この砂温測定は、(社)海と渚環境美化推進機構 補助事業「海浜生物生息調査」として、カメハメハ王国が相良海岸に
設置しているもので、ウミガメの雌雄や孵化率を左右する重要な要因である砂温の変化を定量的に測定しようとするものである。
米国、オンセット・コンピュータ社製のTidbitという温度計を砂中60cmに埋め込み、1時間毎に測定している。


このグラフは2002年7月13日に産卵した産卵巣に設置した温度計が記録したもので、浜ガケ途中を崩して産卵したもの。
2002年8月20日台風13号の高波により、露出寸前になった為、移植の為掘り出したところ、全巣が全滅していたものである。
対照として、昨年同期日の同砂浜の深度60cmの温度と比較すると、7月20日頃より非常に高温状態が続いており、深度60cm
地点においても、外気温の影響を顕著に受けていた事がわかる。(その前の台風9号及び11号の影響により浸食された)
その為、産卵巣が異常に高温になり、発生停止に至ったものと思われる。

HOMEに戻る
BACK