあさんのたからものは
ぜったい ゆびわだと
おもって いたけど
ゆびわは 2ばんめだった
ぼく
たからものになっちゃってこまるよ
たからものって
はめたり つめたり
かけたりするものなのに
でも
なんか いいきぶん
ぼくは
そとへでて はしりまわったよ
《愛知県岡崎市立生平小学校 1年 杉山晴彦》
 
 いのちのことば 2
 
 一番
あなたのお母さんは
人がどう言おうと
あなたには一番よいお母さん
わたしのお母さんは
人がどう思っても 
わたしには一番よいお母さん
これだけはおぼえておこう
      《河野 進》
 
    いのちのことば 3
 
 いくたび
 
母のように いくたび
そむかれ 裏切られて
変わらず 愛するなら
そむかれたのでも
裏切られたのでもない
      《河野 進》
 
 いのちのことば 4
 
 まず
 
あたたかい母に そだてられた子は
あたたかい母になり
つめたい母に そだてられた子は
つめたい母になる
どうして人間だけが 例外であり得よう
よい子になれないと いらだつより
まず 良い母にと 祈ってほしい
      《河野 進》
 
 いのちのことば 5
 
 サラリ
 
サラリと 流してゆかん
川の如く
サラリと 忘れてゆかん
風の如く
サラリと 生きてゆかん
雲の如く
     《坂村 真民》
 
 いのちのことば 6
 
ほんとうのことなら
多くの言葉は 
いらない
野の草が
風に揺れるように
小さなしぐさにも
輝きがある
    《星野 富弘》
 
 いのちのことば 7
 
晴れてよし
曇りてもよし
不二の山
もとの姿は変らざりけり
     《山岡 鉄舟》
 
 いのちのことば 8
 
 一すじに
 
一すじに生きるひとの尊さ
一すじに歩みわたる人の尊さ
われもまた
一すじに生きん
一すじに歩まん
    《坂村真民》
 
 いのちのことば 9
 
いのちの世界では
楽しみの中にも
苦しみのなかにも
悦びがある
      《和田重正》
 
 いのちのことば 10
 
 いつもほほえむには
 
不幸になるのはやさしいことだ
やたらに怒ったりしないことだ
だが幸福にはなかなかなれない
いつもほほえむには努力がいるから
       《松居桃樓》
 
 いのちのことば 11
 
鏡に映る顔を見ながら思った
もう悪口を言うのはやめよう
私の口からでたことばを
いちばん近くで聞くのは
私の耳なのだから
       《星野富弘》
 
 
 いのちのことば 12
 
気分にあやつられるな
気分は自分ではない
自分は気分の外にある
       《和田重正》
 
 いのちのことば 13
 
 高い山ほど
 
そこに山があるからといって
いつでも見えるわけじゃあない
高い山ほど雲に隠れて
麓の人には見えないものだ
       《松居桃樓》
 
 いのちのことば 14
 
 月見草
 
暗くなり 淋しくなり
生きづまって
どうしようもない時
その時になって
パアーと開きはじめるものがある
こころのどこかに
月見草の
花のようなものが
ひそんでいる
      《星野富弘》
 
 いのちのことば 15
 
 満足
 
何にもなくて
それで満足がなければ
ほかのことでは
満足はない
      《八木重吉》
 
 いのちのことば 16
 
幸福は儚い 不幸も儚い
儚いものを追い
儚いものを避けようと
儚いものばかりに目をつけて
生きる一生ほど儚いものはない
      《和田重正》
 
 いのちのことば 17
 
 とうもろこし
 
軒下にさげられた
とうもろこしの一粒も
芽生えるいのちを秘めている
私の中にも
私の思いを超えて
生きているいのちがある
いのちのなかにいのちがある
       《星野富弘》
 
 いのちのことば 18
 
私たちは互いに助け合おうとするべきです
人間とはそういうものなのです
私たちは幸福によって生きることを
のぞみます
      《チャーリー・チャップリン》
 
 いのちのことば 19
 
 花
 
花はなぜ うつくしいのか
ひとすじの気持ちで
咲いているからだ
       《八木重吉》
 
 
 いのちのことば 20
 
ひとが悪いのではない
みんな自分が悪いのだと知るのは正しい
ひとも悪くはない
自分も悪くない
誰も悪くはないのだと知るのは
もっと正しい
       《和田重正》
 
