平成21年度アカウミガメ産卵情報 IN MAKINOHARA

牧之原市海岸への4WD車の乗り入れは静岡県条例により禁止されています!
アカウミガメは非常に警戒心が強いので、光が見えると上陸できません!

夜間、駐車場等の利用につきましても十分ご留意下さい。

@6月1日 上陸時間不明 産卵失敗
本年度初上陸である。
しかし、この海岸は最近の砂の侵食が激しいのと、緩傾斜護岸が設置されており、
満潮時には汀線と護岸の間の砂浜が僅か5m程しかない。
護岸の色は乳白色なので、沖合から見ると砂浜のように見える事から、上陸の多い海岸
でもあるが、折角上陸しても産卵ができない。









A6月2日 上陸時間推定午前1時 産卵失敗
連続して昨日と同じ位置に上陸。コンクリート護岸に阻まれ産卵失敗。
同じ個体と思われる。












B6月2日 上陸時間推定午前0時 産卵失敗
 
巡回区域最南端の、ここもまた砂浜のやせ細った位置への上陸。垂直護岸に阻まれ、ボディーピット
もしないで降海してしまった。
C6月6日 上陸時間不明 産卵失敗
D6月6日 上陸時間不明 現状維持(初産卵) 8月21日孵化脱出
  
産卵を1日2日に失敗している同じ箇所に上陸したが、ジャリとコンクリート護岸に阻まれて産卵失敗。
右上の違う海岸には、急斜面の浜がけをかなりの高さまで登って産卵。台風が来るのかも・・・
E6月10日 上陸時間不明 産卵失敗
 
海水浴場中央の監視台前に上陸したものの、車でも入ってきたのだろうか。
そのまま、帰ってしまった。
F6月14日 上陸時間推定午後11時 現状維持 8月23日孵化脱出
 
砂浜の狭いジャリ浜に上陸。吹きだまりに出来た柔らかい砂の中に産卵した。
G6月25日 上陸時間推定午前0時 移植121個 8月24日孵化脱出
  
G-2 6月24日 巡回区域外 産卵未確認

H 6月29日 上陸時間推定23時 産卵失敗

大きく川が蛇行して海に注いでいる部分の砂浜に上陸したものの
産卵しないで帰ってしまった。











I 7月2日 上陸時間推定2時 午前3時45分降海 8月28日孵化脱出
  
沖合の離岸堤を回り込むように上陸。途中浜ガケに遮られ、砂浜上部に上れず、一旦左にいったものの
諦め、右サイドに向きを変え、上部に上って産卵した。
降海途中で発見。甲長80cm弱の若い個体。標識等装着痕無し。
J 7月5日 上陸時間推定2時 8月30日孵化脱出
 
砂浜の広い位置に無事産卵。
K 7月8日 上陸時間不明 産卵失敗
 
緩傾斜護岸の設置された砂浜の非常に狭い海岸に上陸したものの、産卵できないで降海した。
L 7月10日 上陸時間推定午前3時 降海午前4時40分 産卵失敗
 
午前4時20分頃、巡回中の監視員が犬の散歩をしている人から通報。
昨日まで大潮で潮の具合が悪く、朝方上陸したものの、ボディーピットの途中を犬に発見され
諦めて帰ってしまったようだ。甲長819mm 甲巾614mmのやや小型のアカウミガメ。
M 7月14 上陸時間推定午前0時 移植107個 9月6日孵化脱出
  
離岸堤の間から進入して、河川に阻まれ、回り込んで産卵。
砂浜中央部の低い位置に産卵した為、河川が増水すると水没する場所なので移植。
N 7月16日 上陸時間不明 産卵失敗
 
O7月17日 上陸時間不明 移植118個 9月6日孵化脱出

汀線近くに産卵したので水没状態であった。
孵化しない可能性も・・・・
P7月17日 上陸時間不明 移植 97個 9月9日孵化脱出

Q7月17日 未確認 

巡回区域外の足跡。産卵したのかしていないのか確認出来ず。













R7月24日 上陸時間推定午前0時 移植111個 9月12日孵化脱出
  
海水浴場の海の家の自販機の前に産卵。移植した。
S7月29日 上陸時間午前4時 降海時間午前5時55分 移植117個 9月18日孵化脱出
  
午前3時30分巡回後の上陸。巣穴を掘り始めたのが午前4時40分。
海と川に挟まれた水没箇所なので移植。サーファーとメンバーと記念撮影。
21.7月31日 上陸時間午前3時45分 降海時間午前5時55分 移植115個 9月20日孵化脱出

  
午前3時45分、波打ち際から現れたウミガメはゆっくりと砂浜を進み、河川の水門内の堆砂に
産卵したので移植。7月17日と同個体と思われる。
22.8月5日 上陸時間不明 産卵失敗
 
こんなコンクリートだらけの海岸じゃ産卵できません!!
23.8月7日 上陸時間不明 移植109個 9月26日孵化脱出
  
台風の影響の高波のなか、産卵。河川河口工事の為の土砂を積み上げた山に登り、下に落ちて
護岸と土砂の山の間に産卵。工事区域内なので移植。
24.8月8日 上陸時間不明 移植102個 9月30日孵化脱出
 
台風の高波の中を産卵。
海水浴場の海の家の前に産卵。満潮に向けて産卵巣が半分
水没状態な為、移植。
25.8月8日 上陸時間不明 降海時間4時40分 移植109個 9月28日孵化脱出
  
連続して砂浜に産卵。降海途中を発見。甲長760mmの中型のアカウミガメ。
26.8月17日 上陸時間推定23時 現状維持
 
この付近の自然状態での孵化限界日である8月10日を1週間も過ぎての産卵。
自然状態で孵化できないようなら人工孵化に移行するつもりだが、今後の砂温の推移をみて
対応したい。

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