〜1日目〜
初日から、なかなかハードな1日でした。9/10 |
成田へ。(京浜急行で) |
東京、浅草を出発。都営地下鉄浅草線で青砥まで行き、ホームで同行人C嬢と合流。京浜急行で第2空港まで。
成田空港は、なかなか遠く、特急はなかなか速いのだが、時間を見て行かないと、特急を20分近く待つ羽目に。 待っている間、どう見ても成田行きの外人さんが普通列車に乗り込もうとしていたのを、止めようかどうしようか迷ってしまった。 外人さんのリーダー格の人は少し日本語が読めるらしく、せっかく彼が「俺が見てきてやる」と確認した発着時間に、「違うよ」とくぎを差すのもどうかとためらわれて…。 結局外人さんご一行は普通列車に乗らなかったので一安心だったのだが。ってゆーか、スーツケースに座って待っているKを見て、「こりゃ違うな。」とか、感付かないか!? いつ行っても迷う成田空港内。カウンターで手続き後、C嬢とお互いのパスポートのコピーを交換して持ち歩くべく、例によってコピー機を探す旅に。 以前、海外でパスポート紛失の経験があるため、やはりコピーは必要と感じる。ね、C嬢?(笑) |
ASIANA機内 |
昼ご飯は、ASIANA機内食を食べる。
ちらし寿司…のようなもの。具は錦糸卵、エビ、など、ほとんどちらし寿司。 しかし、この緑色の豆はなんだ?枝豆か?…(もぐもぐ。)…違う。しかし、なんだろう、この食べ覚えのある独特な香りは…? …! オリーブだった!! 入れるか?寿司に、オリーブを!!なんてミスマッチなんだ!! 白状します。ASIANA機内で、Kは大変な罪を犯してしまいました。トイレに…トイレットペーパーを流してしまいました…。 いや、日本では当たり前なこの行為、韓国では違うんですよ。彼の国では、ペーパーは、基本的に、流さない!! とはいっても、こんなこと、だれかに言われなきゃ気づかないですよね、明言しているサイトもあまり見ないし。 私、いろんな国行きましたが、そんなに下水に不安な国では、まず、「ぼっとん」です。 それで、水洗となったら詰まろうが、流れなかろうが、流す!こうだと思っていたので、ASIANA機内では、な〜んも考えずに流してしまいましたよ。ええ。 それで、流れなくって、いや、水流が弱いな、どこかで水の使いすぎかしらん、などと思って、手を洗う場所から必死に水を手でくみ出して、それでなんとかこうにか、流しましたよ。ふう。ごめんなさい。 …ちなみに、大の時は、「ブツ」はそのまま流していいんですよ。ええ。 それで、韓国に到着! 入国審査でスチュワーデスさん達が晴れ晴れと仕事を終わらせて変える様子を見ていて、ふと、感じていた違和感の原因がわかりました。 彼らには「スマイル0円(ウォン?)」がないのですよ。あんまり、サービスをしない。 離陸直前、「あのー」と日本人だか韓国人だか見分けが付かないスチュワーデスさんに日本語で話しかけてみると、日本語はわからないと言う。 日-韓線だったら、多分話せるだろうと思っていた私も甘いのだが、それで悪びれた様子もない。かといって、英語がたいして通じるわけでもない。 食事もジュースも、実に機能的に運ばれてくる。 コーヒー紅茶は我々外国人にはどちらがまわってきているのかさえわからないのだが、何が入っているのかわからないそのポットを引き止め損なったら、それまで。 仕事は仕事。客に分かろうが分かるまいが、まわるだけまわり、仕事はしたのだから、それでいい。 プライベートのスチュワーデスさん達は、本当に晴れやかで美しく、私が初めて目にした彼らの笑顔でした…。 配慮とか、遠慮とか、そういうのは韓国にはあんまりないのだ。それはこの夜、もっと知ることになる…。 |
任川(インチョン)国際空港、両替割引券 |
任川(インチョン)国際空港は、今年OPENしたばかりの新しい空港!日本の羽田と成田の関係が、そのまんま金浦(キンポ)空港と任川空港の関係に当てはまる。