 いのちのことば 21
 
 念ずれば 花ひらく
  
念ずれば 花ひらく
苦しい時
母がいつも口にしていた
このことばを
私もいつのころからか
となえるようになった
そうしてそのたびに
わたしの花がふしぎと
ひとつ ひとつ
ひらいていった
      《坂村真民》
 
 いのちのことば 22
 
瞬間は存在しない
存在するのは ただ無限にちいさい
現在のみである
そして この無限にちいさい現在の中に
生活は行われつつあるのだ
従って 人はその全精神力を
現在にのみ集中すべきである
         《トルストイ》
 
 
 いのちのことば 23
 
二度とない 人生だから
できるだけ 後悔しないような
生き方をしなくちゃいけない
         《森 信三》
 
 いのちのことば 24
 
 すいせん
 
幸せ という
花があるとすれば
その花の
 のようなものだろうか
辛い という字がある
もう少しで
幸せ になれそうな字である
       《星野富弘》
 
 
 いのちのことば 25
 
腹の立つときは 石を見よ
千万年も黙って 濁世のなかに
座り続けてきた 石を思え
       《坂村真民》
 
 いのちのことば 26
 
やさしさこそ人の宝
       《和田重正》
 
 
 いのちのことば 27
 
 大漁
 
朝焼子焼だ
大漁だ
大羽いわしの
大漁だ
浜は祭りの
ようだけど
海のなかでは
何万の
いわしのとむらい
するだろう
     《金子みすゞ》
 
 いのちのことば 28
 
やさしい人は
美しい人ですよ
美しい人は
決して
自己主張しないひとですよ
それでいて
どんな時でも
自分を見失わない
人ですよ
人と妥協せずに
好きなとき
いつでも好きなことを
する人ですよ
好きなことしかできないのに
みんなに喜ばれる人ですよ
悲しみや苦しみを
すっかり忘れてしまったひとですよ
だから怖い人でも
恐ろしい人でもあるのです
やさしい人は
人の醜さや恐ろしさや
卑怯さ怠けや忘恩さを
本当に骨身に徹して
味わっているのです
やさしさや
美しさは
そこからしか
うまれてこないのです
それがわからなかったら
美しさや
やさしさを
本当に味わえないと
思うのです
貴方はどうおもいますか
      《小川茂年》
 
 いのちのことば 29
 
 さびしいとき
 
わたしがさびしいときに
よその人は知らないの
わたしがさびしいときに
お母さんはやさしいの
わたしがさびしいときに
ほとけさまはさびしいの
       《金子みすゞ》
 
 いのちのことば 30
 
 さみしいけれど
 
わがままが
おおてをふって
あるいてゆく
まだ
まだ
まだだなあ
     《杉浦祖玄》
 
 
 いのちのことば 31
 
 えがお
 
えがおが
すきだから
にこにこ
している
     《杉浦祖玄》
 
 いのちのことば 32
 
この世に孤立して存在しているものは
ひとつもない
      《ダライ・ラマ一四世》
 
 いのちのことば 33
 
 笑顔
 
笑顔って
かんたんそうで
むずかしくて
むずかしそうで
かんたんなのかも  
     《下田南高校2年
        土屋真琴》
 
 いのちのことば 34
 
 まごころ
 
地震になっても
火事になっても
なくならないもの
まごころ
これこそ
ほんとうの宝
この宝をみがこう
     《大真玄光》
 
 いのちのことば 35
 
 たね
 
種子さえ
蒔いておけば
いつかかならず
芽がでる
よいたねには
よい芽が
悪いたねには
悪い芽が
忘れた頃に
ちゃんと
でてくる
  《相田みつを》
 
 いのちのことば 36
 
背伸びする
わたし
卑下する
じぶん
どっちも
いやだな
      《相田みつを》
 
 いのちのことば 37
 
ぼくの苦悩はただ一つ
ー何かの役にたつ
ひとになれないものか
        《ゴッホ》
 
 いのちのことば 38
 
流れる水の
流れつつ澄む
     《種田山頭火》
 
 
 いのちのことば 39
 
生きている
ことがうれしい
水を汲む
     《種田山頭火》
 
 いのちのことば 40
 
いのちが一番大切だと
思っていた頃
生きるのが苦しかった
いのちより大切なものが
あると知った日
生きているのが
嬉しかった
     《星野富弘》
 
 いのちのことば 41
 
 いっぱい走ったよ
 
せんせい
はんかち さばってみて
ぬれとるでしょ
これ、
みんなぼくのあせ
まらそんで
16しゅうしたあせですよ
   《鳥取県小学校1年
         山下大介》
 
