2011年6月にハワイ・マウイ島にある天文台で発見された彗星、当時はまだ木星よりも遠い軌道にあり19.4等ほどの明るさでした。
近日点は2013年3月10日、当初はマイナス1等ほどにもなるかもしれないと予想されたほどでした、残念ながらそこまでは明るくならずまた北半球からは近日点を通過した後から見えるようになりました、また太陽との位置関係が悪く当初は日没後の薄明かりの残る高度の低い位置での観察となり見つけるには慣れが必要でした、4月からは明け方の空で高度を上げていきましたが近日点通過から1ヶ月もたち明るさは暗くなっていきました。
Ai AF Nikkor 85mm F1.8S + Nikon D90
露出1秒 F4 ISO400
近日点通過から5日、太陽に近いものの薄明かりのなかで見ることが出来た、実際肉眼で見ると写真で見るほどはっきりは見えないので見つけるのは難しかった。
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3月16日 18:39
FC-76(D=76mm f.l.=600o F8)+Nikon D90
露出10秒 ISO400
FC-76で撮影、10秒の露出でも良く写っている、しかし肉眼で見つけるのはやはり難しかった。
3月19日 18:47
FC-76(D=76mm f.l.=600o F8)+Nikon D90
露出20秒 ISO400
住宅街の自宅だと高度が低いので電線や植木が邪魔になる。
Ai Nikkor 35mm F1.4S+Nikon D90
F? 露出15秒 ISO1600
近日点通過から1ヶ月が経ち暗くなってしまったが、明け方高度を上げてきた、カシオペアの頭付近にいる、今後天の北極に近づき一晩中見えるようになる。
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4月13日 3:53
SSC-12(D=304mm f.l.= 3048mm F10)+Nikon D90
露出10秒 ISO400
30cmシュミットカセグレンで撮ると下にイオンテールも写る。
4月14日 4:00
FC-76(D=76mm f.l.=600o F8)+Nikon D90
露出5分 ISO800
FC-76で撮影、この日は空気の透明度が低く、露出も5分必要になった。