後に知ったことだが、とっても大きい空港らしい。しかしどの空港に行ってもそうだが、一部分しか歩かないので、その大きさを感じることはできなかった。 第一印象は、「◇ガラス張り◇がすごいなー。」そして、「地震がないんだな…うらやましい。」だった。 トイレは、めっちゃきれいでした!水洗だし、ペーパーはやっぱり流してなかったけど。 しかしあのデザインはどうかと思う。個室も壁も全部木目調の内装になっていて、いったいどこが入り口でどこが個室だかわっぱりわからない。一見の価値はある。 入国後早めにスーツケースを引き取れて、LUCKY! まずしたことは、両替!! ソウルナビにより朝興銀行(CHB)の手数料30%割引券をゲットしていた我々は、「Change Please…」と窓口へ。 「はい、ドウゾ!」と返され、いささかSHOCK。日本語が通じないのも大変だが、通じるのもなんだかむなしい。 2人で5万円(2万+3万)変えたのだが、一瞬で封筒を渡してもらい、「へ?手数料割引はどこへ?」と腑に落ちない。 改めて聞き直した我々に、「封筒と別に渡したwonが手数料分だよ」と親切に教えてくれた窓口のおじさん。ありがとう。 さて、両替した5万won(と少し)をどう2:3に分けるか?これまた手間取り、全部のお金を財布にしまった頃には、一緒に乗っていたお客さんはすべていなく… (カァ、カァ。。。←烏の鳴き声) |
市内まで(路線バス) |
ソウル市内まではバスで行くことに。高いリムジンバス、安い路線バスがあり、当然、路線バス!
バスに乗り込む時、「光化門(クァンファムン)まで。」とバス案内のおじさんに訴えると、「クァンファムン、クァンファムン!」と、とにかく何度も発音を直される。ちゃんと言っているつもりなのに…。 最後にはチラシに字まで書いて説明される始末。おやじ、ごめんよ…最後まで発音、直んなかった…。 なかなか、市内まで話が発展しない。というのも、韓国はお隣の国なのに、やっぱり不思議がいっぱいだからだ。 まずは、バスの中の料金箱!どうも元は硬貨をじゃらじゃらと入れるためのものらしいが、料金が千won台のため、お札も入れる。らしい。 しかし元はお札を入れるためのものではないので、札が入っていくと、機械がつまり、ビリビリ音を立てながらお札を吸い込もうと努力をする。 最後には運転手のおじさんが手動で弁をバッタンバッタンさせて、ようやく入金できる仕組みだ。 我々が持っていたのは、空港建物内で購入したバスチケット。 ガラス1枚隔てた先にはバスが待機しており、そこでは即金で乗車できるのだから、フルカラー印刷のお札大のバスチケットをわざわざ買う必要があったかは、疑問。 チケットには切取線があるので、前述の「クァンファムン」のおやじがチケットを切ってくれるのかと思いきや、違うらしい。バッタンバッタン料金箱にそのまま入れろと言う。 かくしてチケットはお札同様、いやもっとすごい音を立ててビリビリと料金箱に吸い込まれ、…切取線の意味はいったい??半券は返ってこないの??ねぇ??と疑問が残る。 バスの中で、感動したことはもう一つ。 空港から市内までは高速に乗るのでシートベルトが必要なのだ。そのベルトの、接合部分の部品が違う。 日本では、シートベルトのベルトが巻いて収納されている部分はだいたい「ロ」の次になっている金具(A)の方で、ベルト金具ををはずすオレンジのボタンが付いている方(B)は、その機能だけなんだけど、これが逆。 ちょっとわかりにくいかもしれないので、ベルト金具をはずす機能(B)の方を激写してきました。 こっちにベルトも巻き込まれているわけなんですよ。 だから、シートのお尻部分に、巻かれたベルトがごろごろしていて多少座りにくい。 こんなことで面白がっているもんだから、ソウルに着く前に、随分異国情緒を感じることができて大満足。 |
光化門(クァンファムン) |
予定通り、光化門(クァンファムン)で下車。