 いのちのことば 42
 
心こそ
心こそ
死ぬことのない
命なの
    《堀口大学》
 
 いのちのことば 43
 
 成長
 
赤子は後から後からおむつを汚すが
母親はどんどんそれを洗ってしまう
そして明るい風が
どんどんそれを乾かしてしまう
そのあいだ赤子はぐっすり眠って
眼が覚めたときには
まだ新しい知恵がついている
        《福井威麿》
 
 いのちのことば 44
 
天に星が輝いていても
あなたが見上げなければ
ないに等しい
あなたが自分自身に目を
向けなければ
あなたの価値もないに等しい
        《伊藤 守》
 
 いのちのことば 45
 
終わりを怖がるくせに
永遠も怖がる
生きることを怖がるくせに
死ぬことも怖がる
疑うことを怖がるくせに
信じることも怖がる
誰もがふるえている
だから人は支え合うと暖かい
    《横浜学園高校 三年
         吉本裕子》
 
 いのちのことば 46
 
心にゆとりがないと
この美しい雲が
目に映らない
この美しい石ころに
気がつかない
この美しい花と
話ができない
心にゆとりをもとう
      《大真玄光》
 
 いのちことば 47
 
悩みのみが正しい意味で
人を謙遜にする
      《ヒルテイ》
 
 いのちのことば 48
 
まじめさが
あなたの長所を
のばす
      《和田重正》
 
 いのちのことば 49
 
岩もあり 木の根もあれど
さらさらと
さださらさらと
水は流るる
     《詠みひと知らず》
 
 いのちのことば 50
 
おとなというものは
数字がすきです
だけどもぼくたちは
ものそのもの
ことそのことが大切ですから
もちろん番号なんか
どうでもいいのです
      ー星の王子さまー
    《サン・テグジュペリ》
 
 いのちのことば 51
 
ひとつぶでもまくまい
ほほえめなくなるタネは
どんなに小さくても
大事に育てよう
ほほえみの芽は
     《松居桃棲》
 
 いのちのことば 52
 
 ごみ
 
ごみひとつを
捨てるか
捨てないか
拾うか
拾わないか
それだけで
人生大きく変わるって
知ってますか
    《大真玄光》
 
 いのちのことば 53
 
みんなをすきになりたいな
何でもかんでもみいんな
ねぎもトマトもおさかなも
のこらずすきになりたいな
うちのおかずは、みいんな
かあさまがおつくりになったもの
わたしはすきになりたいな
だれでもかれでもみいんな
お医者さんでも、からすでも
のこらずすきのなりたいな
せかいのものはみいんな
神様がおつくりになったもの
       《金子みすゞ》
 
 
 
 いのちのことば 54
 
 いのち
 
いのちとは
燃えることなのだ
燃やすことなのだ
線香が己を燃やして
辺りに香りを漂わせ
ろうそくが炎となって
辺りを照らす
燃やさなくてはいけない
このいのち
      《大真玄光》
 
 いのちのことば 55
 
どうもがいても
だめなときがある
ただ手を合わせる
以外には方法が
ないときがある
ほんとうの目が
ひらくのは
そのときだ
      《相田みつを》
 
 いのちのことば 56
 
その人には
うそがいえない
そのひとは
あなたの大事な
ほとけさま
      《和田重正》
 
 
 いのちのことば 57
 
 心のめざめ
 
夜であった
わたしは病院のベッドの上に仰臥して
白亜の天井を見上げながら
もの思いに沈んでいたのであるが
そのときふと夢からさめたように
いっさいのものが一つに包まれている
限りなくひろびろとした
玄妙不思議な世界が
永遠より永遠にわたって
厳然と存在しているのを見た
そしてそれが真実存在する世界であり
そしてそこに真実の自己があることを
身をもってまざまざと実感した
わたしはもういいがたい喜びに満たされていた
それは未だかつて経験したことのない至福の情であった
わたしの願いは願わぬ先から
全てがかなえられているように思われた
そこでは何ものもつけくわえる余地がないほどに
いっさいが完全し円満し充足しているように思われた
いっさいがあるがままでこのう上なく善いのだというように思われた
欠乏とか不自由とか死とかいうような
この世におけるいっさいの不幸は
小さな我執の立場で考えていることであって 
世界そのものにあるのでないことを
わたしははっきりと見たのである
 
