原子力発電への理解のために 小説の形でどうぞ

   

 

 

1. 『油断』 堺屋太一 文春文庫

 作者は評論家の堺屋太一  戦争により中東からの石油の輸入が止まってしまった日本。  戦争そのものは日本にはまったく波及せず、中東の原油の輸入ができなくなるだけ 中東以外の地域からの輸入はできます。 ただそれだけの事が、日本にどのような影響を及ぼすのかが描写されます。

 昭和50年代に出版された本ですが、現在でも日本のおかれる状況はあまり変わっていない筈です。
 作中で問題になった石油備蓄の量は増えましたが、中東での戦争が長引けば同じ事です。

中東の国々が不安定で、お互いに戦争をする事、これは日本にはどうする事もできません しかし、日本が中東産のエネルギーに依存している事はすこしづつ変えていく事ができます。 世界で一番安く大量に石油を産する地域に依存してしまう事 通常は正しい事ですが、それが止まる かもしれない。その時の事を考えて、石油の備蓄、自然エネルギーの開発、原子力発電が 進められてきましたが、いまだに輸入する石油の大半は中東産なのです。

 私の持っているのは文春文庫の文庫版 過去にハードカバー(たしか経産省の覆面官僚の書いた本だったはず) 現在も単行本で出ているはずです。

 

2.『放射性廃棄物の憂鬱』祥伝社新書 楠戸 伊緒里

とりあえず原発からの廃棄物に関してはの基礎知識

『放射性廃棄物の憂鬱』祥伝社新書 819円楠戸 伊緒里

が入手しやすい  いかにも系なタイトルだけど、内容はかなり落ち着いている(祥伝社新書が落ち着いたタイトルの良書を出したらそれはそれでショッキングな出来事) あとの情報はネットでぼちぼち探してくれい。

 

3.『国家とエネルギーと戦争』 渡部昇一

  自分の言いたい事は大体この本の中に。 現在発売中 祥伝社新書

 

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