とは言っても、韓国初のKには、ここがいったいどこなのか、どっちが北でどっちが南なのか、どっちに行った方が中心街に近いのか、さっぱり分からない。頼りになるのは、韓国経験のある同行人、C嬢だっ!! K「ここはどこ?」 C「私に聞くなよ、はっ、はっ。」 K「…。。。」聞いたKが悪うございました。相変わらずの方向音…げふん。 そこで、側にいた制服のおじさんに「鐘閣(チョンガク)はどこか」と聞いてみる。するとおじさん、親切に手招きしてくれ…車に乗れと言う。 なんと、おじさんはタクシーの運ちゃんだったのだ! いや、鐘閣はタクシーに乗るほどの距離じゃないはずだ、とあわてて断り、改めて自力で探す我々。なかなか気が抜けないぞ、韓国。 C嬢の必死のハングル解読で、なんとか鐘閣を目指すことができた。(一度行ったらそうそう忘れない、簡単な十字路なんだけどな。) 光化門の地下通路では、いつでも道ばたにおみやげ、生活用品を売っている。 目覚まし時計はとても気になり、通るたびに「朝ですよ、 近所迷惑だから早く止めなさいよ」と言ってあげたくなる。 韓国ではなぜかハンコ屋がはやっている様子。100メートルに1件くらいの割合で店を出している。 そしてそんな割合であるにもかかわらず、お客さんがいるのも不思議だ。 道ばたに出してあるコンピュータでスチャチャカと文字をデザインし、そのまま機械につなげて自動でビビーっと削ってくれるものらしい。 |
チョンジャ 旅館(ヨグァン) |
宿探しは、鐘閣の北側にある、三星鐘路タワーの裏側あたりで探すことに。
1件目。 C「オンドルパン、イッソヨ?」←いきなり飛び出す韓国語に、Kただただ、唖然。ここはもう、C様々で、全部お任せにしてやってもらいました。 値段は28000won(\2800弱)、平均的な値段ですが、ま、設備もそこそこということで、2件目へ。 2件目チョンジャ 旅館(ヨグァン)までの道のりは、タワーの裏手をぐるっと回った上、階段を3階程まであがらないと受付がない。スーツケースのKにはいささか疲れました。 宿のおやじは、韓国の方にしては英語が分かる方。 4階の部屋を見せてもらうが、ベッドルーム。オンドルがいいんだとごねると、5階最奥へ。なかなかいい。階に冷蔵庫も付いている。 値段は25000won(\2500弱)、OK!階段の上り下りさえ厭わなければ、かなりの便利さ。 来る時は大変だった悪路も、反対側からはメーンストリートへは10メートルほど。 おやじに、「goood hotel!ホームページで紹介してもいいか?」と褒めてきた、その帰り。 「…布団が1組しかない。」 韓国では、友達同士、とっても仲がよくて、日本人みたいに1つの部屋に泊まっておきながら、別々の布団に寝るなんてよそよそしい真似はしない。 しかし我々は日本人だ。なんとしても別々の布団で寝たい! おばちゃんに布団をくれと説明する。おばちゃんには英語は通じない。 「布団…なんて言うんだろう?こう、寝る(ジェスチャー)のに使う、こういう四角い(ジェスチャー)、大きい(ジェスチャー)…そう、それそれ…イッソヨ(ありますか)?」 布団を1組借りるのに成功した。 ま、でも「good hotelかも、ホームページで紹介してやるか」と思って部屋に帰ったその後、またしても問題発生。 「…トイレの水が流れない。」 幸いKがしたのは小だった。ペーパーも今度は流してない。よかった、この件の前にペーパーの習慣を知っておいて。 どうしても水が出ない。というか、水はタンクに溜まってもいない。もしや漏れているのか!?またしても、おばちゃんHELP ME! おばちゃんはやってくると、タンクの蛇口をひねり、これが締めてあったからなんだよと説明し、それでも疑わしげな我らの前で一生懸命バスやらシャワーやらから水をくみ上げ、タンクに水を溜め、それで流して見せて、やっと我々を納得させてくれた。 それでも我々は心配だったんだよ、おばちゃん。タンクの水は本当に溜まりが遅いから、自力で(シャワーノズルをタンクにつっこまなくても)溜められるかどうか、その後30分ほど実験したんだ。疑ってごめんね、おばちゃん。 |
eigen post(エイゴン ポストゥ) |
一息ついたので、ソウルの街へと繰り出してみる。