これは一つの思想としてはどうにかわかっていたようであるが
それが活きた現実の事実として
眼前に実現したのである
 
わたしはとうとう到るべきところに辿りついたという
喜びと感謝でいっぱいであった
それは長いあいだ故郷を離れて 
知らぬ異境で放浪の旅を続けていたものが
漸く故郷へ帰ることができたような
そういう深い喜びと感謝に満ちた思いであった
 
その後わたしはしばしば目がくらんで
その都度もとの世界へ転落したのであるが
一度そこへ目があいたことには決定的な意味があった
まるで行く先がわからないのとは違って
それがはっきりとしているのであるし
愛と善行と心の集中とによって
またそこへ帰る道が開かれていたのだから
            《福井威麿》
 
 いのちのことば 58
 
 おつきさま
 
おつきさまは
あんなにちいさいのに
せかいじゅうにみえる
      《よしむら せいてつ》
 
 いのちのことば 59
 
世の中の
人は何とも
言わば言え
わがなすことは
われのみぞ知る
      《阪本龍馬》
 
 いのちのことば 60
 
 水が流れている
 
水が流れている
水が真実に
流れている
その水に
帰る
水が流れている
水が真実に
流れている
      《山尾三省》
 
 
 いのちのことば 61
 
 ねがい
 
わたしのねがいは
呼吸を合わせることである
石とでも
草とでも
呼吸を合わせて
生きていくことである
     《坂村真民》
 
 いのちのことば 62
 
愛するとは決して
お互いに見つめ合うことではなく
共に同じ方向をみることなのだ
       《サン・テグジュペリ》
 
 いのちのことば 63
 
宇宙から地球を見た宇宙飛行士は
「国境線がない」
「ひとつの生き物のようだ」と言う
あなたが、今の自分自身を
少しでも離れて見ることができたら
性格がいい 悪い
頭がいい 悪い
運がいい 悪いの区別なく
自分が全体として
存在していることに   
気づくだろう
       《伊藤 守》
 
 いのちのことば 64
 
歩いたあとに
一輪の花を
咲かせたい
      《石川 洋》
 
 
 いのちのことば 65
 
今夜も電話を待ってます
受話器に手をかけて
ただ 待ってます
      《土居深雪》
 
 いのちのことば 66
 
骨髄を提供してくださった
名も知らぬ貴方に
何万回でも言います
愛をありがとう
      《升田美代子》
 
 いのちのことば 67
 
一人は万人のために
万人は一人のために
     《ロッテ・デール》
 
 いのちのことば 68
 
人生は、何事をも なさぬには
あまりにも長いが
何事かをなすには
あまりにも短い
       《中島敦》
 
 いのちのことば 69
 
あるがままが美しい
       《上田希望》
 
 いのちのことば 70
 
 気づき
 
恐れることは ありません
失敗は 気づきへの
感謝なのです
       《上田希望》
 いのちのことば 71
 
 鏡
 
あの人がいや
この人が嫌い
そんな あの人この人が
自分のなかにも
きっといる
       《上田希望》
 
 いのちのことば 72
 
生かされて
下があるから上がある
裏があるから表がある
暗があるから光がある
根っこがあるから花が咲く
みえないもので支えられ
みえないものでいかされる
        《上田希望》
 
 いのちのことば 73
 
自分さえ
自分だけがと思っていると
みんなが一つになれない
頑張れない
ひとの気持ちもわからない
        《上田希望》
 
 いのちのことば 74
 
 いちもく
 
なにごとも
近すぎると見えにくい
遠すぎても見えにくい
ほどよい距離だと
よくみえる
ほどよい距離が
ちょうどいい   《上田希望》
 
 いのちのことば 75
 
 おもいやり
 
あいてが必要としているときに
必要なことをしてあげる
これが本当のおもいやり
誰もができないときに
できないことをしてあげる
これが勇気とおもいます
       《上田希望》
 
