浜岡原発再開のために      メールアドレスは wbs20260@mail.wbs.ne.jpです 

私は原子力発電の推進派である。*1 エネルギーの安全保障という観点から備蓄がしやすいウラン燃料に期待する
しかしこのままでは原発は「資本主義の諸矛盾」になる。また使用済み燃料や放射性廃棄物の置き場所がなくなってしまう。

 私はエネルギーの安全保障という観点から原発が必要と考えるが、政府と国民の信頼関係はそれより上位の概念である *2
原発の存在自体が政府と国民の信頼を損ねるというのなら、一刻も早く止めるべきである。 


原子力発電の埋まらない溝 原発推進派は信頼できない 対 原発反対派は信頼できない という事 これはもう信念の問題である
この事に関して解決策は無い この国に政党がいくつもあり、それらが何十年も続いているように、この問題も解決しないと思う
ただ、お互い、この問題が解消した時に、「よかった」と思える対決をつづけていきたい。

 

 



 自分の浜岡原発の再開に向けての考えを書く
 

1.
中部電力の本社の浜岡移転

2.
原発内作業員の総正社員化と原則下請け禁止 他社の社員も労働組合員のみとする

3.
浜岡周辺市町村での電力料金を1/3とする 原発交付金は廃止。


  この三行だけである。 以下の文章はすべて蛇足である。



 あと電力が十分に供給できる事が決まったら、天竜川にある水力発電所のダムをいくつか壊して、溜まっている砂を下流に流してもらいたい。 遠州灘の砂浜の減少の原因の1つはダムではないだろうか? 原発ならダムを作らなくてもいいという点をアピールしたい

 


 今後も「政府が何かうまい手段を見つけて原発存続」という事は無い。ならば、電力会社側が動いて状況を有利にした方が早い。
 
 聖書の「悪魔がキリストに言った。神を信じているのなら、神殿の屋根から飛び降りてみよ そうしないのは神を信じていない証拠だろう」 この悪魔の論理でしか物事はもう進まないのではと思う。

 原子力発電に反対する立場であれば、やる事は簡単である。国会議員の選挙で共産党に投票すればいい。 だが私のように賛成する立場の人間はやる事が多すぎる。大前研一のような人間であれば、提案できる事は多いと思うが、私立文系の自分のできる非技術的な提案を書いてみた。 規制をいくら決めてもうまくいかない事がわかった現在、それに替わる方法を考えるべき 

 



1私の原子力発電に対する考え方


 推進派である。エネルギーの安全保障という観点から備蓄がしやすいウラン燃料に期待する。日本に石油は出ない。石油に支えられた近代科学文明そのものである日本社会の維持のために、原子力が必要だと思っている。
 エネルギーの安全保障という考えは、食料の安全保障である食料自給率より人気が無いが、現在の農業は化学肥料と農薬とトラクターとトラックが無ければ成り立たない。土地と労働力以外のすべてを輸入に頼っている状態で、食料自給率の意味はあるのだろうか。畜産は飼料のどれくらいを輸入に頼っているのだろう? 稲作は石油の輸入が止まっても可能だろうか?  資源をすべて輸入に頼る日本が石油だけ、石炭だけ、天然ガスだけに頼るのは危険な事だと自分は考える

 化石燃料系の資源は輸入・備蓄に大変な労力がかかり、円滑な輸入は平時にのみ行える。石油は中東産に大半を依存しており、過去のOPECの石油戦略の発動によるオイルショックは冷戦時のアメリカでも止める事ができなかった。石炭・LNGは中東ではないが、輸入にたよる事は同じである。

年間数億トンにもおよぶ資源輸入が今後も円滑に進むのであればよいが、戦後50年うまくいってきたからといって、今後も続くのか自分は不安である。

 近年 ミャンマーからの物資の輸送ルートを確保し始めた今後の中国との、海軍の造艦競争に日本は対抗できるであろうか? アメリカが助けてくれるだろうか。?

 ウラン燃料も輸入に頼るが、国内備蓄が容易である。原発なら一回燃料ウランをセットすれば、一年間交換無しに発電できる。火力発電所ならば年間数万トン〜数十万トンの石油、石炭、LNGが必要である 

 中国も、経済成長を遂げ日本と同じような経済構造になってきたとするならば、今度は中国自身の社会構造が戦争を許さない。しかし、戦略目的が不明・勝利条件が不明な戦争(その頃は事変と言ったが)を前世紀に長々と行ってきたのは他ならぬ我々日本自身であり、国際情勢の不安定さという事に関して、こちらの備えを整えておきたい。

自分は原発を使って経済成長を起こし、日本にもっともっと働き口を作りたい 少なくなる雇用を巡って奪い合うより、新しい雇用をトータルで作りたい 今と同じ生活レベルでいいというは、持てる人間の言う事。

 

*2 日本人の政治の原点というか、最大公約数のひとつはこれだろう。

そこには、政治のあり方を弟子の子貢(しこう)に問われた孔子が「食料備蓄、軍備の充実、民の信頼」を挙げ、さらに、その三つが保持できない場合、まず何を捨てさるかを問われ、まっ先に「軍備」を挙げ、次に食料備蓄を挙げ、なによりも大切なのは人民の信頼で、これを失ったら一切の政治はないと説いているのである。

「子貢、政(まつりごと)を問う。子曰く『食を足(た)らし、兵を足らし、民之(これ)を信ず』子貢曰く『必ず巳(や)むことを得ず

して去(す)てば、この三者に於(お)いて何を先にせん』曰く『兵を去(す)てん』子貢曰く『必ず必ず巳(や)むことを得ずして去(

す)てば、この二者に於(お)いて何かを先にせん』曰く『食を去(す)てん。古(いにしえ)より皆死あり。民信なくば立たず』顔淵題

十二286
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『論語の読み方』山本七平 祥伝社

 