では、早速、とわがままを通してもらって、「eigen post(エイゴン ポストゥ)」に行くことに。仁寺洞から鐘路に出た交差点、一等地にある。 eigen post(エイゴン ポストゥ)は、「地球の歩き方」によると、韓国のユニクロ!?とのことで、是非見てみたいお店の一つであった。 そこにたどり着くまでにも、鐘路にはユニクロのような商品を並べるお店は多く、街行くのFASHIONも、日本とあまり変わらないことはうかがえた。 では実際のeigen post(エイゴン ポストゥ)は、どこがユニクロか。目を引くのは、店頭に大きく飾られたタペストリーである。モデルの立ちぐあい、背景のモノトーンがそれらしい。 建物は2階建てで、1階がメンズ、2階がレディースである。商品はあまり柄の入らないモノトーンかツートーンのものが多く、ものによっては「eigen post」のロゴが、タグに小さく、又は胸部に大きく入っている。 明らかに日本では見られないサービスとして、2階には無料でインターネットのできるコンピュータが数台並び、ベンチの脇には薄いコーヒーの入った給水器と紙コップが置いてあった。客は当然のようにベンチでくつろぎ、おしゃべりをしながらコンピュータが空くのを待っている。 この時期のeigen post(エイゴン ポストゥ)のレディース売れ筋はピンク〜紫に基調を置いた秋物。中心に山積みになった商品は、畳むのが面倒だといわんばかりにぐちゃぐちゃになっていた。 ロゴの入り方といい、商品の積み方といい、全体的な印象は、ユニクロというより、GAPに近い。値段もそんなところであった。 Kの購入した商品は、こちら。思い出に、わざとロゴのよく見えるものを選んでみた。 |
オボジングク ソルロンタン |
夕ご飯は鐘路(チョンノ)書籍裏側の食べ物やさん街で、色々物色。
初日だから軽く湯(タン)がいいな〜というC嬢に従い、湯屋を探すことに。しかし、これがなかなか見つからない。 各お店とも、割と外から見ても何をしているお店なのかわかりやすいようになってはいるのだが、ハングル解読に時間がかかる。 とはいっても、これっぽっちもハングルが読めないKはもっと役立たずで、とにかく目に入ってくる漢字や英語を読み、人様が食べているものを盗み見、なんとか「おおう、ここは焼肉屋だな…」と思う程度であった。 そんな街中で、カレーのお店を発見。「これがどこかのサイトで見かけた、韓国の不味いカレーか…」と激写。 初日からなにもまずいと言われているものを食べる気はないので、とにかく「はやっているお店=美味しいお店」を探す。 学生やらサラリーマンやらで混んでいる焼肉屋を発見!美味しそうだ…いやいや、今日は湯屋なんだっけ…と通り過ぎたお店に、今後2回も通うことになる。 鐘路書籍裏の一角をくまなく歩き回り、ようやく湯(タン)屋、「オボジングク ソルロンタン」を発見。なかなか盛況。最後の1テーブルにありつく。 注文の際、やはりかなり手間取る。壁にメニューと値段表がラーメン屋よろしくかけてあるのだが、いったい何が高くて何が安いのか、さっぱり分からない。 Kは適当にカルビクッパを注文することに。骨付きカルビ入りの雑炊。 C嬢はソルロンタンという、白湯の牛だしスープに。 いずれも薄味目で、温かく、消化にいいといった感じ。ソルロンタンは、私にとっては少し匂いがきつかったかなー。 それよりも何よりも美味しかったのは、韓国では食事をすると必ず出てくる小皿のおかず。 キムチなんかは、まぁ、初日だし、比べようもなかったんだけど、なんじゃこりゃぁ!ってな具合に美味だったのが、ナンムル♪ K、初の韓国語トライで、「ムオッ(何)?」連発で指さしジェスチャーという、とんでもないことをやってのけた。 それでも必死の努力で分かったことは、料理の名は、「ホバンナンムル」。その材料は、「ホパ」という、キュウリと瓜のあいのこのような野菜である。 とにかく、この「ホパ」は今後よく口にすることになり、炒め物の具としては一番お気に入りな野菜であった。 |
光化門(クァンファムン) |
ゲームセンター |
光化門(クァンファムン) |
おやじず
初日にして韓国バーで韓国ビール初体験。ソウル、鐘路(チョンノ)ビール、つまみ |