 いのちのことば 76
 
 本気
 
本気になると
世界が変わってくる
自分が変わってくる
変わってこなかったら
まだ 本気でない証拠だ
本気な恋
本気な仕事
ああ 
人間一度
こいつを
つかまんことには
     《坂村真民》
 
 いのちのことば 77
 
 すべては光る
 
光る
光る
すべては
光る
光らないものは
一つとしてない
みずから
光らないものは
他から
光りを受けて
光る
     《坂村真民》
 
 いのちのことば 78
 
愛されることが幸福ではなく
愛することこそ幸福である
     《ヘルマン・ヘッセ》
 
 いのちのことば 79
 
 無題
 
まずしいこころで詩を読みなさい
詩についての本はほとんどよまぬがいい
詩だけよんでわからぬくらいなら
いくらそれについての本をよんだとて
むだでありましょう
        《八木重吉》
 
 いのちのことば 80
 
 あるべきようは
 
阿留辺機夜宇和
という七字を
たもつべし
      《明恵上人》
 
 いのちのことば 81
 
人間が不幸なのは
自分が幸福であることを
知らないからだ
ただそれだけの理由なのだ
      《ドストエフスキー》
 
 
 いのちのことば 82
 
 この世の中で一番
 
この世の中で一番
美しい名前それはおかあさん
この世の中で一番
やさしい心それはおかあさん
おかあさんおかあさん
悲しく愉しくまた悲しく
なんどもくりかえす
ああ おかあさん
     《サトウ・ハチロー》
 
 いのちのことば 83
 
世界がぜんたい
幸福にならないうちは
個人の幸福はありえない
       《宮沢賢治》
 
 いのちのことば 84
 
 宮沢賢治様へ
 
あなたが一人で苦しんでいる時
私、小さな花でいいから
そばに
いたかった
      《脇 郁代》
 
 いのちのことば 85
 
自身は神様の ふるいでしょうか
野心も欲も整理され
今、あなただけが そばにいる
       《k.k》
 
 
 いのちのことば 86
 
大きな苦しみを受けた人は
うらやむようになるのか
やさしくなるかの
どちらかである
   《ウイル・デユーラント》
 
 いのちのことば 87
 
成せば成る
成さねば成ら何事も
成さぬは人の
成さぬなりけり
      《詠み人知らず》
 
 いのちのことば 88
 
身を削り 人に尽くさん
すりこぎの
その味知れる 人ぞ尊し
       《道玄禅師》
 
 いのちのことば 89
 
すべてよし
       《原田湛玄》
 
 いのちのことば 90
 
今生きてあるは
このことに
会わんがためなり
いまいきてあるは
このことを行ぜんがためなり
いまいきてあるは
このことを
成さんがためなり
          《古人》
 
 
 いのちのことば 91
 
いかなる強い考えも
考えは弱い
いかなる弱い実行も
実行は強い
         《西田天香》
 
 いのちのことば 92
 
今こそ 全力
     《長谷川富三郎》
 
 いのちのことば 93
 
きのうのことに
こだわらず
     《長谷川富三郎》
 
 いのちのことば 94
 
くだらぬ ことに
くよくよすまい
     《長谷川富三郎》
 
 いのちのことば 95
 
一番は
もちろん 尊い
しかし
一番よりも 尊い
ビリだってある
      《東井義雄》
 
 いのちのことば 96
 
太陽は夜が
明けるのを待って
昇るのではない
太陽が昇るから
朝になるのだ   《東井義雄》
 
 いのちのことば 97
 
頭から
光がでる
まだまだ だめ
額から
光がでる
まだまだ いかん
足の裏から
光がでる
そのような方こそ
本当に偉い人である
      《坂村真民》
 
 いのちのことば 98
 
二番目に言いたいことしか
人には言えない
一番言いたいことが
言えないもどかしさに耐えられないから
絵を描くのかも知れない
うたをうたうのかもしれない
それが言えるような気がして
人が恋しいのかも知れない
        《星野富弘》
 
 いのちのことば 99
 
ケチな根性はいけない
イヤなことはさけないで
ヨイことはする
       《和田重正》
 
 
 いのちのことば 100
 
うらをみせおもてをもみせてちるもみじ
       《良寛》


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