 私の事故についての考え方  「 東電は無罪である 」 

福島原発の事故の責任はすべて 国(経済産業省と原子力保安院と文部省)にある 
東京電力は現場の作業員にすぎない  

 経済産業省の廃止と文部省の原子力委員会と原子力安全委員会の委員の公職追放 
 国公立大学の原子力関連学部の廃止
 原発を推進してきた自民党と民主党の全国会議員の辞職を要求する

今後10年ほど 日本の原子力関係の部署はアメリカの原子力規制機関の配下に入る
東大出の役人は信用できない 戦前の日本が軍官僚をコントロールできなかったように、現在の日本もやはりコントロールできない。

 
省庁再編にともなう事務処理が大変なら、予算における経済産業省予算の否決で対応したい
個人の責任は問わない ただ組織は無くした方がいい

今後経済産業省の次の組織と文部科学省と国会を福島原発の隣に作り 除染のモデルケースとする
絆と復興を唱えるのなら、国会議員と高級官僚から福島に移住するべき



 また東京大学から理系の学部を無くしてほしい 
 大学の権威と理系の学問の信頼性の切り離しは今後の日本のためになると思う  


 今回の原発事故の一番の問題は事故が起こった事よりも、「上に立つものが行動を起こさず現場だけが残った」事にある 
政府と国民の間の信頼関係が崩れる事の方が、私は原発事故よりも恐ろしい。 今後、どうやって子供にこの事を伝えれば
いいのだろう。 

 

事故の事前準備

あらかじめ 冷却水と汚染水用のタンクを作る

 現在福島で行われているような・表土をはぐ ・水洗い ・草木を刈り取るのような除染は効率が悪く作業員の被爆が増える それより住宅地を造成し、その高さを3メートルほどの高さにし、そこの上にマンションなりアパートを作った方がいい 

 また立ち入り制限も取るべきではない 避難する・しないは住民の権利である 住民を強制移住させる権利が行政にあるのだろうか
 
 測定した線量に応じて 法人税・住民税・相続税の税率を下げる特区を制定してほしい そこに居住すれば税金が安くなるタックスヘブンとなれば高線量など物の数ではないと思う。 相続税がかからない土地があれば、使えるが100年後であれ、需要があると思う。 

発電所が事故発生と同時に行政を介さず、住民に危険を直接知らせる体制を作る  今の県以上の行政は非常時に邪魔なだけである。  
 
のろしが有効だと思う 古タイヤとかを燃やしてほしい
照明をつけたバルーンとかはできないだろうか 

・気象庁は気象や線量のデータを隠蔽する恐れがある ウェザーニュースに期待する

・行政機関は交通機関を接収し住民の避難にあてる
 静鉄と遠鉄のバスは浜岡に集合 
 耐震対策が済んでいると宣伝している新幹線が最適か 
 女子供を京都・奈良・東京ディズニーランドに送りこもう 避難先は交通の便のよい所に限る 修学旅行先とかがいい

・浜松基地の飛行機にスクランブルをかけてもらい空から現状を付近住民に知らせる
 できれば飛行機と原発の中と連絡の取れる無線機もしくは携帯電話がほしい 上空のAWACSからのデータを受信できれば、SPEEDiなんかいらない


・国会議員 経済産業省幹部 高級官僚で事故時の清掃人を編成する  国家公務員試験を受けた優秀な人材であれば被爆しても大丈夫であろう。国家運営と同じく事故原発の収束を彼らに任せたい。
  

ついでに原子力/核について書くと

 核武装・・・ よく「原子力発電=日本の核武装」という陰謀が出てくるけど、では、もし核武装ができたとして「何をしたいの?」
 核兵器を持つ、その目的は何なの?また大陸に侵略する? ロシアから北方領土を取り返す? どっちの国も水爆付きのICBMを持ってます。今から日本が核燃料を転用して核兵器を作っても完成するには何年かかるのでしょうか。
 また自国の核兵器に頼るような状況≒米国の核の傘に頼れないという非常にまずい状況と思われます。フランスの独自核開発のような状況が今後予想されるのでしょうか?

 あと再処理工場も同様 世界の核兵器保有国は軽水炉で原子力発電→溜まった使用済み核燃料を再処理工場へ→核武装というステップを踏んだのでしょうか。 高速増殖炉も止まり、重水炉もなくなった日本は核保有の野望をもっているのでしようか?
  ついでにプルトニウム・・・・そんなに核武装したい日本なのに電力会社はプルサーマルを推進しているの? プルサーマルをやるとせっかく貯めたプルトニウムが使いにくいアイソトープに変わってしまうのでないですか  なんでみんな反対するの? 原爆の材料になるプルトニウムを改変させる事はよくない事なのか。?

 それより先に、相手の核攻撃に対抗する準備ができていません。派手なMD防衛より先に、基地の耐爆化、高高度核爆発によるEPM攻撃耐性、地味だけど弾薬と燃料の備蓄 等々これらの完了する日はいつなのでしょうか。また国民の間に核戦争を耐える合意はあるのでしょうか?

 上に書いた戦略目的が不明の文章とまったく矛盾するけれども、戦争とは外交の一手段であり、国際紛争解決の最後の手段です。周辺国の間に戦争に訴える程の問題を抱えていない国が「とりあえず核兵器を作っておこう」というのは不思議な感じがします。




放射線計測のページ       自分の国際情勢認識       使用済み核燃料の勉強       理解のための本

その他の自分の考え